プロレスリング・ソーシャリティ【社会・ニュース・歴史編】

社会、ニュース、歴史、その他について日々思うことを書いていきます。【プロレス・格闘技編】はリンクからどうぞ。

非婚化

出生数8年連続減少-「恋愛・結婚・子育てする人は変わり者」の時代

2月27日、厚生労働省は2023年の国内における出生数(速報値。日本生まれの外国人を含む)が、過去最少の75万8,631人(前年比5.1%減)だったと発表した。 この「過去最少」記録は、8年連続の更新となる。 また婚姻件数の方も前年比5.9%減の48万9,281組で、90…

20代未婚男性の半分は一度も交際経験なし-まだまだ伸びるぞこの数字

12月12日、リクルートブライダル総研の調査発表によると、20代の未婚男性の46%は、今までに一度も異性との交際経験がないと回答したらしい。 しかもこれは、昨年の同じ調査の結果から一気に12ポイントも跳ね上がっている。 ちなみに40代の未婚男性では22.9…

「まともに仕事しながら結婚・子育てしたいと思うのは超人or狂人」説

働く女性300人(子あり150人・子なし150人)を対象に調査したところ、 その44.0%は「子どもを産みたいとは思わない、産む予定はない」、20.0%が「こどもを産みたいと思っているが、産む予定はない」と回答したとのこと。 (⇒ LIMO 2023年6月27日記事:働く女…

「異次元の少子化対策」へやっぱり批判-で、皆さんは案あります?

6月13日、政府は前から言っていた「異次元の少子化対策」として、「こども未来戦略方針」を発表した。 大きな目玉は児童手当の「所得制限の完全撤廃」で、合わせて増額もされる。 しかし案の定なことに、ネットでは批判続出である。 これは最初からわかりき…

日韓の若者「子どもはいらない」で一致-「大東亜非婚無子圏」の誕生

日本のZ世代(の18歳から25歳)の約半数が「将来、子どもは欲しくない」と回答したらしい。 そして韓国でも、20代と30代の女性のうち約半数が「女性の人生に結婚・出産は重要でない」と回答し―― 女性にとって結婚と出産は必須だと答えたのは、わずか4%だっ…

「一夫多妻」男74歳2度目の逮捕-非モテ男子は何と聞くらん

またまたスマッシュヒット級の犯罪話というか―― 2月7日、東京都東大和市において、元占い師の男性(74歳)とその元妻(43歳)が、準強制性交未遂の疑いで逮捕された。 10代の女性を家に連れ込み、「死を免れるには私と性交するしかない」と脅したのだという…

回転寿司ぺろぺろ迷惑動画:「子ガチャ」リスクも少子化の一因だろう

1月29日にSNSへ投稿された「スシロー湯呑・寿司ぺろぺろ動画」は燎原の火のごとく世間に広まり、スシローの株価下落損失は170億円にも達したという。 「誰でも取れる」湯呑、全員の所へ流れてくる寿司という「回転寿司」業態自体が、一人の唾液で消滅する勢…

捨婚かオワ婚か-Z世代18歳「必ず結婚する」は2割未満

1月6日、日本財団が実施した「18歳意識調査」の結果が公表された。 「将来結婚したいと思うか」には男女とも4割超が「したい」、 「どちらかといえばしたい」を含めれば6割超、 「実際に将来、結婚すると思うか」には「必ずすると思う」が男2割、女1割。 と…

非婚ノ国-前人未到の社会を作る日本人(と韓国人)

12月29日、厚生労働省国立社会保障・人口問題研究所の発表に基づき、2020年時点の日本の50歳未婚率(生涯未婚率)は「男性28.25%・女性17.81%」となったことが集計された。 (⇒ 東京新聞 2022年12月29日記事:50歳未婚率が急上昇 20年は男性28%、女性17%)…

「アメリカ中年黒人女性の未婚率44%」の衝撃-先進国民の結婚離れ

アメリカの精子バンクでは、黒人男性の精子の登録が極端に少ないそうである。 (⇒ クーリエ・ジャポン 2022年12月14日記事:黒人の精子が一瞬で完売する理由──なぜ黒人ドナーの争奪戦が起きているのか) そのこと自体はたいがいの日本人にとっては「ふーん」…

40代男性の4割が未婚-地元に留まると結婚できない?

