少子化
11月8日、日本保守党の百田尚樹党首は、自身のYouTube番組「ニュースあさ8時!」(パーソナリティは仲間の有本香 氏)で、「SFたとえ話」として少子化問題への対案を発言した。 その「こうすればいいって言ってるわけじゃない」という提案とは、 (1) 女性は…
6月5日、厚生労働省は昨年2023年の合計特殊出生率が過去最低を更新し1.20だったことを公表した。 また婚姻数も47万4,717組で、戦後初めて50万組を割り込む結果となった。 もちろんこれは、驚くような話ではない。 出生率も婚姻数も減少していくのはとっくに…
2月27日、厚生労働省は2023年の国内における出生数(速報値。日本生まれの外国人を含む)が、過去最少の75万8,631人(前年比5.1%減)だったと発表した。 この「過去最少」記録は、8年連続の更新となる。 また婚姻件数の方も前年比5.9%減の48万9,281組で、90…
中国の新聞『中国青年報』の行ったアンケート調査結果というのは、人によっては爆笑ものである。 なんでも ●中国の若者たちの最大の悩みは、男女を問わず「恋愛の仕方が分からない」ということが判明。 ●調査対象者(23歳から38歳の独身男女)の大半は、交友…
国立社会保障・人口問題研究所の最新推計値によると、2005年生まれの女性が50歳到達時、一度も子どもを持ったことのない人は最大42%、最少24.6%に上るという。 男性は女性より未婚率が高いので、これが最大50%程度になるとされる。 2055年の日本ではだい…
働く女性300人(子あり150人・子なし150人)を対象に調査したところ、 その44.0%は「子どもを産みたいとは思わない、産む予定はない」、20.0%が「こどもを産みたいと思っているが、産む予定はない」と回答したとのこと。 (⇒ LIMO 2023年6月27日記事:働く女…
5月25日、長野県中野市の市議会議長の長男(31歳)が、散歩中の女性2人をナイフで殺害した後、駆け付けた男性警察官2名も(パトカーに乗った状態で)猟銃で殺害した。 彼は自宅に立てこもったが、自分の母親は逃がし(または母親は逃げ出し)――父の市議会議…
日本のZ世代(の18歳から25歳)の約半数が「将来、子どもは欲しくない」と回答したらしい。 そして韓国でも、20代と30代の女性のうち約半数が「女性の人生に結婚・出産は重要でない」と回答し―― 女性にとって結婚と出産は必須だと答えたのは、わずか4%だっ…
引き続き、同性婚容認(法制化)の話である。 繰り返し念のため、私は同性婚容認に賛成である。 しかしこれも繰り返すが、同性婚を容認するなら近親婚を容認する理由はなくなる。 従って同性婚を容認するなら、近親婚も受け入れるのが当然の帰結となる。 (⇒…
子育てにはカネがかかるという。 カネがかかるのが、少子化の大きな要因になっているという。 このうち最大の因子が「教育費」なのだと言われているが―― その附属費というか周辺費用もまた、多岐にわたり多額に上る(のだろう、きっと)。 そういった周辺費…
またまたスマッシュヒット級の犯罪話というか―― 2月7日、東京都東大和市において、元占い師の男性(74歳)とその元妻(43歳)が、準強制性交未遂の疑いで逮捕された。 10代の女性を家に連れ込み、「死を免れるには私と性交するしかない」と脅したのだという…
1月6日、日本財団が実施した「18歳意識調査」の結果が公表された。 「将来結婚したいと思うか」には男女とも4割超が「したい」、 「どちらかといえばしたい」を含めれば6割超、 「実際に将来、結婚すると思うか」には「必ずすると思う」が男2割、女1割。 と…
12月29日、厚生労働省国立社会保障・人口問題研究所の発表に基づき、2020年時点の日本の50歳未婚率(生涯未婚率)は「男性28.25%・女性17.81%」となったことが集計された。 (⇒ 東京新聞 2022年12月29日記事:50歳未婚率が急上昇 20年は男性28%、女性17%)…
アメリカの精子バンクでは、黒人男性の精子の登録が極端に少ないそうである。 (⇒ クーリエ・ジャポン 2022年12月14日記事:黒人の精子が一瞬で完売する理由──なぜ黒人ドナーの争奪戦が起きているのか) そのこと自体はたいがいの日本人にとっては「ふーん」…
新潟県南部に「妻有」という地域があり、十日町市・津南町の2自治体で構成されている。 そこでは、「妻有新聞」というローカル紙が週1回発行されている。 こう言っては大変失礼だが、かなり田舎の地域であると察せられる。 しかしそんな地域で地元に根差した…
