プロレスリング・ソーシャリティ【社会・ニュース・歴史編】

社会、ニュース、歴史、その他について日々思うことを書いていきます。【プロレス・格闘技編】はリンクからどうぞ。

2021-01-01から1年間の記事一覧

上野千鶴子「<美人>はアウトだが<イケメン>はOK」の真実

上野千鶴子氏と言えば、フェミニズムにほとんど興味のない人さえ聞き覚えがあるフェミニズムの古参闘士であり巨頭である。 その彼女へのルッキズムについてのインタビュー記事が、週刊ポストの最新号に載っている。 (⇒ Newsポストセブン 2021年12月25日記事…

「ヘンな奴」リスクで日本人は中国式統制社会を支持する?

12月17日、大阪市の雑居ビルに61歳の男がガソリンで放火し、(今のところ)25人を殺害した。 12月21日、横浜市営地下鉄の車内で、50~60代くらいの女が乗客の女性2人をハンマーで殴って逃走した。 毎日毎日、何年も前から日本では、こんなニュースばかりが流…

日本が韓国・台湾に一人当たりGDPで抜かれる近未来-DX拒否という道徳

12月15日、日本経済研究センターは「2027年には日本の一人当たりGDPは韓国・台湾に抜かれる」という推計を発表した。 (⇒ 日本経済新聞 2021年12月15日記事:1人あたりGDP、27年に日韓逆転 日経センター予測) その要因として挙げられているのは、日本の行政…

ニュージーランド、タバコ廃絶へ-タバコなき世界が失うもの

ニュージーランドが、ついにタバコ廃絶に動く。 12月9日、同国政府は「2027年に14歳になる者は、国内での合法的なタバコ購入を生涯にわたって不可とする」法案を来年6月に議会に提出し、2027年の施行を目指すとの方針を明らかにした。 これはタバコ対策とし…

マスクで厳格イスラム化する日本-イスラムはルッキズムから女性を守っている?

コロナ禍になる前から、日本人は大のマスク好きであった。 もしかしたら「世界一マスクが好きな(人が多い)国民」とさえ言えたかもしれない。 それが今、ますますマスクが「手放せない」「外したくない」という人が増えているという。 それはコロナ感染を防…

男の乳首を恥ずかしがる文化が地球上にない件-マドンナのインスタ投稿

11月26日、世界的スーパースター歌手のマドンナは、 「インスタグラムは、私の乳首の一部が露出していたからと言って、私の投稿した写真を警告・通知なしに削除した」 として、その写真の乳首をハートマークで隠したものを再投稿した。 (⇒ ハフィントンポス…

コロナ収束感の日本と感染再拡大の日本以外-勝ち組はあざなえる縄のごとし

なんだかもう日本では、新型コロナの感染は収束したかのごとくである。 今ではもう、全国での新規感染者は100人程度になっている。 死者となれば極微量、と言っていいほどだ。 それなのにヨーロッパはコロナ第4波・第5波に見舞われ、ドイツでは11月25日時点…

「飲みニケーションは悪」-ますます仕事に敵対的になる日本人

職場の飲み会である「飲みニケーション」は、極めて大事だと思われていた時代があった。 酒が飲めない人間はつまらない奴と言われていた時代があった。 居酒屋で職場の人間が集まって飲み会をやる光景は、日本の職場の象徴の一つだった。 テレビの(酒の会社…

小室夫妻騒動の結論「身元調査は正しい」がもたらす影響

国民的大騒動となった秋篠宮眞子さまと小室圭氏の結婚「スキャンダル」は、結婚が成立し夫妻がアメリカに渡ってからも、(さすがに結婚前ほどではなくなったが)まだ続いている。 さてそれで、今回の騒動の結論めいたものを探すとすれば、何だろう。 おそら…

「竹島と北方領土はもう返ってこない」とみんなわかっている?

