プロレスリング・ソーシャリティ【社会・ニュース・歴史編】

社会、ニュース、歴史、その他について日々思うことを書いていきます。【プロレス・格闘技編】はリンクからどうぞ。

岸田首相「学び直し(リスキリング)に1兆円」と「勉強は恥」な日本道徳

10月3日、岸田首相は所信表明演説において―― 「個人のリスキリング(学び直し)支援のため、今後5年間で1兆円を投入する」 方針であることを表明した。 (⇒ NHK 2022年10月3日記事:岸田首相が所信表明 学び直し支援 5年間で1兆円投入) リスキリングとは、…

安倍氏国葬-国葬はこれで最後の方がいい

9月28日、暗殺された安倍晋三・元首相の国葬が日本武道館で行われた。 そしてこの国葬で(与党側で)株を上げたのは、友人代表として「心に染みる」弔辞を読んだ菅義偉・前首相だけだったようだ。 私はと言えば黙祷もせず中継も見ず、思いを馳せることもなく…

過去最高「結婚するつもりなし」-面倒くささと現状変更したくない気分

国立社会保障・人口問題研究所が行った最新の調査によると―― 「一生結婚するつもりはない」と回答した人(18歳から34歳の未婚男女)の割合は、男性17.3%・女性14.6%と、男女とも過去最高となったらしい。 「一生結婚するつもりはない」とは、なかなか強い…

3万1000年前の脚切断手術成功-超古代の超医学史

インドネシアのカリマンタン島(ボルネオ島)で発見された3万1000年前の人骨から、そんな時代に脚切断手術が成功していた証拠が見つかったと報じられた。 人骨は20歳前後で死亡した男性のものと見られ、脚切断手術から6~9年は生存し、感染症にかかった形跡…

香川照之「鬼の形相」と人間リスク

日本を代表する男性俳優・超売れっ子と呼ばれ、トヨタイムズ「編集長」も務める俳優・香川照之の女性ホステスへの性加害問題だが、ついに噂の「現場写真」が公開された。 デイリー新潮では、その写真を掲載して 「鬼のような形相で、笑いながら女性の髪をわ…

「国語力の低下」は「長文排撃」と絶対に関係がある

子どもたち及び日本人全体の「国語力の低下」というのは、何十年も前からずっと言われていることである。 この調子だといったい日本人の国語力は、どれほど低下したものだろうかと思わずにはいられない。 そして現代は、また何度目かの「国語力低下ブーム」…

スポーツ観戦コスパ論-プロレスが100年前に通った道

今、「若者の**離れ」というフレーズを見ない日はない。 若者は車の所有から離れ、恋愛から離れ、結婚から離れ、合コンからも離れ、まるでこの世の全てから遠ざかっていくような感じである。 そして、決まってその理由として挙げられるのが「コスパ」とい…

東京五輪汚職-日本はもう発展途上国だと思え

東京オリパラ2020組織委員会の元理事で、元電通の大物であった高橋治之 氏(78歳)―― 彼が紳士服大手のAOKIホールディングスから約5,100万円の賄賂を受け取ったとして逮捕された事件だが、 別にこんなことを聞いても、多くの人は「ああ、やっぱりそういうこ…

盆踊り文化の絶滅と海外伝播-日本人はもう踊りたくない?

日本の夏の象徴、盆踊り。 それが消滅の危機に瀕しているという。 なんでも、FNNが15歳~29歳を対象に行ったネットアンケートでは、約6割が盆踊りをしたことがないとのこと。 全国では次々と盆踊り行事が廃止されており、その理由は「近隣クレームの増加」。…

「和式便器は守るべき日本の伝統」となぜ言われないのか?

