プロレスリング・ソーシャリティ【社会・ニュース・歴史編】

社会、ニュース、歴史、その他について日々思うことを書いていきます。【プロレス・格闘技編】はリンクからどうぞ。

2020-01-01から1年間の記事一覧

コロナ猛威と「国民に拒絶されるオリンピック」

年の瀬も迫った12月26日、東京都では新型コロナウイルスへの新規感染者が949人と過去最多に上った。 また同日には、主にイギリスで出現した「さらに感染力の強い」変異種への感染者が、初めて日本国内でも確認された。 冬になって空気が乾燥してくると、コロ…

「ゾディアック暗号解読」も内容はたいしたことなし-殺人鬼も宇宙人もガッカリさせる連中だろう

殺人鬼界そして未解決事件界でも、最も有名なもののひとつ―― あの「ゾディアック」事件の犯人が送ってきた51年前の暗号文の解読に、ついに民間人が成功したという。 gigazine.net (⇒ 共同通信 2020年12月14日記事:米連続殺人犯の暗号文解読 未解決事件、送…

日本皇室の「終わりの始まり」か「手のひら返し」か-秋篠宮さま、眞子さまの結婚を認める

11月30日、55歳の誕生日を迎えた皇嗣・秋篠宮さまはその会見の中で、 例の「眞子さま結婚問題」について、「結婚は(憲法に両性の合意のみで成立すると書いてあるので)認めると言うことです」と述べた。 しかし「結婚と婚約は違う」とも述べており―― これは…

「ワクチン同意7割」は本当か-映画と漫画に慣れたらワクチンは打てない?

新型コロナに対するワクチン開発が進んでいるが…… スイスの民間機関である世界経済フォーラム(WEF)の調査によると、調査対象国の人たちの4分の1は、接種を望んでいないそうである。 大雑把に、接種への同意率を見てみると…… インド・中国・韓国・ブラジル…

三島由紀夫没50周年-いま見れば「アブナい人」もまた1970年代の子

2020年11月25日は、あの「三島由紀夫事件」すなわち三島由紀夫の死から50周年の日となる。 もちろん今でも、三島由紀夫の名を知らない人はいない。 どんなアッパラパーの女子校生でも、少なくとも名前くらいは聞き覚えがある人である。 しかし今、三島由紀夫…

主催者発表「選択制夫婦別姓に賛成が7割超」-雰囲気戦術の効果やいかに

全国アンケート調査により、選択制夫婦別姓に賛成する人の割合が7割を超えたことが報じられた。 www.huffingtonpost.jp chinjyo-action.com しかし流し読みしてもわかるように、このアンケートを行ったのは、 ●家族法が専門の早稲田大学法学部・棚村政行教授…

コロナ第三波とGoToトラベル-「国がOKと言ってるから」の感染力

新型コロナウイルスの第三波が、日本列島を襲っている。 11月18日には国内感染者が1日で約2200人となり、これまでの最多記録を更新した。 その他、北海道をはじめ全国の至る地域で「過去最高の感染者数」を記録し、クラスターも次々発生している。 さて、こ…

令和の「ただの人間宣言」-眞子さま結婚再延期も結婚の意志変わらず

11月13日、秋篠宮家の長女・眞子さまは―― もう3年も引きずっている(例の)小室圭 氏との結婚問題について、再度延期する旨の文書をマスコミに発表した。 しかしその文書では、(自分と小室圭氏との)結婚は、自分たちの心を大切に守りながら生きていくため…

スペイン名物「絵画・彫像の修復失敗」-ここにビジネスチャンスあり?

