プロレスリング・ソーシャリティ【社会・ニュース・歴史編】

社会、ニュース、歴史、その他について日々思うことを書いていきます。【プロレス・格闘技編】はリンクからどうぞ。

中国

「未来の超大国」インドは「地球の未来」イスラム勢力の防波堤・避雷針となるか

1月22日、インド北部の古都アヨディヤで、新しいヒンドゥー教寺院(ラム寺院)の建立式典が行われた。 それにはインド首相のモディ氏も出席し(というか主催者のようなもの)、実に盛大だったようである――もっとも建物は完成しているわけではなく、まだ建築…

キッシンジャー死去100歳-最も有名な「外交番長」の残したもの

11月29日、元アメリカの国務長官(他国で言う外務大臣)を務めた学者――後には起業経営者――ヘンリー・キッシンジャー氏が死去した。享年100歳。 言うまでもなく彼は、現代史上最も有名な外交官である。 彼が文字通り世界を股に掛けた大活躍を見せたのは1970年…

日韓の若者「子どもはいらない」で一致-「大東亜非婚無子圏」の誕生

日本のZ世代(の18歳から25歳)の約半数が「将来、子どもは欲しくない」と回答したらしい。 そして韓国でも、20代と30代の女性のうち約半数が「女性の人生に結婚・出産は重要でない」と回答し―― 女性にとって結婚と出産は必須だと答えたのは、わずか4%だっ…

人間みんなバカなのか-「中国、人口世界一陥落に危機感」

このたび国連の人口予測において、2023年(来年)にはインドが中国を抜いて世界一の人口大国になる見通しが示された。 2019年の人口予測ではそうなるのは2027年ごろとされていたが、アッという間に早まった格好だ。 そしてこれが、中国の経済成長を鈍化させ…

ウクライナは降伏して人命を救うべきか? 中国は日本に降伏すべきだったか?

今回のウクライナ戦争で、日本において「ウクライナは早く降伏・譲歩して国民の命を救うべきだ」と述べる論者が主に2人いる。 元大阪府知事で弁護士の橋下徹 氏、 テレビ朝日コメンテーターの玉川徹 氏 である。 もちろん、これも一つの考え方だ。 第二次大…

東大試験場殺人未遂事件 その2「東大一人勝ち」の科挙社会

さて、この事件を起こした少年の犯行動機は、「東大に行って医者になる」ことができない(だろう)ことへの挫折感と敗北感と思われる。 ここで誰しも不思議に思うのは、医者になるには別に東大卒じゃなくてもいいことである。 どこの大学だろうが医学部を出…

「ヘンな奴」リスクで日本人は中国式統制社会を支持する?

12月17日、大阪市の雑居ビルに61歳の男がガソリンで放火し、(今のところ)25人を殺害した。 12月21日、横浜市営地下鉄の車内で、50~60代くらいの女が乗客の女性2人をハンマーで殴って逃走した。 毎日毎日、何年も前から日本では、こんなニュースばかりが流…

「竹島と北方領土はもう返ってこない」とみんなわかっている?

11月16日、韓国警察のトップである警察庁長が、駐在する韓国警察官を激励するため12年ぶりに竹島に上陸する(した)そうである。 日本政府は外交ルートを通して抗議し、中止を求めたとのこと。 (⇒ 産経新聞 2021年11月16日記事:韓国警察トップ竹島上陸か …

中国共産党王朝はどこへ行く-統制超大国へのシンパシーという問題

アフターコロナを睨んでのことかどうか知らないが、ここ数ヶ月の中国の「統制超大国」化がスゴい。 まず、男性同性愛(いわゆるBL、ボーイズラブ)は「不良文化」だとして製作・販売が禁止された。 ゲーム世界においてはネットの「投げ銭」を禁止、しかもネ…

タンピン・N放・シラケ世代-北東アジア三国若者「無気力同盟」

いま中国の若者の間で、「タンピン」が流行っているそうである。 タンピンとは「だらっと寝そべる」の意で、仕事せず寝そべって何も求めない、マンションや車も買わず、結婚もせず、消費もしないというライフスタイルのこと―― らしい。 (⇒ デイリー新潮 202…