いま和式便器は、悪しき遅れた古臭さの象徴である。 和式便器は悪、洋式便器は善である。 和式便器はいつも「まだある」と言われ、学校などでの洋式便器への取り換えはいつでも「改善」と報じられる。 日本はまさに「一億総・反和式便器」なのだ。 (⇒ ENCOU…

「費用対効果」は日本没落の一因だろう

今の日本では、どこを見ても「日本ダメ論」「日本没落論」「日本衰退論」が花盛りである。 ネットさえ少しでも見ていれば、そんな記事を見ない日は一日もないと言っても過言ではない。 (⇒ 現代ビジネス 2022年8月3日記事:日本政府が「28兆円」をひっそり無…

文科省「ギフテッド」支援へ-宝くじに当たった人は勝手にカネを使えばよい

世の中には昔から、「天才」や「神童」がいる。 それは今では「天から飛び抜けた才能を授かった者」として「ギフテッド」と呼ばれている。 そのギフテッドの子どもたちが「フツーの同年代」一緒に授業を受けるのが苦痛だとか、イジメを受けてしまうとかいう…

バカの犠牲者:氷河期世代と団塊ジュニアの不運な受難

氷河期世代または団塊ジュニアの中でも不運な人たちは、おそらく一生報われない人生を送るだろうとよく言われる。 それが今後の日本に重大な悪影響をもたらすだろう、という記事も、それこそ星の数ほど書かれている。 (⇒ 幻冬舎ゴールドオンライン 2022年8…

児童相談所は探偵を雇えないのか?

7月31日、自分の子どもである3男を殺害した容疑で、神奈川県大和市の42歳女性が逮捕された。 (事件が起きたのは、2017年4月のこと) しかしそれだけでなく彼女、今年2月にも次男を殺害(2019年8月)したとして逮捕されている。 さらにはその他の長男(生後5…

米、忍者爆弾でザワヒリ殺害-人道的「暗殺戦争」の時代

8月2日、アメリカはアフガニスタンにおいて、アルカイダの指導者アイマン・ザワヒリをミサイル攻撃で殺害した。 使われたミサイル2発は、爆発する弾頭でなく6枚刃を備えた「忍者爆弾」ヘルファイアR9Xであり、ザワヒリ以外の犠牲者はなかったという。 なんだ…

ヒカル、誤送金被告を救う-「第5の権力」ユーチューバー

8月1日、例の山口県阿武町「誤送金使い込み事件」被告である24歳の男が、山口南警察署から保釈された。 その保釈金340万円を出した(貸した)のは、人気ユーチューバーのヒカルであった。 そして男は今後、ヒカルの関連会社に雇われて山口県内でリモートワー…

爆笑政治研究:政策は無意味で無礼?「何があっても自民党」

イグ・ノーベル賞に限らず、真面目にやっているのに笑ってしまうような、面白い研究というのが世の中にはある。 そしてまた一つ面白い研究が、面白いどころか爆笑ものの研究があった。 それが堀内勇作氏らによる「日本の有権者は、諸政党の政策をどう評価し…

「専門家コメント」と「スゴい人エラい人」権威主義の日本

安倍元首相の射殺事件の犯人について、「なんちゃって専門家」の「思いつき精神分析」が危惧されている、というネット記事があった。 www.bengo4.com もちろん何か凶悪事件のニュースがあれば、「にわか犯罪心理分析官」「素人コメンテーター」が湧いて出る…

ペンギン絶滅の危機-動物の進化速度と「普通が最強?」

誰でも知っている、そして人気動物の一角を占めているペンギンが、最近の急激な気候変動(温暖化)により、それに適応できず絶滅の危機を迎えているという。 その理由は、ペンギンが鳥類の中で最も進化速度が遅い(適応性が劣る)からだという。 (⇒ ナショ…

カイゼンからナカヌキへ-竹中平蔵氏パソナ会長を退任

7月19日、経済学者で元総務大臣の「あの」竹中平蔵氏が、パソナ会長を退任することが発表された。 正式には8月の株主総会と取締役会で退任するという。 (⇒ 産経WEST 2022年7月19日記事:竹中平蔵氏、パソナ会長退任へ 「10年やり区切り」) さて、先日の記…

