非婚化
日本のZ世代(の18歳から25歳)の約半数が「将来、子どもは欲しくない」と回答したらしい。 そして韓国でも、20代と30代の女性のうち約半数が「女性の人生に結婚・出産は重要でない」と回答し―― 女性にとって結婚と出産は必須だと答えたのは、わずか4%だっ…
またまたスマッシュヒット級の犯罪話というか―― 2月7日、東京都東大和市において、元占い師の男性(74歳)とその元妻(43歳)が、準強制性交未遂の疑いで逮捕された。 10代の女性を家に連れ込み、「死を免れるには私と性交するしかない」と脅したのだという…
1月29日にSNSへ投稿された「スシロー湯呑・寿司ぺろぺろ動画」は燎原の火のごとく世間に広まり、スシローの株価下落損失は170億円にも達したという。 「誰でも取れる」湯呑、全員の所へ流れてくる寿司という「回転寿司」業態自体が、一人の唾液で消滅する勢…
1月6日、日本財団が実施した「18歳意識調査」の結果が公表された。 「将来結婚したいと思うか」には男女とも4割超が「したい」、 「どちらかといえばしたい」を含めれば6割超、 「実際に将来、結婚すると思うか」には「必ずすると思う」が男2割、女1割。 と…
12月29日、厚生労働省国立社会保障・人口問題研究所の発表に基づき、2020年時点の日本の50歳未婚率(生涯未婚率)は「男性28.25%・女性17.81%」となったことが集計された。 (⇒ 東京新聞 2022年12月29日記事:50歳未婚率が急上昇 20年は男性28%、女性17%)…
アメリカの精子バンクでは、黒人男性の精子の登録が極端に少ないそうである。 (⇒ クーリエ・ジャポン 2022年12月14日記事:黒人の精子が一瞬で完売する理由──なぜ黒人ドナーの争奪戦が起きているのか) そのこと自体はたいがいの日本人にとっては「ふーん」…
新潟県南部に「妻有」という地域があり、十日町市・津南町の2自治体で構成されている。 そこでは、「妻有新聞」というローカル紙が週1回発行されている。 こう言っては大変失礼だが、かなり田舎の地域であると察せられる。 しかしそんな地域で地元に根差した…
国立社会保障・人口問題研究所が行った最新の調査によると―― 「一生結婚するつもりはない」と回答した人(18歳から34歳の未婚男女)の割合は、男性17.3%・女性14.6%と、男女とも過去最高となったらしい。 「一生結婚するつもりはない」とは、なかなか強い…
もちろん、「恋愛相手や結婚相手をマッチングアプリで探す、しかも政府がそれを後押しする」なんて世も末だ、情けない……なんていう感想を持つ人も多いだろう。 というか今は、そういう人の方がはるかに多いだろう。 しかし私は、これをいいことだと思うので…
2022年の参院選は、自民党の大勝に終わった。 これを「現状維持」と言うべきか「現状加速」と言うべきかわからないが、ともかくもこれが日本国民の選択であった。 それを後世の人はどう見るだろうか。 しかし、今の日本が直面する最大の課題が「人口減少」で…
つい先日、日本の「男性の4人に1人、女性の6人に1人は生涯未婚」であるとするニュースについて、記事を書いた。 (⇒ 2022年6月11日記事:「男女の4~6人に1人は生涯未婚」は妥当な水準ではないか説) それから間髪入れず本日、内閣府の男女共同参画白書にお…
日本の生涯未婚率、すなわち50歳までに一度も結婚したことのない率は、2020年にとうとう男性25.7%(4人に1人)、女性16.4%(6人に1人)に到達したらしい。 1980年には男2.6%、女4.5%だったのと比べれば、驚異的な伸長だ。 (⇒ 読売新聞 2022年6月11日記…
もうスキャンダルと言っても的外れではなさそうな眞子さまと小室圭氏の結婚話は、どうやら今年10月中にも入籍の方向で決まりのようである。 これに関連して、現在の皇室の構成図が新聞各紙に掲載されている。 (共同通信の作成:皇室の構成図) これを見て誰…
日本の少子高齢化を知らない人はいないが、それは韓国も同じかそれ以上である。 何と言っても韓国の2020年の出生率は1.0を切る0.84で、世界最低水準となった。 そして中国でも現在の成人独身者は2億4000万人、将来は4億人になると予想されているそうだ。 (⇒…
既に危機的に低下しているとされる日本の出生率が、2019年はさらに低下するという。 厚生労働省の人口動態統計速報によると、今年1~9月の出生数は67万3800人で、前年同期比5.6%減である。 日本生まれの日本人に限ると、これよりさらに3万人程度少なくなる。…
