2月16日、宮内庁は、秋篠宮家の長男であり将来の天皇(だろう)悠仁さまが、国立筑波大学付属高校に「提携校進学制度」により合格し、4月に入学することを発表した。
何でも国立筑波大学付属高校は都内屈指の進学校で、その学生の偏差値は「75以上」とも言われる凄まじいレベルらしい。
また、何でも悠仁さまは、現在所属しているお茶の水女子大学付属中学校で「成績最優秀グループ」に入っているから(聞き慣れぬ)提携校進学制度というものを利用できたらしい。
あれれ、2月13日には悠仁さまは受験票を持って「一般入試」で筑波大附属高校を受けに行ったんじゃなかったのか――
と思ったら、あれは入試じゃなく「学力検査」だったらしい。
推測するに、今回のニュースを聞いた多くの国民は、「また皇室特権かよ」と感じただろう。
あるいはもっと単純に、「ふ~ん、そーですか」「けっ」というものなのかもしれない。
とにかく今、皇室なかんずく秋篠宮家への冷たい目とバッシングというものはスゴい勢いなのである。
こんなニュースがあった当日、昨年の春に悠仁さまが(大賞に次ぐ)佳作に輝いた「第12回子どもノンフィクション文学賞」(北九州市主催)受賞作品の文章が、2012年刊行の『世界遺産 小笠原』(JTBパブリッシング)というガイドブックからの盗作・剽窃・書き写しじゃないかとの指摘が報じられる始末なのだ。
なんかもう、各メディア総出で秋篠宮家を叩きのめそうかという勢いではないか。
私は、とてもそこまで秋篠宮家をバッシングしようという気持ちにはならないが――
しかしこのバッシングが、いずれ天皇家の本家に及ぶだろうなとは普通に思うものである。
そしてまた、そんなに都合良く天皇家の子弟が「最優秀グループ」で「超進学校」に入れるほどの頭脳を持っているのか、ということに疑問を抱きもするものである。
そして、以前の記事でも書いたが――
そうなったら、いよいよ皇室は本格的に「上級国民」と世間から見なされることになるだろう。
ましてやその人が天皇に即位すれば、天皇と皇室のやることは大多数の国民から
「しょせん上級国民の、エリート貴族の、特権階級のやること」
と思われるようにもなるだろう。
tairanaritoshi-2.hatenablog.com
また同時に、「天皇にも学歴がいるのか」ということになれば、いよいよ日本の学歴主義は頂点に達するとも言える。
はたして21世紀半ばの皇室と日本がどうなっているのか、これは皇室ウォッチャーならずとも非常に興味を引かれるのではあるまいか。