プロレスリング・ソーシャリティ【社会・ニュース・歴史編】

社会、ニュース、歴史、その他について日々思うことを書いていきます。【プロレス・格闘技編】はリンクからどうぞ。

“児童姦モンスター”ジャニー喜多川の性加害は70年前から-歴史に残る現代版ジル・ド・レエ

次から次へと底なし的に性加害の経歴が明らかになる、故・ジャニー喜多川という男…… それにまた、新しい(そして非常に古い)証言が加わることとなった。 7月15日、俳優の服部吉次 氏(78歳)とその小学校時代の男性友人(79歳)が会見を開き、「今から70年…

天皇制滅亡の予兆-「次期天皇」秋篠宮家バッシングの行方

今の日本でほとんど毎日ニュースになっているネタ、それは「秋篠宮家」である。 そしてそのニュースの内容と反応(ネットの書き込み)と言えば、まさに「1億総バッシング」であるかのような勢いだ。 とにかく秋篠宮家のメンバー一同、皇嗣秋篠宮殿下、紀子妃…

りゅうちぇる自殺-「なりたい自分」分裂症

7月12日、タレントのryuchell(りゅうちぇる。27歳)氏が、所属芸能事務所において自殺体で発見された。 彼は女性にしか見えない「一児のパパ」として、最近とみに有名になった人である。 私は正直この人について、たいして知りもしないし興味もなかった。 …

経産省トイレ事件の最高裁判決、LGBT職員勝訴-女性職員が明確反対してたら敗訴してた?

7月11日、全国民注目――とまではいかないが、かなりの注目を集めていた「経済産業省トランス女性職員トイレ利用制限事件」の最高裁判決があった。 結果は、トランス女性(元男性)の逆転勝訴。 すなわち、彼女の勤務する経済産業省は彼女に対し、女性トイレの…

サイゼリヤ、粉チーズ無料提供終了-客質を上げる企業戦略

7月10日、主に低所得者から“神”とも称されているという外食チェーン・サイゼリヤは、テイクアウト販売の品目縮小と粉チーズ(グランモラビア)の無料提供を終了することを発表した。 従来の低価格路線を維持するための方策の一環ということだろうか。 (⇒ オ…

旧統一教会・韓鶴子総裁「岸田を呼びつけて教育を」って自分が呼べば?

7月8日、安倍晋三元首相の銃撃殺害事件から1周年となった。 銃撃したのは、旧統一教会に「家庭をメチャクチャにされた」男性であった。 そして1周年の今日―― その旧統一教会の総裁である韓鶴子(ハン・ハクチャ)氏が、先月下旬に「日本の幹部や信者1000人以…

軽トラ侵入小学校殺人未遂事件-「殺してないからいつか社会復帰」の廃絶

7月6日の午後3時10分ごろ、宮城県栗原市の市立若柳小学校の校庭に軽トラック1台が侵入。 児童4人をはねて軽傷を負わせ、運転手の男34歳が殺人未遂容疑で逮捕された。 彼は(閉まっていた?)正門からではなく、業者や保護者が使う通用門から侵入してきたらし…

日本の高校生「働くことは楽しい」が18.8%「も」いる驚異!

6月22日、国立青少年教育振興機構は「高校生の進路と職業意識に関する調査」を公表した。 調査対象は、日本・韓国・中国・アメリカの4か国の高校生。 その中で日本の高校生は「働くこと」のイメージについて、7割が「生活のため」と答え(4か国中ぶっちぎり…

「まともに仕事しながら結婚・子育てしたいと思うのは超人or狂人」説

働く女性300人(子あり150人・子なし150人)を対象に調査したところ、 その44.0%は「子どもを産みたいとは思わない、産む予定はない」、20.0%が「こどもを産みたいと思っているが、産む予定はない」と回答したとのこと。 (⇒ LIMO 2023年6月27日記事:働く女…

生成AI作・児童の性的虐待画像と「そっくりさん」肖像権問題

画像生成AIというものが使い物になってきた時点で、誰もが思いついたに違いない。 これでエロ画像がいくらでも作られることになるぞ――と。 案の定、AI自動作成のエロ画像は、既に大量に出回っている(はずである)。 そしてこれも案の定、「実物そっくりの児…

