少子化
1月6日、日本財団が実施した「18歳意識調査」の結果が公表された。 「将来結婚したいと思うか」には男女とも4割超が「したい」、 「どちらかといえばしたい」を含めれば6割超、 「実際に将来、結婚すると思うか」には「必ずすると思う」が男2割、女1割。 と…
12月29日、厚生労働省国立社会保障・人口問題研究所の発表に基づき、2020年時点の日本の50歳未婚率(生涯未婚率)は「男性28.25%・女性17.81%」となったことが集計された。 (⇒ 東京新聞 2022年12月29日記事:50歳未婚率が急上昇 20年は男性28%、女性17%)…
アメリカの精子バンクでは、黒人男性の精子の登録が極端に少ないそうである。 (⇒ クーリエ・ジャポン 2022年12月14日記事:黒人の精子が一瞬で完売する理由──なぜ黒人ドナーの争奪戦が起きているのか) そのこと自体はたいがいの日本人にとっては「ふーん」…
新潟県南部に「妻有」という地域があり、十日町市・津南町の2自治体で構成されている。 そこでは、「妻有新聞」というローカル紙が週1回発行されている。 こう言っては大変失礼だが、かなり田舎の地域であると察せられる。 しかしそんな地域で地元に根差した…
国立社会保障・人口問題研究所が行った最新の調査によると―― 「一生結婚するつもりはない」と回答した人(18歳から34歳の未婚男女)の割合は、男性17.3%・女性14.6%と、男女とも過去最高となったらしい。 「一生結婚するつもりはない」とは、なかなか強い…
もちろん、「恋愛相手や結婚相手をマッチングアプリで探す、しかも政府がそれを後押しする」なんて世も末だ、情けない……なんていう感想を持つ人も多いだろう。 というか今は、そういう人の方がはるかに多いだろう。 しかし私は、これをいいことだと思うので…
2022年の参院選は、自民党の大勝に終わった。 これを「現状維持」と言うべきか「現状加速」と言うべきかわからないが、ともかくもこれが日本国民の選択であった。 それを後世の人はどう見るだろうか。 しかし、今の日本が直面する最大の課題が「人口減少」で…
つい先日、日本の「男性の4人に1人、女性の6人に1人は生涯未婚」であるとするニュースについて、記事を書いた。 (⇒ 2022年6月11日記事:「男女の4~6人に1人は生涯未婚」は妥当な水準ではないか説) それから間髪入れず本日、内閣府の男女共同参画白書にお…
2月7日、内閣府は「日本経済2021-22」(ミニ経済白書)を公表した。 それによると、25歳から34歳の年齢幅での世帯類型では、 ●所得400万~499万円で「子どものいる夫婦という世帯類型」は、2019年に全体の9.8%(2014年は13.2%) ●所得300万~399万円では5.…
もうスキャンダルと言っても的外れではなさそうな眞子さまと小室圭氏の結婚話は、どうやら今年10月中にも入籍の方向で決まりのようである。 これに関連して、現在の皇室の構成図が新聞各紙に掲載されている。 (共同通信の作成:皇室の構成図) これを見て誰…
日本の少子高齢化を知らない人はいないが、それは韓国も同じかそれ以上である。 何と言っても韓国の2020年の出生率は1.0を切る0.84で、世界最低水準となった。 そして中国でも現在の成人独身者は2億4000万人、将来は4億人になると予想されているそうだ。 (⇒…
他人の握ったおにぎりなんて、食べられない・食べたくない―― そういう人が多いというのは皆さんご存じだと思うが、ついにその「問題」が大学の医学部の入試試験に採り上げられたという。 gendai.ismedia.jp リンク切れを考慮して問題文だけ抜粋してみると、…
7月10日に総務省が発表したところによると―― 日本の人口は2019年1月1日時点(人口動態調査)で、1億2477万6364人と前年から43万3239人の減少。 減少は10年連続で、その減少幅は1968年の調査開始以来、最大を記録したらしい。 (⇒ 日本経済新聞 2019年7月10日…
6月1日、元農林水産省の事務次官(中央官僚のトップ)を務めた76歳の父親が―― 引きこもりでネットゲーマー、家庭内暴力者でもあったという44歳の息子を殺害して逮捕された。 何でもこの息子、ネット上では「月に課金30万円台」とか自慢ツイートしていたらし…
人間関係すなわち「人と接するリスク」こそ現代社会の、そして人類最大最後のリスクである―― ということを述べた記事は、このブログでも何度となく書いてきた。(興味のある方は過去記事を検索されたい。) そしてネットメディアにも最近は、同様の記事が多…