11月16日、韓国警察のトップである警察庁長が、駐在する韓国警察官を激励するため12年ぶりに竹島に上陸する(した)そうである。 日本政府は外交ルートを通して抗議し、中止を求めたとのこと。 (⇒ 産経新聞 2021年11月16日記事:韓国警察トップ竹島上陸か …

「紅白」歌合戦終了か-選挙ハガキの男女欄は廃止しないのか?

日本の年末の代名詞、超長寿番組である「紅白歌合戦」―― それが2021年の今年は、ついに「紅白」即ち「紅(赤)の女性陣と白の男性陣」のチーム分けが廃止になるかもしれないという。 もしそうなったとしても、いちおう「紅白」歌合戦の名は残るだろう。 こん…

ムツゴロウ86歳いまだ健在-堂々たるタバコ愛とギャンブル愛

文春オンラインで、あのムツゴロウこと畑正憲 氏(86歳)の近況インタビューが掲載されている。 bunshun.jp ムツゴロウと言えば、アントニオ猪木や長嶋茂雄らと同じく、昭和のスーパースターの一人である。(個人的には) 思い返せば64年も続いただけあって…

続々更新、過去最高益&売上高-「コロナ景気」と「コロナ経済効果」

日本では、(他の世界を差し置いて)新型コロナの感染者数が「壊滅的」と言っていいほど激減している。 それがなぜなのか、ウイルス専門家にもよくわからないらしい。 そして不思議と言えば、このコロナ禍なのに、「過去最高益」「過去最高売上」を記録する…

こども園侵入殺人未遂事件-死刑に犯罪抑止力はなくてもWin-Win効果はある

11月9日10時40分頃、宮城県登米市の豊里こども園に刃物を持った31歳の男が(柵を越えて)侵入し、男性職員に襲いかかったが格闘の末に取り押さえられるという事件があった。 男は「子どもを殺すために侵入した」と言っているという。 おそらくこれも、例によ…

「狂人無罪」「少年無罪」に反対すれば選挙に通る説

11月4日、神戸地裁は、2017年に3名殺害・2名重傷の結果をもたらした30歳の男に無罪判決を下した。 もちろん理由は、俗に言う「狂人無罪」―― すなわち、心神喪失による責任能力のなさを認定したことによるものである。 これについて私は、かねてから非常に不…

京王線ジョーカー仮装大量殺人未遂事件-犯罪も東京一極集中と殺人コンテンツの影響

10月31日のハロウィンの日、東京都調布市内を走行中の京王宣伝車内で、24歳の男が刃物で乗客に切りつけるほか、可燃物をペットボトルで撒いた上に火を付けて逮捕された。 死者は今のところ出ていないものの、意識不明の重体者は出ている。 さてこの犯人、福…

超意外な展開、小室圭さんNY弁護士試験に落つ

つい10月26日に、眞子さまと結婚した小室圭 氏だが―― 10月30日、彼が7月に受験していたニューヨーク州弁護士試験に不合格だったことが判明した。 これは、意外の一言である。 だって結婚と同じ26日には、当のニューヨーク州弁護士会が主催する論文コンテスト…

眞子さま結婚会見の質疑応答取りやめ-回避された惨劇

10月25日、翌日に迫った「眞子さま&小室圭さん」の結婚会見について―― 宮内庁は、両者と記者の質疑応答を取りやめることを発表した。 まず両者が伝えたい事柄を述べた後、事前提出の質問5問への回答を文書で記者代表に渡して退席する、という形式になるそう…

「日本滅亡」を望む日本人は多いのではないか、説

最近ネットで流行るもの―― それは 「今の日本がいかに世界に負けているか、 安い国であるか、 衰退するばかりの国であるか」 という日本ダメ論である。 (⇒ 幻冬舎ゴールドオンライン 2021年10月21日記事:日本の1人あたりGDPは「世界23位」…低賃金と非正規…

スーパーマン、公式に両性愛者になる-日系恋人ナカムラと日本の腐女子BL同人誌

ついに、アメコミ界最大最高のヒーローで、世界に知らぬ者もない「スーパーマン」が、両性愛者であることをカミングアウトした。 DCコミックの最新刊では、スーパーマンは男性記者と恋に落ちるそうで、そのキスシーンや並んで座るシーンが先行発表されている…

中国共産党王朝はどこへ行く-統制超大国へのシンパシーという問題

アフターコロナを睨んでのことかどうか知らないが、ここ数ヶ月の中国の「統制超大国」化がスゴい。 まず、男性同性愛(いわゆるBL、ボーイズラブ)は「不良文化」だとして製作・販売が禁止された。 ゲーム世界においてはネットの「投げ銭」を禁止、しかもネ…

仏カトリック聖職者による性的虐待者は21.6万人-地球はイスラムの惑星になる?