「日本人男性の共感力が低い」のは人への恐怖・警戒感によるものだろう

日本人男性はモテない、ダメだ、特に女性との付き合い面で劣等人種である…… というような論は、日本でかなりポピュラーなものである。 それは一種の「定説」になっているかのようで―― ことに「日本人男性は共感力が低い」「女性の気持ちに寄り添わない」とい…

ワグネル反乱1日で収束-どっちらけ何がしたいんだコラ

民間軍事会社ワグネルの総帥プリゴジン氏が始めた対ロシア反乱「正義の行進」は、たった1日で収束した。 ワグネル軍は占拠地域から撤退し、プリゴジン氏はプーチン大統領から免罪を受けた上でベラルーシに出国し、ワグネル兵士はロシア軍と契約し直したそう…

ワグネル反乱-ボロボロシアはどこへ行く

6月24日、ロシア側で戦っていた民間軍事会社「ワグネル」総帥のプリゴジン氏は、「正義の行進」と題してロシアのプーチン政権に反旗を翻した。 イギリス国防省の分析によると、ボロネジを経て首都モスクワを目指すのは確実とされ―― 既にロシア南部ロストフ州…

タイタニック見学潜水艇遭難事件-究極の「コト消費」とリスク

6月18日、大西洋の海底3800メートルに沈んだ『タイタニック』を見学(観光)に出かけた潜水艇が、消息を絶った。 これを書いている現在でも捜索が続けられているが、おそらく救出は絶望的である。 たぶんタイタニックと同じ海底3800メートルに着底していると…

ジェンダーギャップ指数2023発表:反LGBT法ウガンダ78位>日本125位 (笑)

全世界注目の?ジェンダーギャップ指数2023が発表された。 このブログでは先日、厳格な反LGBT法が成立したウガンダの順位がどうなるかが注目されると書いていた。 (⇒ 2023年5月31日記事:超厳格反LGBTQ法成立ウガンダのジェンダーギャップ指数は日本よりず…

中国版キューバ危機?とアメリカの歴史的失敗

中国とキューバが、キューバにおいて中国の軍事訓練基地を設置するという交渉を進めているそうだ。 (⇒ ウォールストリートジャーナル日本版 2023年6月20日記事:中国、キューバに軍事訓練施設を計画 米国の「裏庭」に中国軍駐留の恐れ) もしこれが本当なら…

「広末涼子直筆不倫ラブレター」公開の大恐怖-身近な通報者と私信暴露

「ベストマザー賞受賞女優」広末涼子のW不倫報道は、当事者双方がそれを認めたことで真偽の決着はついた。 しかし6月14日、それを報じた週刊文春は、今度は「広末涼子の書いた直筆の不倫ラブレター」までも公開したのである。 (⇒ 文春オンライン 2023年6月1…

39年ぶり自衛隊銃乱射事件、教官狙いのフルメタル・ジャケット

6月14日午前9時ごろ、岐阜市の陸上自衛隊日野基本射撃場で―― 実弾訓練中の自衛官候補生18歳男性が、自動小銃を乱射して52歳と25歳の男性隊員2人が死亡した。 候補生18歳は今年4月に入隊したばかりで、教官を殺そうと思って射撃したと供述しているという。 自…

「異次元の少子化対策」へやっぱり批判-で、皆さんは案あります?

6月13日、政府は前から言っていた「異次元の少子化対策」として、「こども未来戦略方針」を発表した。 大きな目玉は児童手当の「所得制限の完全撤廃」で、合わせて増額もされる。 しかし案の定なことに、ネットでは批判続出である。 これは最初からわかりき…

公園での水着撮影会「公序良俗」中止問題-誰がクレームに対応するのか?