他人の握ったおにぎりなんて、食べられない・食べたくない―― そういう人が多いというのは皆さんご存じだと思うが、ついにその「問題」が大学の医学部の入試試験に採り上げられたという。 gendai.ismedia.jp リンク切れを考慮して問題文だけ抜粋してみると、…
6月1日、元農林水産省の事務次官(中央官僚のトップ)を務めた76歳の父親が―― 引きこもりでネットゲーマー、家庭内暴力者でもあったという44歳の息子を殺害して逮捕された。 何でもこの息子、ネット上では「月に課金30万円台」とか自慢ツイートしていたらし…
人間関係すなわち「人と接するリスク」こそ現代社会の、そして人類最大最後のリスクである―― ということを述べた記事は、このブログでも何度となく書いてきた。(興味のある方は過去記事を検索されたい。) そしてネットメディアにも最近は、同様の記事が多…
「ハラミ会」って焼き肉のハラミを楽しむ会かと普通に思えば、何と―― セクシャル「ハラ」スメントを「未」然に防ぐ飲み会、 すなわち女性を招かず男だけでやる飲み会のことだそうだ。 世の中には、どこにでも知恵者がいるものである。 こういうことなのがア…
今年3月、東京都目黒区で5歳女児が両親により虐待死させられた。 その女児が、当の両親に向けた「謝罪文」を書いていたことが警視庁から明らかにされた。 www.iza.ne.jp ここで少し脇道にそれると―― こういうニュースに「涙が止まりません」とコメントを書き…
6月17日に行われたAKB総選挙において20位に入った須藤凛々花(20歳。NMB48所属)が、入賞スピーチで「結婚します宣言」したことが話題になっている。 「裏切られた」と感じたファンがネット上で発狂しているとか、 元AKBの大島優子がインスタライブで「今自…
5月16日、秋篠宮眞子さま(25)と大学時代の同級生・小室圭さん(25)が婚約したことが一斉に報道された。 この小室圭という人がいったいどんな人なのか知りたいのは人情の常で、一応グーグル検索で上位に出てきた記事のリンクを張っておく。 smart-list.inf…
むろん、漫画やドラマと、現実とは違う。 そんなことは言われなくても誰でもわかっている(口に出してもそう言う)ことではあるが―― しかしその手のコンテンツが幼少時から周りに溢れ、大人になってもずっとそのままであるとしたらどうだろう。 美男・美女や…
現代の男性はどこを見ても何をやっても美人ばかりの環境にある、だから恋愛するなら美人とでなければダメだ/それが当然だと自然に思うようになる―― と前に述べたが、事情は女性にとっても似たようなものだ。 少年少女向けのアニメや漫画、それより上の年齢…
かつて男にとって最も好ましい女と言えば、「頭がカラッポな美人」というものであったらしい。 (20世紀前半の海外翻訳小説を読んでいると、登場人物がそんなことを言うシーンにちょくちょく出くわす。) しかし、今の男は違う。 「自分より頭がいい、学歴が…
ニッセイ基礎研究所というところは、いろんな社会事象について精力的にレポートを発表している民間機関である。 (もちろん母体は、保険会社の日本生命だ。) つい先日も、『「未婚の原因はお金が足りないから」という幻想』というタイトルのレポートがサイ…
6月24日、イギリスの国民投票でEU(ヨーロッパ連合)からの離脱派が勝利した。 投票率は77.2%、うち離脱賛成が51.9%を獲得した。 まず思うのは、この投票率は日本では想像も付かないほど高いものであることだ。 そして次に思うのは、得票率の半分をわずか1…
先日の記事では、近未来に現実化するかもしれないこととして次の3つを挙げた。 (1)「理想の恋人」は人工的に創られることになる。 (2) 天然の人間の子どももまた、女性の腹ではなく培養器・保育器内で創られるのが普通になる。 (3) 子育てはほとんど全面的に…
思うに、恋愛・出産・育児を「面倒な負担」に感じるということには―― 「仕事」というものが我々の生活の中心にあることが最大級の原因になっているだろう。 (むろん、「嗜好の選択肢の多様化」もそれと同じくらい大きな要因である。 何度も書いてきたように…
間が開いてしまったが、本記事は tairanaritoshi-2.hatenablog.com の続きである。 恋愛・結婚は「わずらわしい」、そして自分のやりたいことの邪魔になるから積極的に「やりたくない」。 出産・育児は喜びかもしれないが「手間がかかって大変そう」、だから…