10月5日、フランスのカトリック教会の聖職者による性的虐待の調査に当たっていた委員会は、 「1950年以降、推定で21万6,000人の子どもたちが性的虐待の被害に遭った」 との報告書を発表した。 これは日本での扱いこそ小さいニュースなのだろうが、超ド級のニ…

眞子さまPTSD公表-小室夫妻は「反日皇族」になるのか?

10月1日、眞子さまが小室圭 氏と10月26日に結婚することが宮内庁から正式発表された。 それと同時に、眞子さまが「複雑性PTSD」に罹っていることも公表された。 世間からの誹謗中傷が原因で、 2018年~2019年頃から「人間としての尊厳が踏みにじられている」…

自民党総裁に岸田文雄が当選-地味な世襲政治家の勝利

9月29日、自民党の総裁選が行われ、岸田文雄氏が河野太郎氏を決戦投票で破って当選した。すぐに次期首相となる。 今回の4候補の中で岸田氏は、世間の知名度において最も劣ると言って間違いではない。 つまり最も地味でアクが弱くクセがなく、無色透明という…

「親ガチャ」には一つだけ解決策がある

昨今、話題なのが「親ガチャ」である。 結局人間、「生まれ」で人生が決まる。 親の社会的地位や収入で人生が決まる。 いくら努力したところで、恵まれた生まれつきの人には勝てない。 たまたま貧困家庭に生まれたら、それだけでとてつもないハンデになって…

ソドムは隕石爆発で滅亡した?-聖書と神話は事実を物語るか

「ソドムとゴモラ」といえば、聖書の中で神の怒りに触れて滅亡した町として有名である。 神は何に怒ったかと言えば、ソドムの場合は住民が男色に耽ったことであるとされ―― おかげで英語の「ソドミー」は、男色を示す言葉となったとなったのは周知のとおり。 …

なぜ寄生するのはハチばかりなのか?ー行動は遺伝子に影響を与える?

「クモヒメバチ」というハチは、クモに卵を産み付けて自分に都合のいいようにクモを「働かせ」、あげくに幼虫に食い殺させる習性があるらしい。 (⇒ 東洋経済オンライン 2021年9月18日記事:「クモを薬漬けにし死ぬまで働かせるハチ」の驚嘆) しかしこれは、…

「タリバン・アフガンをスルーするなら何でもスルーすべき」論

この8月にアフガニスタンを奪回した形となったタリバンは、着々と――と言うより、光の速さで女性の権利を制限し始めた。 「女性省」は当然ながら廃止され、代わって「勧善懲悪省」ができた。 この勧善懲悪省というのはイスラム圏の国によく見られ、ロシアにと…

情報淫楽症または情報オナニーの時代-コロナ陰謀論にカネを払う人

新型コロナウイルスはデッチ上げであり何者か(世界支配層・富裕層)の陰謀であり、 ワクチン接種ももちろんその一環であり、 それどころかむしろ病気を拡散させ、 マイクロチップを体内に埋め込む手段である―― というようなことを主張するコロナ陰謀論・反…

皇室の異様な女子率と未婚率、そして眞子さまの脱出

もうスキャンダルと言っても的外れではなさそうな眞子さまと小室圭氏の結婚話は、どうやら今年10月中にも入籍の方向で決まりのようである。 これに関連して、現在の皇室の構成図が新聞各紙に掲載されている。 (共同通信の作成:皇室の構成図) これを見て誰…