10月1日、眞子さまが小室圭 氏と10月26日に結婚することが宮内庁から正式発表された。
それと同時に、眞子さまが「複雑性PTSD」に罹っていることも公表された。
世間からの誹謗中傷が原因で、
2018年~2019年頃から「人間としての尊厳が踏みにじられている」と感じるようになり、
恐怖感を再体験(フラッシュバック)することもあり、
「幸福感を感じるのが難しい状態」にあるらしい。
後出しジャンケンのようで恐縮だが、これは私もそんなことでもあるのではないかと思っていた。
ここ数年の世間総出の「眞子バッシング・秋篠宮家バッシング・小室圭バッシング」を見ていれば、こんな状態にならない方がむしろ不思議だと思える。
それにしても、皇族が国民からの誹謗中傷を受けてPTSDを煩うとは、まさに前代未聞の出来事である。
こんなことが世界に名高い「天皇のためのカミカゼと玉砕の国」で起ころうとは、戦前・戦中に誰が予想したろうか。
そして普通に考えれば、小室圭 氏はもとよりとして――
眞子さまの方だって、日本と日本国民に相当の恨みを抱くのが普通である。
それはもう、恨み骨髄に達するレベルであってもおかしくはない。
(⇒ 2021年9月2日記事:小室圭氏の復讐「最強の反日日本人」の誕生?)
そうなるとニューヨークに移住する小室夫妻は、やっぱり最強の反日日本人夫妻になると考えてもおかしくはない。
たとえば日本の戦争責任とか領土問題とか捕鯨問題とかで、
世界とアメリカのリベラル派や親中派などに味方する可能性だって充分にある。
全くの傍観者の立場に立って言えば、これは無類にエキサイティングでアメージングなことではないか……
「反日の(元)皇族」「時代の天皇の姉と義兄が反日」などという事態が現実のものになるかもしれない――
などということを、いったい誰が予想したろう。
戦前・戦中の日本軍人にこんな話をしたが最後、軍刀でぶった切られてしまいそうである。
いや日本の庶民にこんな話をしたとしても、リンチにかけられるか狂人扱いされたに違いない。
いやいや、何もそこまで遡らずとも――
現天皇の即位前、世間の評判は秋篠宮家の方が現天皇・皇后夫妻よりずっと上であったことなど、今となっては信じることもできないほどだ。
ほんの10年も遡らない過去、むしろ問題児扱いされていたのは現天皇・皇后夫妻の方であった。
特に女性週刊誌などは、延々と「雅子バッシング」みたいなことをやっていたはずである。
しかし逆に言えば、今のこの「眞子バッシング・小室バッシング」がまたまた手のひら返しされる可能性は、充分にあるわけだ。
小室夫妻が恨みの感情を表に表さずに何年も経てば、
世間はこれほどまでの(自らがやった)バッシングも、すぐに忘れることになるだろう。
はたして今から10年後、そして悠仁親王の即位後、小室夫妻の日本での評判はどうなっているだろう。
今回のバッシングも「苦難を乗り越えた美談エピソード」として、女性ナレーターの落ち着いた声のナレーションで語られるだろうか。
それとも「天皇の姉と義兄が反日」という、異様な光景が我々の前に現れるだろうか。
世間の有為転変は、全く測りがたいものがある……