米外交官ら「謎の脳損傷」-昔からあった電磁波攻撃説

中国、キューバ、そして中国以外のアジア、欧米のどこかにおいて、アメリカの駐在外交官ら130人以上が(2016年以来)謎の脳損傷を被っている、との話をニューヨークタイムズが伝えた。 (⇒ msnニュース 2021年5月13日記事:謎の脳損傷、米外交官ら130人以…

日米首脳会談「台湾」明記-米の「太平洋防壁」は日本の宿命

4月17日、菅首相が渡米してバイデン大統領と首脳会談した。 その共同声明では1969年以来初めて「台湾」という言葉が明記された。 正確には「日米両国は、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調するとともに、両岸問題の平和的解決を促す」 という表現である。 …

「少子高齢非婚化」は日・中・韓を問わず―美人・金持ちアゲメディアが人の要求水準を上げまくる

日本の少子高齢化を知らない人はいないが、それは韓国も同じかそれ以上である。 何と言っても韓国の2020年の出生率は1.0を切る0.84で、世界最低水準となった。 そして中国でも現在の成人独身者は2億4000万人、将来は4億人になると予想されているそうだ。 (⇒…

埼玉県と神戸市がTikTok利用ストップ-中国人民は「中国共産党は中国の邪魔」と考える?

私は自分が使っていないもので、大阪府・埼玉県・広島県・神戸市が、住民への情報発信や行政業務利用のため動画投稿アプリ「TikTok」(の製造元「北京字節跳動科技(バイトダンス)」と連携協定を結んでいることを知らなかった。 しかし8月4日、そのうち埼玉…

トランプ「コロナウイルス武漢研究所起源説に自信あり」-2021年に戦争が起こる可能性

4月30日、アメリカのトランプ大統領はホワイトハウスでの記者会見で、 「新型コロナウイルスの発生源(流出源)は、中国・武漢のウイルス研究所である」 という見解に「自信がある」、と述べた。 科学者は情報機関が調査中であり近く結論が出る、 今回のコロ…

「史上最大の蝗害」バッタ4000億匹、中国へ?-これは王朝滅亡の予兆となるか

東アフリカでサバクトビバッタが大量発生し、エチオピア・ケニア・ソマリアの畑・食糧に大打撃を与え―― いまや1200万人が食糧危機に瀕している、らしい。 (ソマリアは、今月になって国家非常事態宣言を発した。 ソマリアという国は、普段から非常事態にある…

新型肺炎で「武漢封鎖」-もしかして中国共産党政権は正しいのでは、との疑念

東アジアで突如として勃発した、新型コロナウイルスによる肺炎の感染…… その感染源はヘビだ、とも言われているが、中国湖北省の武漢市は1月23日、 ●市外へ出る航空便や鉄道、市内全域のバスや地下鉄などの公共交通機関の運行を停止 ●市民に「特別な事情がな…

イランの「なんちゃって報復攻撃」とアメリカとの宿命の対決

2020年は、アメリカとイランのものすごいクライシスで幕を開けた。 すわ、ついに戦争かと思ったら、どうも尻すぼみで終わりそうな感じが漂ってきた。 まず1月3日、イランの革命防衛隊の精鋭とされるコッズ部隊のソレイマニ司令官が、イラクの首都バグダッド…

香港騒乱2019-中国共産党王朝は定番どおり民衆反乱で滅ぶ?

中華人民共和国(中国共産党王朝)の建国70周年記念日である2019年10月1日―― 香港では、かねてから言われていたように若者ら数万人がデモを起こし、警官隊との衝突が発生した。 北京での建国記念式典・軍事パレードで、習近平主席は「香港の一国二制度は堅持…

Amazon、中国から撤退-抑圧国家はGAFAの支配に抗する砦?

4月18日、米Amazonは本年7月18日までに中国でのマーケットプレイスを閉鎖すると発表した。 (⇒ ロイター 2019年4月18日記事:米アマゾン、中国版サイトのマーケットプレイス閉鎖へ) 中国市場から撤退する理由は、現地ネット通販企業との競争に勝てなかった…

アメリカ、INF(中距離核戦力)全廃条約から離脱へ-「第二のスターウォーズ計画」で次の仮想敵国・中国との新冷戦はまたアメリカの勝ち?