人間みんなバカなのか-「中国、人口世界一陥落に危機感」

このたび国連の人口予測において、2023年(来年)にはインドが中国を抜いて世界一の人口大国になる見通しが示された。 2019年の人口予測ではそうなるのは2027年ごろとされていたが、アッという間に早まった格好だ。 そしてこれが、中国の経済成長を鈍化させ…

子どもたちの自発的マスク着用-日本「顔ブルカ文化」の発生

この暑い夏、いったいいつになったら日本人はマスクを外せるのか―― と思っている人は多いはずだが、しかし一方では「いつまでもマスクを外したくない」人も多いらしい。 中でも(意外なことに?)若年層、特に子どもたちが外したがっていない、というのはよ…

東電旧経営陣13兆円賠償判決の教訓-社会インフラを支える仕事には就くな

7月13日、東京地裁は、東日本大震災による福島第一原発事故について東電株主が起こした株主代表訴訟において―― 旧経営陣5人のうち4人に対し、計13兆3210億円を東電に賠償するよう命じる判決を出した。 単純に言って一人当たり3兆3,300億円以上の賠償義務…… …

故安倍晋三ファンの心の整理-死因が「韓国の新興宗教」だったこと

7月8日の安倍晋三元首相の白昼暗殺事件は、本当に鮮烈な事件であった。 何が鮮烈かと言って、あの(旧)統一教会が、突如として事件の原因として急浮上したからである。 私の記憶では、1980年代から90年代にかけて、統一教会というのはワイドショーの大スタ…

少子化・未婚化の解決策は「AI婚活」一択-従来型恋愛・結婚の終焉(下)

もちろん、「恋愛相手や結婚相手をマッチングアプリで探す、しかも政府がそれを後押しする」なんて世も末だ、情けない……なんていう感想を持つ人も多いだろう。 というか今は、そういう人の方がはるかに多いだろう。 しかし私は、これをいいことだと思うので…

少子化・未婚化の解決策は「AI婚活」一択-従来型恋愛・結婚の終焉(上)

2022年の参院選は、自民党の大勝に終わった。 これを「現状維持」と言うべきか「現状加速」と言うべきかわからないが、ともかくもこれが日本国民の選択であった。 それを後世の人はどう見るだろうか。 しかし、今の日本が直面する最大の課題が「人口減少」で…

参院選2022は自民大勝・小党脚光-「有名人民主制」の時代

7月10日に投開票の参議院選挙は、自民党が単独で議席の過半数を獲得する「大勝」で終わった。 これは安倍晋三・元首相の突然の暗殺死がなくても(弔い合戦という要素がなくても)、選挙戦前に予想されていたことではあった。 しかしそれよりも注目を集めたの…

安倍晋三暗殺犯の動機:個人的恨みか氷河期世代の復讐か

元総理大臣・安倍晋三 氏が撃たれて心肺停止―― この一報を聞いたとき、あなたは瞬間的に誰がやったと思っただろうか。 私が直感したのは、「氷河期世代の40代の男性」という犯人像であった。 こう直感した人は、他に何百万人もいるに違いない。 男性であるの…

安倍元首相の銃撃死-暗殺の技術的側面(下)

(5) では対策は? もちろん、街頭演説を止めることである。 街頭演説中の政治家を狙うことはたやすく、ほとんど誰でも(決意さえすれば)実行できる。 今回の自作銃は3~6ⅿ以内の至近距離からの銃撃であったが、近くのビルから猟銃を使うことももちろんでき…

安倍元首相の銃撃死-暗殺の技術的側面(中)

(2) 街頭演説中の政治家は、特に狙いやすいターゲットである たとえ鉄壁の警備に守られた現役の首相だろうと、非常に無防備になる時がある。 それが今回のような、街頭演説の最中である。 あなたもこれまで何度となく政治家の街頭演説を見たことがあるはずだ…