プロレスリング・ソーシャリティ【社会・ニュース・歴史編】

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デート代負担永久論争-人間界ニホン族の雌雄関係 (上)

 「デート代は男が女におごるべきか、そうあるべきか」というのは、日本において飽きもせず繰り返される論争である。

 これは「ある食品は体にいいか悪いか」の話題と同じく、無限ループの「永久論争」の一種と言って過言ではない。

 そしてまた今回も、セクシー女優(AV女優)の深田えいみが「男がおごるべき」論をツイートしたことを発端に、各界の有象無象がコメント参戦する展開になっている。

 ホントこの話題は、尽きることなき関心を集めるもののようだ。

 ところでまず触れるべきは、発端となった深田えいみのツイートである。それはこうだ。


「デート代、なんで男が払わなくちゃいけないのって言葉

 女性はそのデートのために準備して洋服、メーク、美容代も入ってると思う

 全部安くない。

 リップだってブランドなら4000円はする

 かわいいって言って欲しくて、そのためにすごく早起きして準備してる

 それを考えた上で、女性に出してあげて欲しいって思う!」


 そして深田えいみは世の批判を受けてこのツイートを削除し、謝罪している。

 まず私はこれが、謝罪を要する書き込みだとは思わない。

 これはこれで一つの見解であり、それこそ「貴重な意見」である。

 世の中にはこんな視点もあるのであって、実際そんな視点でデート代を見ている人がいるということだ。

 もっとも私には、このツイートで具体例として挙げられている「リップもブランドなら4000円はする」というのには全く共感も共鳴もしない。
 
 いったい世の中に、4000円のブランドリップとそうでない安物リップの違いが判る男性なんて、何人いよう。

 そんな違いを区別しようなんて考えつく男性って、実在すると考えることさえ難しい。


 たぶん男性なら、誰でも感じることだと思うが――

 男に生まれてよかったと思うのは、こういうときである。

 世の女性の多くがこんなことを考えて4000円のブランドリップを買い、買いたがり、それで他人と区別をつけようとしているのが本当だとすれば、そんな人種の一員でないことは人間としての幸運ではないか。

 化粧品産業というのは、つくづく罪作りな(あるいは罪を反映した)虚栄産業ではないか。

 こんなもんにカネと時間をかけるなんて、典型的な「浪費」というものではないか。

 もしかしたら「女性の貧困」というのはこんなことも原因になっているんじゃないか、という想像も広がってこないだろうか……