国立社会保障・人口問題研究所が行った最新の調査によると―― 「一生結婚するつもりはない」と回答した人(18歳から34歳の未婚男女)の割合は、男性17.3%・女性14.6%と、男女とも過去最高となったらしい。 「一生結婚するつもりはない」とは、なかなか強い…
もちろん、「恋愛相手や結婚相手をマッチングアプリで探す、しかも政府がそれを後押しする」なんて世も末だ、情けない……なんていう感想を持つ人も多いだろう。 というか今は、そういう人の方がはるかに多いだろう。 しかし私は、これをいいことだと思うので…
2022年の参院選は、自民党の大勝に終わった。 これを「現状維持」と言うべきか「現状加速」と言うべきかわからないが、ともかくもこれが日本国民の選択であった。 それを後世の人はどう見るだろうか。 しかし、今の日本が直面する最大の課題が「人口減少」で…
つい先日、日本の「男性の4人に1人、女性の6人に1人は生涯未婚」であるとするニュースについて、記事を書いた。 (⇒ 2022年6月11日記事:「男女の4~6人に1人は生涯未婚」は妥当な水準ではないか説) それから間髪入れず本日、内閣府の男女共同参画白書にお…
2月7日、内閣府は「日本経済2021-22」(ミニ経済白書)を公表した。 それによると、25歳から34歳の年齢幅での世帯類型では、 ●所得400万~499万円で「子どものいる夫婦という世帯類型」は、2019年に全体の9.8%(2014年は13.2%) ●所得300万~399万円では5.…
もうスキャンダルと言っても的外れではなさそうな眞子さまと小室圭氏の結婚話は、どうやら今年10月中にも入籍の方向で決まりのようである。 これに関連して、現在の皇室の構成図が新聞各紙に掲載されている。 (共同通信の作成:皇室の構成図) これを見て誰…
日本の少子高齢化を知らない人はいないが、それは韓国も同じかそれ以上である。 何と言っても韓国の2020年の出生率は1.0を切る0.84で、世界最低水準となった。 そして中国でも現在の成人独身者は2億4000万人、将来は4億人になると予想されているそうだ。 (⇒…
他人の握ったおにぎりなんて、食べられない・食べたくない―― そういう人が多いというのは皆さんご存じだと思うが、ついにその「問題」が大学の医学部の入試試験に採り上げられたという。 gendai.ismedia.jp リンク切れを考慮して問題文だけ抜粋してみると、…
7月10日に総務省が発表したところによると―― 日本の人口は2019年1月1日時点(人口動態調査)で、1億2477万6364人と前年から43万3239人の減少。 減少は10年連続で、その減少幅は1968年の調査開始以来、最大を記録したらしい。 (⇒ 日本経済新聞 2019年7月10日…
6月1日、元農林水産省の事務次官(中央官僚のトップ)を務めた76歳の父親が―― 引きこもりでネットゲーマー、家庭内暴力者でもあったという44歳の息子を殺害して逮捕された。 何でもこの息子、ネット上では「月に課金30万円台」とか自慢ツイートしていたらし…
人間関係すなわち「人と接するリスク」こそ現代社会の、そして人類最大最後のリスクである―― ということを述べた記事は、このブログでも何度となく書いてきた。(興味のある方は過去記事を検索されたい。) そしてネットメディアにも最近は、同様の記事が多…
「ハラミ会」って焼き肉のハラミを楽しむ会かと普通に思えば、何と―― セクシャル「ハラ」スメントを「未」然に防ぐ飲み会、 すなわち女性を招かず男だけでやる飲み会のことだそうだ。 世の中には、どこにでも知恵者がいるものである。 こういうことなのがア…
日本の中高年男性は“先進国で最も孤独”で、それには深刻な健康リスクが伴っているそうである。 bunshun.jp さて、根本的に思うのは、じゃあ日本のオジサンたちは―― いや、未来のオジサンたる若い男性も、はたして心の底では“繋がり”を求めているのだろうか、…
有名女優カトリーヌ・ドヌーブ(74歳)らフランス女性100名が『ル・モンド』誌に寄稿し―― かの「#MeToo」(セクハラなどの性暴力を告発)運動が、行きすぎた魔女狩りに堕したとする論陣を張った。 www.jiji.com www.huffingtonpost.jp ドヌーブらは、社会的…
少子化、人口減少、限界集落、地方消滅、空き家問題―― これらが21世紀序盤の日本のキーワードであることは、もちろん常識である。 少し前「消滅可能性都市」というのが日本創成会議から発表されて話題になったことがあったが、あなたの住む街もその中に入っ…