「またしても」スペインで彫像の修復に失敗した、というニュースが入ってきた。 今度は1923年製の銀行建物の女性彫像の顔であり、一目見て凄まじいまでの失敗だとわかる。 bijutsutecho.com www.sponichi.co.jp この手のニュース、なぜかいつもいつもスペイ…

「次の大統領」はカマラ・ハリスである-トランプ敗北、バイデン勝利

2020年のアメリカ大統領選挙は、現職のトランプ大統領(共和党)が敗れ、オバマ政権での副大統領であったジョー・バイデンが勝利した。 tairanaritoshi-2.hatenablog.com tairanaritoshi-2.hatenablog.com しかし、本当に勝ったのは誰であろうか。 それはバ…

続・本城惣右衛門覚書の謎-「上様」が誰か知らないなんて

前回記事に続いて、「本能寺の変の明智方従軍者」本城惣右衛門の覚書についてである。 いよいよ彼が本能寺に突入したときの様子は、こうだ。 **************** (原文) 人じゅの中より、馬のり二人いで申候。 たれぞと存候へば、さいたうく…

「大阪都構想」否決-見物人から見た敗因

11月1日、大阪市を廃止して大阪府に「接収」、旧大阪市は4つの特別区に再編するという「大阪都構想」について、大阪市で住民投票が行われた。 結果は、都構想への反対が多数で否決。 しかし、前回5年前も反対70万5585票、賛成69万4844票という僅差であったが…

「本城惣右衛門覚書」に新(真?)解釈-本能寺の変の真相やいかに

1582年6月2日早朝の「本能寺の変」は、「邪馬台国」と並ぶ日本史上の二大誘蛾灯である。 およそ日本史に興味のある日本人で(日本史に興味のある外国人については、よくわからない)、この二つに興味を持たない人は変人と言っても過言ではない。 邪馬台国に…

「東大差別」と「東大産業」-学歴という病は癒えない

「東京大学」は、日本最高峰の大学かつ国内最強の学歴として、日本人の誰一人知らぬ者もない。 しかし、それゆえに「逆差別」のターゲットにされる、ということもある。 toyokeizai.net 上記引用記事で特にやり玉に挙げられているのは、もう4年も続いている…

「東大差別」と「東大産業」-学歴という病は癒えない

「東京大学」は、日本最高峰の大学かつ国内最強の学歴として、日本人の誰一人知らぬ者もない。 しかし、それゆえに「逆差別」のターゲットにされる、ということもある。 toyokeizai.net 上記引用記事で特にやり玉に挙げられているのは、もう4年も続いている…

学者連合vs菅政権は、菅政権の圧勝に終わるだろう

日本学術会議の推薦する者6名を、政府が任命しなかった「事件」について―― 日弁連も学者たちも、ほとんどこぞって「任命しないのは違憲・違法」と大反発している。 (⇒ THE PAGE 2020年10月23日記事:「速やかに違憲・違法状態解消を」 学術会議、任命拒否の…

「ヘタ過ぎるナスカの地上絵」ショック-これはロマンか村おこし看板か?

10月16日、ペルーの文化省は、幅37メートルに及ぶ新たな「ナスカの地上絵」を発見した、と発表した。 それは丘の急斜面に描かれた、ネコ科の動物(ピューマ?)だという。 このニュースをネットで文字タイトルで見たとき、ワクワクしてクリックした人がどれ…

最高裁「非正規に一般手当と休暇は出すべき、退職金と賞与は出さなくていい」判決-これが日本の社会通念だろう

10月13日と15日という非常に近接した日に、最高裁は―― 「正社員と非正規社員の差」という現代日本の大問題の一つに、立て続けに判決を出した。 13日の判決では、大学の元アルバイト職員が、賞与(ボーナス)の支給を求めて敗訴。 同日のもう一つの判決では、…

「学術会議は聖域を守りたい特権階級」とますます思われるだろう

日本学術会議が新会員に推薦した学者6名を、菅政権が任命しなかった問題で、主に学者の間で抗議・批判が広まっている。 10月14日には「安全保障関連法に反対する学者の会」が記者会見し、これは「学問に対する冒涜行為」だと抗議する声明を発表した。 またテ…

「家で乱交パーティ」は罪なのか-警察力のムダ遣いについて

これは1年に1回くらい見るのであるが―― またまた「自宅で乱交パーティを催した」容疑で、62歳男性が逮捕された。 その参加者である30代から60代の男女7人もまた、公然わいせつ罪で逮捕された。 主催者が公然わいせつ罪に加え売春防止法違反の罪でもあるのは…

日本学術会議と経団連-「政府に任命される」から批判される、しかし一度始めたらやめられない

10月1日、菅首相は、「日本学術会議」が推薦した同会議の会員候補者105名のうち、6名の任命を拒否した。 その6名は、安倍政権時代の安保法制に反対したメンバーだという。 それについて「学問の自由を侵すもの」と猛反発が起こる一方―― この日本学術会議とは…

トランプ夫妻コロナ感染-「弱み」を見せた強気の男、これでバイデン大統領誕生か?

