プロレスリング・ソーシャリティ【社会・ニュース・歴史編】

社会、ニュース、歴史、その他について日々思うことを書いていきます。【プロレス・格闘技編】はリンクからどうぞ。

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

少子化非婚化×カスハラ-「人と関わる」恐怖と億劫

2月28日、厚生労働省の人口動態統計速報値により、2022年の日本の出生数は79万9728人(前年比5.1%減)で、統計開始以来初めて80万人割れとなったことがわかった。 とはいえ、こんなことはわかっていたことだ。 同じく2022年の死亡者数は158万2033人と過去最…

日韓の若者「子どもはいらない」で一致-「大東亜非婚無子圏」の誕生

日本のZ世代(の18歳から25歳)の約半数が「将来、子どもは欲しくない」と回答したらしい。 そして韓国でも、20代と30代の女性のうち約半数が「女性の人生に結婚・出産は重要でない」と回答し―― 女性にとって結婚と出産は必須だと答えたのは、わずか4%だっ…

サンモニ「松本零士追悼」グダグダに-日本独自文化?コメンテーター制の惨劇

2月26日放送のサンデーモーニングで、漫画家の松本零士 氏の死去についてのコーナーが設けられた。 ところがコメントを求められたコメンテーターたちは、ほとんどだれ一人として松本零士作品を読みもせず知りもせず――さすがに名前と「宇宙戦艦ヤマト」くらい…

甲府UFO宇宙人遭遇事件48周年イベント-「見間違い」はあり得るのか

ある年齢層の日本人男性の多くには、「わが心のUFO事件」というものがあるはずだ。 もしその中から2つを上げろと言われれば、たぶんランクインするのがこの2つだろう。 (1) 甲府事件(1975年2月23日)山梨県甲府市 (2) 介良(けら)事件(1972年9月)高知県高…

少子化非婚化の根源?「セックスはおぞましい」

プレジデントオンラインに、解剖学者の養老孟司 氏が記事を書いている。 現代日本人は子どもに価値を認めず、みんなさっさと大人になれ・なってほしいと思っている、という趣旨である。 (⇒ プレジデントオンライン 2023年2月22日記事:「子どものいない社会」…

同性婚容認の次は近親婚容認、が当然の流れ-日本が欧米を超えるとき

引き続き、同性婚容認(法制化)の話である。 繰り返し念のため、私は同性婚容認に賛成である。 しかしこれも繰り返すが、同性婚を容認するなら近親婚を容認する理由はなくなる。 従って同性婚を容認するなら、近親婚も受け入れるのが当然の帰結となる。 (⇒…

同性婚推しと異文化・イスラムヘイト-欧米にあらずんば人にあらず?

今、同性婚容認議論がアツい。 あの「同性愛者なんて見るのも嫌」との首相秘書官発言を契機に、岸田首相は急遽LGBT容認法案の検討を始めた。 まず言っておくと、私は同性婚を認めていいと考える者である。 それには憲法改正が必要だとか言う話もあるが―― 「…

デート代負担永久論争-人間界ニホン族の雌雄関係 (下)

さて、ここで参考になりそうなのは、動物界の状況である。 昆虫界や鳥界では、交尾する際にオスがメスに「プレゼント」――たいていは食べ物だが、ニワシドリのように「素敵な巣」というものもある――を差し出し、それをメスが値踏みするという風習が広く分布し…

デート代負担永久論争-人間界ニホン族の雌雄関係 (中)

それはそれとしてこのデート代論争、いつも必ず「男は女におごるべきか」がテーマになる。 その逆、「女は男におごるべきか」はテーマにならない。 これだけで世の「根深い性差別、固定化された性的役割分担」意識を疑わせるに充分であるが―― LGBTQ問題が世…

デート代負担永久論争-人間界ニホン族の雌雄関係 (上)

「デート代は男が女におごるべきか、そうあるべきか」というのは、日本において飽きもせず繰り返される論争である。 これは「ある食品は体にいいか悪いか」の話題と同じく、無限ループの「永久論争」の一種と言って過言ではない。 そしてまた今回も、セクシ…

「盗撮産業」1人12年で売上1億5000万超-これは日本独自の産業か?

2月14日(バレンタインデー)、京都府警は無職46歳の男性を京都府・大阪府の迷惑防止条例違反(卑わいな行為)容疑で逮捕した。 この46歳男性、「Mr.研修生」の名で商業施設での盗撮を繰り返してネットで動画販売し、 なんと12年間で10万ダウンロード、1億50…

子ども時代の「思い出作り」「習い事」に効果はあるか?

子育てにはカネがかかるという。 カネがかかるのが、少子化の大きな要因になっているという。 このうち最大の因子が「教育費」なのだと言われているが―― その附属費というか周辺費用もまた、多岐にわたり多額に上る(のだろう、きっと)。 そういった周辺費…

「一夫多妻」男74歳2度目の逮捕-非モテ男子は何と聞くらん

またまたスマッシュヒット級の犯罪話というか―― 2月7日、東京都東大和市において、元占い師の男性(74歳)とその元妻(43歳)が、準強制性交未遂の疑いで逮捕された。 10代の女性を家に連れ込み、「死を免れるには私と性交するしかない」と脅したのだという…

LGBTQと同性婚の容認は21世紀の脱亜入欧? 福沢諭吉は正しかった?

2月3日、岸田首相の男性秘書官が、同性婚制度の導入について記者団にオフレコで―― 「同性愛者なんか、隣に住んでいるのも嫌。見るのも嫌」 「社会が変わる。社会に与える影響が大きい」 「こんなことを認めたら国を捨てる人が出てくる」 と語ったのがオフレ…

日本共産党、「党首公選制」主張者を除名す-これでこそ共産党、か

「ちょっとビックリニュース」というのがあるとすれば、これがそれだろう。 現役の日本共産党員かつジャーナリストの松竹伸幸 氏が、共産党から除名処分を受けたというのである。 松竹氏は今年1月に自著『シン・日本共産党宣言』を出版し、党首公選制の導入…

アメリカ「中国気球」撃墜事件-なぜ気球がバレないと思うのか

2月4日、アメリカは本土上空に侵入していた中国の気球を、大西洋上に出てから撃墜した。 この気球はまず1月28日にアラスカ州アリューシャン列島北部の防空識別圏に侵入、 30日にはカナダ上空、31日にアメリカ北西部アイダホ州上空、 2月1日にモンタナ州、次…

回転寿司ぺろぺろ迷惑動画:「子ガチャ」リスクも少子化の一因だろう

1月29日にSNSへ投稿された「スシロー湯呑・寿司ぺろぺろ動画」は燎原の火のごとく世間に広まり、スシローの株価下落損失は170億円にも達したという。 「誰でも取れる」湯呑、全員の所へ流れてくる寿司という「回転寿司」業態自体が、一人の唾液で消滅する勢…

岸田首相、同性婚に否定的答弁-批判派は近親婚とイスラムをどう考える?

2月1日、衆院予算委員会において岸田首相は、同性婚を法制化(公認)することについて―― 「極めて慎重に検討すべき課題」であり、「家族観や価値観、社会が変わってしまう課題」であると答弁した。 これをメディアは、同性婚の公認に否定的な答弁だと報じて…

宮台教授襲撃犯は自殺していた-犯罪者の自殺は社会の勝利?

昨年11月29日、東京都立大学キャンパス内で同大学の宮台真司教授(63歳)が一人の男に襲撃されて首を切られ、全治1か月の重傷を負った。 そして今年2月1日、実はその犯人41歳は、12月16日に首吊り自殺していたことが判明した。 警察が防犯カメラの録画画像を…