新潟県南部に「妻有」という地域があり、十日町市・津南町の2自治体で構成されている。 そこでは、「妻有新聞」というローカル紙が週1回発行されている。 こう言っては大変失礼だが、かなり田舎の地域であると察せられる。 しかしそんな地域で地元に根差した…

過去最高「結婚するつもりなし」-面倒くささと現状変更したくない気分

国立社会保障・人口問題研究所が行った最新の調査によると―― 「一生結婚するつもりはない」と回答した人(18歳から34歳の未婚男女)の割合は、男性17.3%・女性14.6%と、男女とも過去最高となったらしい。 「一生結婚するつもりはない」とは、なかなか強い…

少子化・未婚化の解決策は「AI婚活」一択-従来型恋愛・結婚の終焉(下)

もちろん、「恋愛相手や結婚相手をマッチングアプリで探す、しかも政府がそれを後押しする」なんて世も末だ、情けない……なんていう感想を持つ人も多いだろう。 というか今は、そういう人の方がはるかに多いだろう。 しかし私は、これをいいことだと思うので…

少子化・未婚化の解決策は「AI婚活」一択-従来型恋愛・結婚の終焉(上)

2022年の参院選は、自民党の大勝に終わった。 これを「現状維持」と言うべきか「現状加速」と言うべきかわからないが、ともかくもこれが日本国民の選択であった。 それを後世の人はどう見るだろうか。 しかし、今の日本が直面する最大の課題が「人口減少」で…

20代独身男子の4割はデート未経験ー「告白は迷惑、ナンパは精神異常」の時代

つい先日、日本の「男性の4人に1人、女性の6人に1人は生涯未婚」であるとするニュースについて、記事を書いた。 (⇒ 2022年6月11日記事:「男女の4~6人に1人は生涯未婚」は妥当な水準ではないか説) それから間髪入れず本日、内閣府の男女共同参画白書にお…

「男女の4~6人に1人は生涯未婚」は妥当な水準ではないか説

日本の生涯未婚率、すなわち50歳までに一度も結婚したことのない率は、2020年にとうとう男性25.7%(4人に1人)、女性16.4%(6人に1人)に到達したらしい。 1980年には男2.6%、女4.5%だったのと比べれば、驚異的な伸長だ。 (⇒ 読売新聞 2022年6月11日記…

皇室の異様な女子率と未婚率、そして眞子さまの脱出

もうスキャンダルと言っても的外れではなさそうな眞子さまと小室圭氏の結婚話は、どうやら今年10月中にも入籍の方向で決まりのようである。 これに関連して、現在の皇室の構成図が新聞各紙に掲載されている。 (共同通信の作成:皇室の構成図) これを見て誰…

「少子高齢非婚化」は日・中・韓を問わず―美人・金持ちアゲメディアが人の要求水準を上げまくる

日本の少子高齢化を知らない人はいないが、それは韓国も同じかそれ以上である。 何と言っても韓国の2020年の出生率は1.0を切る0.84で、世界最低水準となった。 そして中国でも現在の成人独身者は2億4000万人、将来は4億人になると予想されているそうだ。 (⇒…

2019年の出生率は30年ぶりの大幅減-人口減少の主因は「人間関係」という北東アジア土俗病?

既に危機的に低下しているとされる日本の出生率が、2019年はさらに低下するという。 厚生労働省の人口動態統計速報によると、今年1~9月の出生数は67万3800人で、前年同期比5.6%減である。 日本生まれの日本人に限ると、これよりさらに3万人程度少なくなる。…

「他人の握ったおにぎりは食べたくない」-日本の真の伝統「ケガレ意識」が急拡大中?

