プロレスリング・ソーシャリティ【社会・ニュース・歴史編】

社会、ニュース、歴史、その他について日々思うことを書いていきます。【プロレス・格闘技編】はリンクからどうぞ。

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ロシアのプーチンは「切れ者の戦略家」なのか?

今や全世界の渦中の男、圧政の独裁者であり「ヒトラーの再来」とも罵られる、ロシアのプーチン大統領…… 彼は一般に、冷酷で切れ者の戦略家だと言われる。 だからこそ今回、「欧米列強の足元を見て(経済制裁も耐えられると見切って)」ウクライナ侵攻を命じ…

キエフ・ハリコフ攻防戦でウクライナ善戦-戦争はまだ人間のもの

2月27日現在、ウクライナに侵攻したロシア軍はいまだ首都キエフを落とせていない。 首都に留まり徹底抗戦を宣言した大統領ゼレンスキーをはじめ、閣僚たちの行うツイッター・動画配信戦術も止めることができていない。 それどころか第2の都市ハリコフでは、…

「ミュンヘン静観」再び-西欧が東欧を見捨てる伝統について

2月24日、ロシア軍は三方からウクライナに攻め入った。 翌25日(これを書いている時点)には、もう首都キエフが陥落寸前である。 アメリカはこうなる前から、ロシアは必ずウクライナに侵攻すると言っていた。 そうなったらキエフは2日で陥落するとも予測して…

ウクライナ危機:ロシア軍の兵力が意外と「少ない」件

2月23日、ウクライナ政府はロシアの侵攻の脅威に対し、非常事態宣言を発令する方針を固めたという。 ロシアは2月21日、ウクライナ東部の親ロシア派支配地域の独立を承認している。 そして2月20日の段階で、ウクライナ国境にはロシア通常兵力の75%、最大19万…

映像コンテンツで日本が韓国に完敗する(昔からの)理由

今、筋金入りの韓国嫌いの日本人でも認めざるを得ないのは、 「少なくとも映画やドラマなどの映像コンテンツで、日本は韓国に世界で完敗中」 ということではなかろうか。 ここで「映像コンテンツ」というのを、「芸能コンテンツ」と言い換えてもいいかもしれ…

「金メダルを獲ったら国威が上がる」という迷信妄想

私はぜんぜん見てないが、2月17日の北京オリンピック・フィギュアスケート女子シングル戦は、異様かつ鬼気迫る雰囲気であったらしい。 むろんその原因は、ロシア(正確にはROC=ロシアオリンピック委員会だが、つまりはロシアだ)選手のドーピング疑惑である…

悠仁さま高偏差値高校へ「提携校進学制度」で進学-皇室と学歴主義の未来

2月16日、宮内庁は、秋篠宮家の長男であり将来の天皇(だろう)悠仁さまが、国立筑波大学付属高校に「提携校進学制度」により合格し、4月に入学することを発表した。 何でも国立筑波大学付属高校は都内屈指の進学校で、その学生の偏差値は「75以上」とも言わ…

女性プロゲーマー「身長170cm以下の男に人権なし」-女心のキモさについて

2月15日、女性プロeスポーツ選手「たぬかな」という人がライブ配信中、 「165cmはちっちゃいね。ダメですね。 170ないと、正直人権ないんで。 170センチない方は『俺って人権ないんだ』って思いながら、生きていってください。 骨延長の手術を検討してくださ…

ロシア(また)ドーピング?-これぞ「作られた英雄」、オリンピックの気色の悪さ

いま開催中の北京冬季オリンピックでは、競技外の「判定」「ドーピング」等々が話題である。 中でも、ロシア――いや、ROC(ロシアオリンピック委員会)――の女子フィギュアスケート選手カミラ・ワリエワ(15歳)のドーピング疑惑は重大視されている。 しかしな…

自民党京都府連の選挙買収疑惑-異様に低額の「買収費」

週刊文春では、自民党の京都府連において、国政選挙の自民党候補者が選挙区内の府議や市議に「50万円」を配っていたとの疑惑を報じている。 (⇒ 文春オンライン 2022年2月11日記事:自民党京都府連「選挙買収」疑惑 新たな内部文書と証言「選挙活動を頑張っ…

少子化ノンストップ爆走-25~34歳で「子どものいる夫婦世帯」は1割もいない

2月7日、内閣府は「日本経済2021-22」(ミニ経済白書)を公表した。 それによると、25歳から34歳の年齢幅での世帯類型では、 ●所得400万~499万円で「子どものいる夫婦という世帯類型」は、2019年に全体の9.8%(2014年は13.2%) ●所得300万~399万円では5.…

日韓歴史戦・佐渡金山編-世界遺産、多過ぎ問題

日本政府が「佐渡金山」を世界遺産の候補に推薦したことに対し、韓国政府は真っ向から反発と抗議をしている。 別にこんなことを茶化す気はないが、なんかもう、トムとジェリーかと思うような毎度の展開である。 今回の件は、「日韓歴史戦・シーズンXX 佐渡金…

石原慎太郎死去-「NOと言える日本」の終焉

作家で元政治家の石原慎太郎氏が2月1日、死去した。享年89歳。 石原慎太郎と言えば昭和の大スター・石原裕次郎の兄ではあるが、ただそれだけでは全然なかった。 いま生きる大多数の人にとって石原慎太郎のイメージとは、元東京都知事でありいわゆる「右派」…