またまた「暴走大統領」トランプがやらかした―― と、世の中の大半の人は反射的に思うに違いない。 トランプ大統領は10月20日、ロシアとのINF(中距離核戦力)全廃条約から離脱すると述べた。 これは1987年にアメリカのレーガン大統領と旧ソ連のゴルバチョフ…

超美人女優ファン・ビンビン失踪事件-中国は美人「資本主義」に対抗する砦?

中国トップの超美人女優ファン・ビンビン(37歳)が失踪したと伝えられ、3ヶ月になる。 このたび中国当局が初めてこのことに言及し、(彼女らの脱税疑惑は)「いまだ調査中」と伝えたという。 www.recordchina.co.jp このファン・ビンビンという人、ハリウッド…

南鳥島付近海底に超大量のレアアース発見-日本が資源輸出国に「退化」する日

東京大学などの研究チームが、南鳥島付近の海底(日本の排他的経済水域内)に「世界需要の数百年分」のレアアースが埋蔵されていることを確認したそうである。 mainichi.jp 携帯電話部品などに使われるレアアースの世界供給シェアにおいて、中国が9割を占め…

プーチンの大統領選圧勝と元スパイ暗殺未遂事件-凍てつく土人の大地・ロシアがまた敗戦する日

3月18日、ロシアで大統領選の投開票が行われ、現職のウラジミール・プーチン(65歳)が75%超を得票し圧勝した。これで任期も2024年まで延びた。 www.newsweekjapan.jp もちろんこんなのは当たり前のことであって、誰もたいして興味は湧くまい。 「ふーん、…

習近平国家主席、任期撤廃で終身支配か―「21世紀は中国の時代」と言う人がいない理由と、中国の滅亡カウントダウンへ

2月25日、中国の国営新華社通信は―― 最高指導者である国家主席の任期を「連続2期まで」と定めた憲法を改正する議案を、中国共産党中央委員会が全国人民代表大会(全人代)に提出した、と伝えた。 3月5日に始まる全人代で可決されれば(されるに決まっている…

マクドナルド「賃上げで業績回復」、ファーウェイ「優秀な日本人技術者は3000万円で引き抜き」-みんなで沈む“日本人民共和国”

マクドナルドの業績が驚異的に回復しているらしい。 しかもその大きな要因は、従業員の賃金アップでモチベーション(士気)が上がったからだという。 こんなことが(断言はしないが)日本人経営者でやれるわけがないと思ったら、案の定―― それをやったのは52…

スペインのカタルーニャ州、数日中に独立宣言か-やっぱり時代は「バラバラ」へ。そして沖縄も日本から独立?

カタルーニャ州という名は知らなくても、バルセロナは聞いたことがある日本人は非常に多いだろう。(むろん、かつてバルセロナオリンピックがあったからだ。) カタルーニャ州とは、そのバルセロナが位置するスペイン最東端の州である。 スペイン情勢を常に…

山尾志桜里らの不倫バッシングと「それでも姦通罪復活を主張する人がいない」不思議

民進党の山尾志桜里は離党した。(9月8日) 自民党参院議員の今井絵理子(元SPEED)と自民党の神戸市議会議員・橋本健は、ワイドショーの格好のネタになっている。 (橋本市議は、8月29日に辞職届を出した。) いずれも、不倫が暴かれたためである。 その他…

アパホテルvs中国(5) 「社長の見解=会社の見解=従業員の見解」の激ヤバさ

アパホテル本の内容が、「沖ノ鳥島は岩である」とか「反イスラエル」とかだったら、それは従業員の思想信条の自由を侵す大問題になっていたのではないか……?

アパホテルvs中国(4) 「社長が自分の店に自分の本を置く」ことがなぜバカにされない?

そもそも「会社のトップが、自分の書いた本をその会社の事務所や店頭に置く」というのは、非常に恥ずかしい・バカにされる行為ではないか? 今回のアパホテル本がなぜそうならないのか、社会の“常識”は変化しつつあるのか?