他人の握ったおにぎりなんて、食べられない・食べたくない―― そういう人が多いというのは皆さんご存じだと思うが、ついにその「問題」が大学の医学部の入試試験に採り上げられたという。 gendai.ismedia.jp リンク切れを考慮して問題文だけ抜粋してみると、…

元農水事務次官のダメ息子殺害は「同情の嵐」とネットニュースは書くべきでは/「ハズレくじ」問題の時代

6月1日、元農林水産省の事務次官(中央官僚のトップ)を務めた76歳の父親が―― 引きこもりでネットゲーマー、家庭内暴力者でもあったという44歳の息子を殺害して逮捕された。 何でもこの息子、ネット上では「月に課金30万円台」とか自慢ツイートしていたらし…

「告白されるのは迷惑だから、私も他人に告白しない」-「配慮の時代」で人は仙人を目指す

人間関係すなわち「人と接するリスク」こそ現代社会の、そして人類最大最後のリスクである―― ということを述べた記事は、このブログでも何度となく書いてきた。(興味のある方は過去記事を検索されたい。) そしてネットメディアにも最近は、同様の記事が多…

ハラミ会とウォール街の新ルールはアリかナシか-女性は「リスク」の一種になった?

「ハラミ会」って焼き肉のハラミを楽しむ会かと普通に思えば、何と―― セクシャル「ハラ」スメントを「未」然に防ぐ飲み会、 すなわち女性を招かず男だけでやる飲み会のことだそうだ。 世の中には、どこにでも知恵者がいるものである。 こういうことなのがア…

目黒の虐待死5歳児が両親に「謝罪文」-子づくりはSPI検査・性格テスト合格で許可すべき?

今年3月、東京都目黒区で5歳女児が両親により虐待死させられた。 その女児が、当の両親に向けた「謝罪文」を書いていたことが警視庁から明らかにされた。 www.iza.ne.jp ここで少し脇道にそれると―― こういうニュースに「涙が止まりません」とコメントを書き…

AKB(NMB)須藤凛々花の結婚宣言、及び一般女子の価値暴落について

6月17日に行われたAKB総選挙において20位に入った須藤凛々花(20歳。NMB48所属)が、入賞スピーチで「結婚します宣言」したことが話題になっている。 「裏切られた」と感じたファンがネット上で発狂しているとか、 元AKBの大島優子がインスタライブで「今自…

眞子さま、小室圭さんと婚約-早婚蔑視と「経済力が付くまで結婚しない」へのアンチテーゼ?

5月16日、秋篠宮眞子さま(25)と大学時代の同級生・小室圭さん(25)が婚約したことが一斉に報道された。 この小室圭という人がいったいどんな人なのか知りたいのは人情の常で、一応グーグル検索で上位に出てきた記事のリンクを張っておく。 smart-list.inf…

3DCG美少女「saya」、何でわざわざブスを創ろうとするものか――美人の需要と供給と

むろん、漫画やドラマと、現実とは違う。 そんなことは言われなくても誰でもわかっている(口に出してもそう言う)ことではあるが―― しかしその手のコンテンツが幼少時から周りに溢れ、大人になってもずっとそのままであるとしたらどうだろう。 美男・美女や…

生身の人間は、コンテンツ内の登場人物に常に劣る。よって身近な人間に惚れにくくなる

現代の男性はどこを見ても何をやっても美人ばかりの環境にある、だから恋愛するなら美人とでなければダメだ/それが当然だと自然に思うようになる―― と前に述べたが、事情は女性にとっても似たようなものだ。 少年少女向けのアニメや漫画、それより上の年齢…

理想の女性像は「美人でバカ」から「美人で頭がいい」へ――ハードルは上がり対象者は減る

かつて男にとって最も好ましい女と言えば、「頭がカラッポな美人」というものであったらしい。 (20世紀前半の海外翻訳小説を読んでいると、登場人物がそんなことを言うシーンにちょくちょく出くわす。) しかし、今の男は違う。 「自分より頭がいい、学歴が…

「結婚しない原因は、相手に求める水準が高すぎるから」の意味

ニッセイ基礎研究所というところは、いろんな社会事象について精力的にレポートを発表している民間機関である。 (もちろん母体は、保険会社の日本生命だ。) つい先日も、『「未婚の原因はお金が足りないから」という幻想』というタイトルのレポートがサイ…