またまたスマッシュヒット級の犯罪話というか――
2月7日、東京都東大和市において、元占い師の男性（74歳）とその元妻（43歳）が、準強制性交未遂の疑いで逮捕された。
10代の女性を家に連れ込み、「死を免れるには私と性交するしかない」と脅したのだという。
（⇒ NEWSポストセブン 2023年2月7日記事：《一夫多妻の白いハーレム》近隣住民が目撃した、元占い師の逮捕現場一部始終「有害物質が出ているから窓を閉めて！」）
（⇒ 日テレNEWS 2023年2月7日記事：「死を回避するには私と性交するしかない」10代女性に性的暴行を加えようとしたか 過去には“一夫多妻”生活…74歳の男と元妻を逮捕）
この74歳と元妻の年齢差だけでもちょっと目を引くのだが、スゴいのはそれ以外の情報である。
●この74歳は、自宅で女性9人と事実上の一夫多妻生活を送っていた。
●今から17年前にも11人の女性と一夫多妻生活を送っており、今回とほとんど同じ容疑で逮捕され脅迫罪で有罪判決を受けていた。
●彼は女性たちにUFOの映像を見せ、「言うことを聞かないと宇宙人に連れ去られて皮を剥がれて食べられる」と脅していた。
●他にも、「ここを出ていけば肉を削られてミンチにされる」とか、「ここで見たことを誰かに話したら、病気になったり事故で殺されたりする」とか脅していた。
●今回の逮捕時、クマ避けの催涙スプレーを噴射して捜査員らに抵抗した。
（逮捕されたときの映像にも、スキンヘッドの前頭部に大きな傷ができていた）
……いやはや、満漢全席というか、スゴい人がいたものである。
それでも近所の人には割と優しい気さくなところがあったようで、人間というものの複雑さというか裏の顔の恐ろしさというものを、改めて考えさせられる素材ではある。
それにしても、思わずにいられないではないか――
こんな奇矯な74歳が、曲がりなりにも9人だの11人だのの一夫多妻制ハーレムを形成できているという事実。
こんな老人との共同生活を続ける女性が9人も11人もいるという事実。
折りしも日本では、「恋愛・結婚したくてもできない」男性が溢れるほどに多くいる。
一生に一度も結婚経験のない生涯未婚者はうなぎ上りに増え、
未婚率の上昇と少子化・草食化の進展はとどまることがない、もう反転は絶望的だとも言われている。
そこにおいて、これである。
こんな変人UFO老人でさえ一夫多妻ハーレムを（逮捕経歴があってなお）形成できるというのに、本当におまいらときたら……
と、思わない人がいるだろうか（笑）
ああ、結婚したくても恋愛したくてもできないで、荒涼とした精神生活を送るこの国の多くの男性たちは、このニュースを何と聞くらん……
