プロレスリング・ソーシャリティ【社会・ニュース・歴史編】

社会、ニュース、歴史、その他について日々思うことを書いていきます。【プロレス・格闘技編】はリンクからどうぞ。

道徳

日本の高校生「働くことは楽しい」が18.8%「も」いる驚異!

6月22日、国立青少年教育振興機構は「高校生の進路と職業意識に関する調査」を公表した。 調査対象は、日本・韓国・中国・アメリカの4か国の高校生。 その中で日本の高校生は「働くこと」のイメージについて、7割が「生活のため」と答え(4か国中ぶっちぎり…

爆笑政治研究:政策は無意味で無礼?「何があっても自民党」

イグ・ノーベル賞に限らず、真面目にやっているのに笑ってしまうような、面白い研究というのが世の中にはある。 そしてまた一つ面白い研究が、面白いどころか爆笑ものの研究があった。 それが堀内勇作氏らによる「日本の有権者は、諸政党の政策をどう評価し…

デジタル庁職員に不満渦巻く―日本の道徳はDX化に向いてない

5月1日、デジタル庁が業務改善のため実施した内部アンケートの結果がわかった。(公表してないのに、わかったらしい) 回答率は85%(約550人)という驚異的な高さであり、その内容は 「業務が多すぎる」 「風通しが悪い」 「やる気を失っている若手が非常に…

日本が韓国・台湾に一人当たりGDPで抜かれる近未来-DX拒否という道徳

12月15日、日本経済研究センターは「2027年には日本の一人当たりGDPは韓国・台湾に抜かれる」という推計を発表した。 (⇒ 日本経済新聞 2021年12月15日記事:1人あたりGDP、27年に日韓逆転 日経センター予測) その要因として挙げられているのは、日本の行政…

東レ経営研究所・社長も全員「さん」付け運動と日本の「身分制死守」道徳

東レ経営研究所では、社長が率先して「社長も部長も全員を(役職名で呼ばず)『さん』付けで呼ぼう」ということになっているそうだ。 (⇒ J-CAST会社ウォッチ 2021年3月10日記事:上司も部下も全員「さん」づけで呼ぼう! 運動を進める東レ経営研究所社長の…

Zoom会議の「上座」-どこを見ても何を見ても「上下」を見る日本人

コロナ禍を契機に、一気に普及?した観のあるテレビ会議。 しかしテレビ会議というもの、こんなにも「普及が遅れ」ることを、昔の誰が予想しただろう。 こんなもの、1960年代・70年代の「未来はこうなる」系の記事では、21世紀を迎える前にとっくに普及して…

ハンコ主義・紙決裁・対面主義は「道徳」の問題である

コロナ禍でテレワークがようやく広まりを見せたのと平行し、 日本の「ハンコ主義」「紙決裁」などが、もう何度目か厳しい批判に晒されている。 toyokeizai.net 今どき「ハンコで」「紙で」「出頭・対面して」仕事を進めるなんてこと―― 「もちろん」誰でも、…

グレタ・トゥーンベリやヴィーガンを笑う者は未来に負ける?-企業の「道徳リスク」

国連本部で地球環境に関する「炎の大演説」をやった環境少女グレタ・トゥーンベリ(16歳)が―― 飛行機に乗ることは信条が許さないから(地球環境を汚すから)、飛行機に乗れないで母国スウェーデンに帰る手立てがなく困っているそうである。 (行きは、ヨッ…

「何事も 斜めに見るのが 人の道」道徳が日本の転落を加速させる

フェミニストとして有名な上野千鶴子・東京大学名誉教授の東大入学式での祝辞が、反響を呼んでいる。 それを受けて“コミュニケーション・ストラテジスト”(ホントに、何でも肩書きになるものである。まるでプロレス技のようで面白い)岡本純子氏が、次のよう…

スプレーが可燃性だと知らない人がいる-札幌アパマン爆発事件の真の闇

先日記事を書いた札幌市での「スプレー120本を室内で噴射したあげく給湯器を点けて大爆発」事件だが―― なんで120本も一気にガス抜きをしたかと言えば、2日後の店舗改装を控えて(未使用の)在庫スプレーをカラにしておく必要があったからだという。 なんでそ…

「フィギュアスケートは金持ちボンボンのやること」批判がないのはなぜか?-「生まれつきの能力」に全面降伏する時代?

フィギュアスケートの新女王として、弱冠16歳の紀平梨花が絶賛を集めている。 そしてフィギュアスケートとは、今の日本で「最高峰のスポーツ」と庶民にまで思われている存在に成り上がったのかもしれない。 それはそれとして、今から述べるのは別に批判では…

PDCAは死のサイクル&「面前でご説明しないと無礼」の封建土人国が世界に遅れる

PDCAサイクルとは、日本で働く人の常識である。 いくらなんでも、そんなの聞いたこともないという人は「まともな」ビジネスパーソンにはいないだろう。 しかし、そのPDCAサイクルへのこだわりとやり過ぎこそが日本を世界に劣後させている―― との記事を、経済…

「雑炊の盛り付け・作り方で店主惨殺」事件-日本で極大化する「労働リスク」

年の終わりに、何とも陰惨な事件である。 滋賀県草津市のちゃんこ料理店「隠れダイニング蔵間草津店」のオーナー・糸岡真二さん(60歳)が、客2人に2時間半にもわたる暴行を受けて死亡した。 犯人は、不動産仲介業・H(46歳)と土木作業員・S(45歳)。 (彼らは…

日産と神戸製鋼所が不正隠蔽で大揺れ-「先端技術を持つ封建土人」なのは日本の伝統

世界に冠たる日本企業、日産と神戸製鋼所が大揺れである。 特に神戸製鋼所は揺れまくりで、報道を見ているとこのまま倒産してもおかしくないような按配だ。 つい最近には、これも世界に冠たる東芝が不正会計問題で破綻寸前にまで(自業自得ではあるが)追い…

「エクセレント・カンパニー」東芝の凋落(経営危機)と「目上を敬う」封建土人道徳

日本を代表する企業の一つ「東芝」は、見るも無惨な凋落を遂げた。 その株式銘柄は東証一部から二部に“転落”し、上場廃止さえもいまだ危ぶまれている。 その経過をいちいち書くことはやめておこう。 (あまりにも長すぎるし、第一それほどよくは知らない。)…

「AI人事」の時代・適材適所の完成とネオ身分社会の到来 その4

AI人事で「社会・会社の上に行く適正なし」と判定された大部分の人間は、いかに生くべきか? 「むかし家柄、いま能力」の貴族制の下で持つべき、平民の心構えとは?