6月9日、埼玉県のしらこばと水上公園で開催予定だった「近代麻雀水着祭2023」水着撮影会と「ミスヤングアニマルオーディション・セミファイナル」プール撮影会、及び川越水上公園で開催予定だった「フレッシュ撮影会」が、中止となることが伝えられた。 これ…

広末涼子もまた不倫? なくていいのはベストマザー賞かノーベル平和賞か

文春砲がまたやった―― と言うべきか、今度はあの広末涼子が不倫していた――しかも相手の45歳シェフも既婚の子持ちなので、ダブル不倫――とのスクープ記事を炸裂させた。 (⇒ 文春オンライン 2023年6月7日記事:“ベストマザー賞”広末涼子がミシュラン1つ星シェ…

「蛙化現象」流行す-全てが非婚少子化へ向かう世界

蛙(カエル)化現象…… ここ数か月くらいで突如世の中に浮上してきたこの言葉、 「今まで自分が好きだった相手が、 ついに自分に振り向いてくれた(プロポーズしてくるとか)途端に、 逆に“気持ち悪い”と感じて冷めてしまう現象」 のことを指すという。 そし…

AIはモデル女性を駆逐する?-本物女性は「作り物」に勝てるか

AI画像で動画化された「架空の女性」のtiktokが百万回再生されるなど、「AIインフルエンサー」が人々の支持を集めていることについての記事が、書かれている。 (⇒ リアルサウンドテック 2023年6月4日記事:“実在しない”19歳港区女子のTikTokが100万回再生 …

出産・子育ては「生き地獄のオワコン」、もう止めるべき論

まずはこちらの記事を、お読みいただきたい。 (⇒ プレジデントオンライン 2023年6月1日記事:「罰ゲームのような環境で子どもを産んでも見合うほど得るものがない」異次元の少子化は女性たちの声なき主張) これを読んですぐ思いつく二つの言葉は、「生き地獄…

超厳格反LGBTQ法成立ウガンダのジェンダーギャップ指数は日本よりずっと上 (笑) 

5月29日、東部アフリカのウガンダで、「世界で最も厳格」な反LGBT法が成立した。 同性愛者には「リハビリ治療」を義務付け、相手が未成年者・近親者で自分がエイズ陽性者の場合は死刑にする内容だという。 (⇒ CNN 2023年5月30日記事:ウガンダで反LGBT…

ベラルーシ・ルカシェンコ大統領重篤搬送-老人支配の権威主義陣営

5月27日、ベラルーシのルカシェンコ大統領(68歳)が病院へ緊急搬送されたとのこと。 なんでも、ロシアのプーチン大統領との密室会談を終えた直後に重篤な状態へ陥ったらしい。 無理もないことではあるが(笑)、これはプーチンに毒を盛られたのだという憶測…

「子ガチャ失敗」」の恐怖-長野立てこもり4人殺害事件

5月25日、長野県中野市の市議会議長の長男(31歳)が、散歩中の女性2人をナイフで殺害した後、駆け付けた男性警察官2名も(パトカーに乗った状態で)猟銃で殺害した。 彼は自宅に立てこもったが、自分の母親は逃がし(または母親は逃げ出し)――父の市議会議…

G7広島サミットはゼレンスキーサミットに-「外交の岸田」と「反権威主義連合」

5月19日から21日まで行われたG7広島サミットが、終幕した。 しかし何と言ってもこのサミットのハイライトは、ウクライナのゼレンスキー大統領の電撃参加である。 この一つで、このサミットは「ゼレンスキーサミット」となってしまった観がある。 それにして…

市川猿之助「遺言」内容報道-生きてるのにバラされる是非

5月18日に両親と共に一家心中を図ったとみられる市川猿之助は一命をとりとめ、既に退院したという。 しかし、両親が死亡したのに一人だけ生き残った方が地獄だと、思わない人はいないだろう。 そしてまた、自宅の半地下室で彼と共に発見されたという「遺言書…

市川猿之助「一家心中」?事件-令和の江戸時代

5月18日、有名歌舞伎役者の市川猿之助(47歳)が、自宅で意識朦朧の状態で発見された。 その両親、歌舞伎役者の市川段四郎(76歳)と妻(75歳)は、死亡した状態で発見された。 両親は床に並んで外傷はなく、一枚の掛布団が掛けられていたという。 猿之助は…