自民党・高市政権が電撃的な国会解散と衆院選突入を決めたことを受けて、立憲民主党と公明党が新党結成をも視野に入れた連合体制を検討しているという。
それも公明党の方は、現職議席も含めた全国の小選挙区からも撤退するという。
(⇒ 2026年1月14日記事:【独自】立民・公明、新党結成視野に協力 衆院選、中道勢力結集し対抗)
一般にこのたび行われる衆院選では、自民党が勝利(それも圧勝)すると言われている。
高市総理もそう思うからこそ、突然的な選挙戦突入を決めたと言われている。
これに対して野党側は、ほとんど全く選挙戦の準備ができていないとかいう話だ。
よって、野党側が何とか頽勢を挽回しようと連合を組もうとするのは、当然と言えば当然の動きである。
もちろん世間一般からは、これは急遽追い詰められたあげくの弱者連合ないし「窮鼠連合」とさえ思われても仕方ない。
しかし私はこういう動きを、必ずしも冷笑的・批判的な目では見ない。
そりゃ政党でなくてもどこの組織であろうとも、大惨敗を避けて生き残ろうとすれば何だってしようとするのが当たり前である。
むしろこういう動きが何もなく、各党があくまで単独で戦おうとすることの方が不自然であり無謀だろう。
ただ、しかし、である――
この場合、立憲民主党はともかくも、公明党についてはどうしても厳しい目にならざるを得ないのが普通の感覚ではあるまいか。
なにせ公明党は、つい最近まで実に長い間、自民党との連立政権を組んできたのだ。
それが高市首相に「切られた」途端、今度は「中道勢力の結集」を目指して立憲民主党と組むという。
これはまさしくポリシーも理念も何もない変節コウモリぶり、誰とでもくっつく「野合」政党と思われても仕方ない。
いくら政党として生き残るためとはいえ、だからといって、ただそれだけが目的の政党になってしまえば政党としては存在する意味がない。
きつい言い方をすれば、政党としての自殺行為だ。
そしておそらく、当の公明党支持層の人々でさえ、今回の件で公明党の「終わり」を感じずにいられないのではあるまいか。
今までは自民党と濃厚協力していたのに、今度はその対立陣営たる立憲民主党と組む。
これはどうやっても、公明党自身には確たるスタンスが存在しないことを示しているとしか言いようがない。
そしてまた、このような政党に新規支持層が現れてくること、他政党からの支持が流れてくることも想定しがたい。
ただ自らが「生きんがため」の政党に、わざわざ支持を向けようとする人はいないのである。
おそらくこの調子では公明党は、特に若者層からの新規支持の流入もなく、今の支持層の「一代限り」で終わってしまうだろう。
その党勢は先細り一方で、ほどなく弱小政党に転落し解党への道を歩むだろう。
少なくとも公明党が参政党に凌駕される日は、そう遠くないと思って良さそうである……