プロレスリング・ソーシャリティ【社会・ニュース・歴史編】

社会、ニュース、歴史、その他について日々思うことを書いていきます。【プロレス・格闘技編】はリンクからどうぞ。

LGBT

りゅうちぇる自殺-「なりたい自分」分裂症

7月12日、タレントのryuchell(りゅうちぇる。27歳)氏が、所属芸能事務所において自殺体で発見された。 彼は女性にしか見えない「一児のパパ」として、最近とみに有名になった人である。 私は正直この人について、たいして知りもしないし興味もなかった。 …

経産省トイレ事件の最高裁判決、LGBT職員勝訴-女性職員が明確反対してたら敗訴してた?

7月11日、全国民注目――とまではいかないが、かなりの注目を集めていた「経済産業省トランス女性職員トイレ利用制限事件」の最高裁判決があった。 結果は、トランス女性(元男性)の逆転勝訴。 すなわち、彼女の勤務する経済産業省は彼女に対し、女性トイレの…

「二次元キャラと結婚」を日本メディアは是と認めた-人工彼氏彼女の時代

5月12日、TBSの番組「news23」の特集コーナーで放送されたのは、「二次元キャラ・初音ミクと結婚した(2人の)男性」であった。 (⇒ TBS NEWS DIG 2023年5月13日記事:初音ミクと“結婚”した男性「母と妹に理解してもらえなかった」なぜ結婚したのか?結婚生…

落選トランス「女」テロ予告逮捕事件-「性別を知りたい需要」は絶対ある

4月の船橋市議会議員選挙に立候補して落選した無職「活動家」の人が、自分のツイッターに 「船橋駅でサリンをバラまく」 「私は令和の麻原彰晃」 「警察が動かないなら、警察は無価値な存在だと全国に発信する」 と投稿し、あまつさえ「#地下鉄サリン事件」…

同性婚容認の次は近親婚容認、が当然の流れ-日本が欧米を超えるとき

引き続き、同性婚容認(法制化)の話である。 繰り返し念のため、私は同性婚容認に賛成である。 しかしこれも繰り返すが、同性婚を容認するなら近親婚を容認する理由はなくなる。 従って同性婚を容認するなら、近親婚も受け入れるのが当然の帰結となる。 (⇒…

同性婚推しと異文化・イスラムヘイト-欧米にあらずんば人にあらず?

今、同性婚容認議論がアツい。 あの「同性愛者なんて見るのも嫌」との首相秘書官発言を契機に、岸田首相は急遽LGBT容認法案の検討を始めた。 まず言っておくと、私は同性婚を認めていいと考える者である。 それには憲法改正が必要だとか言う話もあるが―― 「…

同性愛要素「バズ・ライトイヤー」上映禁止14か国に誰も抗議しない不思議

最近これでもかと「LGBT+」成分を取り入れているディズニーが、今度は『バズ・ライトイヤー』という作品でまたもその成分を織り込んだ。 作中では女性同士のキスシーンがあるということで、そのせいで世界14か国がこの映画を上映禁止にしたという。 (⇒ カ…

「紅白」歌合戦終了か-選挙ハガキの男女欄は廃止しないのか?

日本の年末の代名詞、超長寿番組である「紅白歌合戦」―― それが2021年の今年は、ついに「紅白」即ち「紅(赤)の女性陣と白の男性陣」のチーム分けが廃止になるかもしれないという。 もしそうなったとしても、いちおう「紅白」歌合戦の名は残るだろう。 こん…

スーパーマン、公式に両性愛者になる-日系恋人ナカムラと日本の腐女子BL同人誌

ついに、アメコミ界最大最高のヒーローで、世界に知らぬ者もない「スーパーマン」が、両性愛者であることをカミングアウトした。 DCコミックの最新刊では、スーパーマンは男性記者と恋に落ちるそうで、そのキスシーンや並んで座るシーンが先行発表されている…

経産省・性同一性障害職員の「女子トイレ使用制限は違法」判決-決戦?「女性の心情」vs「日本は遅れている」

12月12日、体は男だが心は女という性同一性障害職員が「女子トイレの使用や人事異動を制限されるなどしたから処遇改善と損害賠償」を国に求めた裁判で―― 東京地裁は、国への敗訴判決(賠償金132万円の支払い)を下した。 www.huffingtonpost.jp この件につい…

新潮45の休刊-言論の自由は雰囲気より軽し/反LGBT国家への制裁&解放戦争はいつやる?