前回記事で、アメリカ大統領選について書いたばかりだが―― tairanaritoshi-2.hatenablog.com 10月2日、トランプ大統領夫妻が揃って新型コロナに感染(陽性反応)したとのニュースが、全世界を駆け巡った。 むろん、コロナが陽性だったからと言って、すぐ死亡…

時空議員1840バイデン vs 税金逃れトランプ…アメリカ大統領選=世界頂上決戦の高齢者対決

2020年のアメリカ大統領選が、もうすぐである。 そしてアメリカ大統領選と言えば、相手陣営への罵倒・あら探し・悪口雑言が飛び交う一大イベントである。 9月27日、(もともと反トランプである)ニューヨークタイムズは独自の調査結果として、トランプ大統領…

竹内結子もまた…芸能界の闇・自殺連鎖説への疑問と「共感過症候群」仮説

9月27日、女優の竹内結子(40歳)が自宅で死亡していたこと、しかも自殺と見られることが報じられた。 彼女は2005年に歌舞伎俳優・中村獅童(48歳)と結婚し、同年に長男を出産するが2008年に離婚。 昨年2月には俳優・中林大樹(35歳)と再婚し、今年1月下旬…

ジョン・レノン殺害犯40年目の謝罪-「有名人殺し」は今こそ盛んになるだろう

1980年12月8日、ビートルズのジョン・レノン(当時40歳)は、マーク・チャップマン(当時25歳)に射殺された。 それから20年後の今年8月19日、チャップマンはニューヨークの仮釈放の公判の中で、 レノンの妻のオノ・ヨーコ(87歳で今も存命)に謝罪の言葉を…

歌手Toshi「観客1名のみ」コンサート熱唱-逆転の発想で「良い売名」

9月22日、歌手のToshi(54歳)が、東京オペラシティにおいて「観客1名のみ」のコンサートを開催した。 正確に言うとコンサートは4部制で各30分、各部1名(第4部のみペア2組)を招待。 これには1万人以上の応募があったらしく、もちろん全員がToshiのファンだ…

なぜ女は自分より「上」の男でないとダメなのか-男女平等と年収1億円婚活CA

間欠的にネットに出てくる題材であるが、また最近、「コロナ婚活に励むCA(キャビンアテンダント)」を採り上げた記事が(やや)注目を集めた。 diamond.jp このCAは30歳で年収600万円だが―― 「身長と歯並び」は絶対に譲れず、 年齢は30歳から45歳まで、 外…

アカデミー賞新基準は、やっぱり日本に不利ではないか?

9月8日、アメリカの映画賞として有名な「アカデミー賞(オスカー)」の主催団体は、 2025年(第96回)から適用される作品選考の新基準を発表した。 ****************** (ELLE 2020年9月9日記事から転載) 【基準A 作品上の表現、テーマ、…

Zoom会議の「上座」-どこを見ても何を見ても「上下」を見る日本人

コロナ禍を契機に、一気に普及?した観のあるテレビ会議。 しかしテレビ会議というもの、こんなにも「普及が遅れ」ることを、昔の誰が予想しただろう。 こんなもの、1960年代・70年代の「未来はこうなる」系の記事では、21世紀を迎える前にとっくに普及して…

「フランスには冒涜の自由がある」-「自由vs配慮」が人類最終戦争?

5年前、フランスの週刊新聞『シャルリー・エブド』が、イスラム教の開祖・ムハンマドの風刺画を掲載したとして、イスラム教徒の襲撃を受けた。 そしてこの2020年9月1日、同紙は再びムハンマドの風刺画を表紙とし、これからも(タブーなき)風刺画を掲載し続…