プロレスリング・ソーシャリティ【社会・ニュース・歴史編】

社会、ニュース、歴史、その他について日々思うことを書いていきます。【プロレス・格闘技編】はリンクからどうぞ。

恋愛離れ

20代未婚男性の半分は一度も交際経験なし-まだまだ伸びるぞこの数字

12月12日、リクルートブライダル総研の調査発表によると、20代の未婚男性の46%は、今までに一度も異性との交際経験がないと回答したらしい。 しかもこれは、昨年の同じ調査の結果から一気に12ポイントも跳ね上がっている。 ちなみに40代の未婚男性では22.9…

神奈川県茅ケ崎市で、副業で不動産経営していた55歳男性が、50歳の男に自宅玄関で刺殺された。 この殺人者は、被害者の所有するマンションの家賃滞納により今年1月に被害者に提訴され、10月に大阪簡裁により退去判決を言い渡されている。 家賃・共益費は月4…

20代独身男子の4割はデート未経験ー「告白は迷惑、ナンパは精神異常」の時代

つい先日、日本の「男性の4人に1人、女性の6人に1人は生涯未婚」であるとするニュースについて、記事を書いた。 (⇒ 2022年6月11日記事:「男女の4~6人に1人は生涯未婚」は妥当な水準ではないか説) それから間髪入れず本日、内閣府の男女共同参画白書にお…

「男女の4~6人に1人は生涯未婚」は妥当な水準ではないか説

日本の生涯未婚率、すなわち50歳までに一度も結婚したことのない率は、2020年にとうとう男性25.7%(4人に1人)、女性16.4%(6人に1人)に到達したらしい。 1980年には男2.6%、女4.5%だったのと比べれば、驚異的な伸長だ。 (⇒ 読売新聞 2022年6月11日記…

「#MeToo」に(やっぱり)反動「MGTOW」-珍しくアメリカが日本を後追いする分野

セクハラを告発する全世界的運動「#MeToo」について、やっぱりカウンター活動が起こっているようだ。 そりゃ何にだって反発・反動が起こるのは世の習いである。 hbol.jp tairanaritoshi-2.hatenablog.com しかしまあ、上記ハーバー記事に引用された男性たち…

博多高校(福岡市)の生徒による教師暴行動画が拡散―勉強に向いてない人が学校に行く、という悲劇と浪費

学校法人(つまり民間)博多学園が運営する福岡市・博多高校において、授業中に生徒が教師に暴行する動画がツイッターで拡散。 暴行した男子生徒はもちろんのこと、それを笑ってヤジも飛ばして見ていた男女生徒らも「とんでもない連中だ」として非難を浴びて…

3DCG美少女「saya」、何でわざわざブスを創ろうとするものか――美人の需要と供給と

むろん、漫画やドラマと、現実とは違う。 そんなことは言われなくても誰でもわかっている(口に出してもそう言う)ことではあるが―― しかしその手のコンテンツが幼少時から周りに溢れ、大人になってもずっとそのままであるとしたらどうだろう。 美男・美女や…

生身の人間は、コンテンツ内の登場人物に常に劣る。よって身近な人間に惚れにくくなる

現代の男性はどこを見ても何をやっても美人ばかりの環境にある、だから恋愛するなら美人とでなければダメだ/それが当然だと自然に思うようになる―― と前に述べたが、事情は女性にとっても似たようなものだ。 少年少女向けのアニメや漫画、それより上の年齢…

理想の女性像は「美人でバカ」から「美人で頭がいい」へ――ハードルは上がり対象者は減る

かつて男にとって最も好ましい女と言えば、「頭がカラッポな美人」というものであったらしい。 (20世紀前半の海外翻訳小説を読んでいると、登場人物がそんなことを言うシーンにちょくちょく出くわす。) しかし、今の男は違う。 「自分より頭がいい、学歴が…

「結婚しない原因は、相手に求める水準が高すぎるから」の意味

ニッセイ基礎研究所というところは、いろんな社会事象について精力的にレポートを発表している民間機関である。 (もちろん母体は、保険会社の日本生命だ。) つい先日も、『「未婚の原因はお金が足りないから」という幻想』というタイトルのレポートがサイ…

「出産」はいずれ「クリトリス切除」と同じに見られる?

先日の記事では、近未来に現実化するかもしれないこととして次の3つを挙げた。 (1)「理想の恋人」は人工的に創られることになる。 (2) 天然の人間の子どももまた、女性の腹ではなく培養器・保育器内で創られるのが普通になる。 (3) 子育てはほとんど全面的に…

労働時間の短縮…少子化を防ぐ最も現実的で、最も非現実的な手段

思うに、恋愛・出産・育児を「面倒な負担」に感じるということには―― 「仕事」というものが我々の生活の中心にあることが最大級の原因になっているだろう。 (むろん、「嗜好の選択肢の多様化」もそれと同じくらい大きな要因である。 何度も書いてきたように…

「恋人・配偶者はいらないが、自分の遺伝子を受け継ぐ子はほしい」という需要に応える未来

間が開いてしまったが、本記事は tairanaritoshi-2.hatenablog.com の続きである。 恋愛・結婚は「わずらわしい」、そして自分のやりたいことの邪魔になるから積極的に「やりたくない」。 出産・育児は喜びかもしれないが「手間がかかって大変そう」、だから…

恋愛・結婚・子育ては、「他に特にやりたいことがない人」がすることになった?

恋愛・結婚・子育てをするには、何かを犠牲にせねばならない―― その犠牲にするものとは趣味への(資金的・時間的)投資であったり、キャリアアップの計画であったり、人によって千差万別。 いやまったく、もしそれらを本気で追求するつもりであれば、カネと…

少子化対策の第一手、生殖可能年齢の延長

国民は早婚を望まず忌避し、蔑視する。 自分や子どもが大学に行かない人生も前提としない。 そしてまた、少なくともある程度以上の規模の企業は、その採用候補者が大卒であることを当然の前提とする。 (その仕事内容が大卒であることを要求する場合は非常に…