「LGBTには生産性がない」との衆議院議員・杉田水脈の文を掲載して反響を呼んだ『新潮45』8月号だが、 10月号(9月発売)には「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」と題した特集を組んだ。 もちろんネット上ではボロクソの批判を浴びる。 新潮45編集部の人…

杉田水脈「LGBTには生産性がない」⇒ しかし「重度障害者には生産性がない」とは言わない理由

自民党衆議院議員の杉田水脈(すぎた みお)という人は、高頻度で炎上発言・炎上投稿を行っている人らしい。 『新潮45』2018年8月号に寄せた「『LGBT』支援の度が過ぎる」という論文で、 ●LGBTに対する差別はそんなに存在しない ●LGBTは子どもを作らない…

プリキュアジェンダー論への素朴な疑問-なぜ女の子「ヒーロー」は依然としてフリフリ衣装を着るのか、ジェンダーフリーでも女を捨てるのはタブー?

6月10日放送のアニメ『HUGっと!プリキュア』第19話で「ジェンダー論」が展開されたということで、ネット風に言えばちょっとした「共感の嵐」状態らしい。 私は(もちろん?)プリキュアを見ていないのだが、作中ではフィギュアスケーターの少年が「男の子だ…

福田財務次官&新潟県知事が性的理由で辞任発表-日本で「同性愛疑惑」報道は自主規制されているか? それで失脚するか?

4月18日という日は、別に何の因果もない日だと思うが―― 奇しくも財務省の福田淳一事務次官と新潟県の米山隆一知事が、ともに性的言動・行動を理由として辞任を発表した。 福田次官の方は「複数の女性記者にセクハラ発言をした」から、 米山知事の方は「出会…

2017年の「保毛尾田保毛男」とLGBT団体猛抗議―テレビ局ってバカなのか?/男色ディーノは抗議される?

9月28日にフジテレビで放送された「とんねるずのみなさんのおかげでした 30周年記念SP」において―― とんねるずの石橋貴明が往年の(1989年頃の)お笑いキャラクター「保毛尾田保毛男(ほもおだ ほもお)」に扮し、相方の木梨憲武及びビートたけしと競演して…

天理市長、出張中デリヘル報道で謝罪-自分以外はピューリタン化する世間

8月31日発売の『週刊新潮』で、天理市長の並河健(なみかわ けん。38歳)氏が―― 公務の東京出張中にホテルにデリヘル嬢を呼んで買春したと報じられ、同31日に会見を開いて事実を認め謝罪した。 ただし、10月1日の市長選出馬は取り消さないという。 www.sanke…

イラク軍、モスル解放&勝利宣言-イスラム国崩壊へのカウントダウンとロンドン・ゲイ・プライド・パレード

7月9日、イラクのアバディ首相は、イスラム国(IS)が支配していたイラク北部の都市モスルの解放及び奪回作戦の勝利を宣言した。 一方7月3日には、米軍支援の「シリア民主軍」がISの首都・シリア北部のラッカ旧市街に突入したとの報道が入っている。 昔の中…

LGBT(同性愛者ら)の興隆とイスラム圏との対決

最近、小林麻央と並んでネットニュースで見ない日がないのは、LGBT(レズ、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)という言葉である。 6月14日にはアイルランドで、同性愛を公言しているレオ・バラッカー氏(38歳)が首相に選出された。 そうかと思うと…

同性愛者に銃乱射 尻馬に乗るイスラム国と、宗教にとっての「踏み絵」

6月12日未明、米フロリダ州オーランドにあるナイトクラブ「パルス」――同性愛者が集まる場所――でオマル・マティーン(29歳)が銃を乱射し、50人を死亡・53人を負傷させた。(マティーンは警察によって射殺) アメリカ史上、最悪の銃乱射事件である。 マティー…