「ハラミ会」って焼き肉のハラミを楽しむ会かと普通に思えば、何と―― セクシャル「ハラ」スメントを「未」然に防ぐ飲み会、 すなわち女性を招かず男だけでやる飲み会のことだそうだ。 世の中には、どこにでも知恵者がいるものである。 こういうことなのがア…
日本の中高年男性は“先進国で最も孤独”で、それには深刻な健康リスクが伴っているそうである。 bunshun.jp さて、根本的に思うのは、じゃあ日本のオジサンたちは―― いや、未来のオジサンたる若い男性も、はたして心の底では“繋がり”を求めているのだろうか、…
有名女優カトリーヌ・ドヌーブ(74歳)らフランス女性100名が『ル・モンド』誌に寄稿し―― かの「#MeToo」(セクハラなどの性暴力を告発)運動が、行きすぎた魔女狩りに堕したとする論陣を張った。 www.jiji.com www.huffingtonpost.jp ドヌーブらは、社会的…
少子化、人口減少、限界集落、地方消滅、空き家問題―― これらが21世紀序盤の日本のキーワードであることは、もちろん常識である。 少し前「消滅可能性都市」というのが日本創成会議から発表されて話題になったことがあったが、あなたの住む街もその中に入っ…
山梨市の職員不正採用事件について、今年8月上旬に数本の記事を書いた。 (本ブログを「山梨市」で検索されたい。) tairanaritoshi-2.hatenablog.com 本当に別にこの事件にこだわるつもりもないのだが、乗りかかった船なので続報を…… この件について警視庁…
前回記事で引用した一連の過去記事 “「AI人事」の時代・適材適所の完成とネオ身分社会の到来” のとおり、AIが最も威力を発揮するのはマーケティング方面ではなく、むしろ採用・処遇・人材配置といった人事方面の方だと思われる。 つまり一言で言うと、今後は…
5月16日、秋篠宮眞子さま(25)と大学時代の同級生・小室圭さん(25)が婚約したことが一斉に報道された。 この小室圭という人がいったいどんな人なのか知りたいのは人情の常で、一応グーグル検索で上位に出てきた記事のリンクを張っておく。 smart-list.inf…
むろん、漫画やドラマと、現実とは違う。 そんなことは言われなくても誰でもわかっている(口に出してもそう言う)ことではあるが―― しかしその手のコンテンツが幼少時から周りに溢れ、大人になってもずっとそのままであるとしたらどうだろう。 美男・美女や…
現代の男性はどこを見ても何をやっても美人ばかりの環境にある、だから恋愛するなら美人とでなければダメだ/それが当然だと自然に思うようになる―― と前に述べたが、事情は女性にとっても似たようなものだ。 少年少女向けのアニメや漫画、それより上の年齢…
かつて男にとって最も好ましい女と言えば、「頭がカラッポな美人」というものであったらしい。 (20世紀前半の海外翻訳小説を読んでいると、登場人物がそんなことを言うシーンにちょくちょく出くわす。) しかし、今の男は違う。 「自分より頭がいい、学歴が…
ニッセイ基礎研究所というところは、いろんな社会事象について精力的にレポートを発表している民間機関である。 (もちろん母体は、保険会社の日本生命だ。) つい先日も、『「未婚の原因はお金が足りないから」という幻想』というタイトルのレポートがサイ…
先日の記事では、近未来に現実化するかもしれないこととして次の3つを挙げた。 (1)「理想の恋人」は人工的に創られることになる。 (2) 天然の人間の子どももまた、女性の腹ではなく培養器・保育器内で創られるのが普通になる。 (3) 子育てはほとんど全面的に…
思うに、恋愛・出産・育児を「面倒な負担」に感じるということには―― 「仕事」というものが我々の生活の中心にあることが最大級の原因になっているだろう。 (むろん、「嗜好の選択肢の多様化」もそれと同じくらい大きな要因である。 何度も書いてきたように…
間が開いてしまったが、本記事は tairanaritoshi-2.hatenablog.com の続きである。 恋愛・結婚は「わずらわしい」、そして自分のやりたいことの邪魔になるから積極的に「やりたくない」。 出産・育児は喜びかもしれないが「手間がかかって大変そう」、だから…
恋愛・結婚・子育てをするには、何かを犠牲にせねばならない―― その犠牲にするものとは趣味への(資金的・時間的)投資であったり、キャリアアップの計画であったり、人によって千差万別。 いやまったく、もしそれらを本気で追求するつもりであれば、カネと…