プロレスリング・ソーシャリティ【社会・ニュース・歴史編】

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もうすぐ「結婚するのは変わった人」になる説

 最近はとにかく、「人口減少」「出生率・出生数が下げ止まらず」「未婚率上昇」とかのニュース記事が目白押しである。

 日本だけでなく、世界の中でも特に東アジアではそんな話でもちきりである。

 というわけで、当ブログでもその手の記事が自然と?多くなってきている。

(⇒ 2023年2月23日記事:少子化非婚化の根源?「セックスはおぞましい」)

(⇒ 2023年2月26日記事:日韓の若者「子どもはいらない」で一致-「大東亜非婚無子圏」の誕生)

(⇒ 2023年2月28日記事:少子化非婚化×カスハラ-「人と関わる」恐怖と億劫)

(⇒ 2023年3月4日記事:韓国「異次元の少子化・非婚化」-非婚式・非婚手当の出現)

 

 さて、このような傾向が進んでいけば、遠からず――

 「結婚する人は少数派になる、それどころか変わった人と見なされる」

 ということになるのは、全く自然の流れに思われる。

 これは極端な、鬼面人を驚かす類の話だろうか。

 しかしたとえば、多くの若者がこんな「感想・考え」を持っているのだと報じられたら、あなたはどう思うか。

 

「仕事して疲れて自宅に帰ってきて、さらにそのうえ家族生活や子育てなんかしたくない」――

 

 私にはこれは極めてあり得ることであるし、何なら健全でまっとうな感想・考えだとすら感じられる。

 これこそまさに、メディアにおいて「共感の嵐」と言われるような実感論ではないかと思える。

 いや、むしろ、そうでないという人こそが少数派ではないか。

 そういう人は、周りから「元気だねぇ~」と思われるような人間ではあるまいか。

 男性が家に帰ってきてまで、女こどもの相手なんかしたくないと思うのは「普通」の感性である。

 女性が家に帰ってきてまで、男こどもの相手なんかしたくないと思うのは「当然」のことである。

 そう感じる人の方が今すでに多数派になっているというのは、皆さんもそれこそ共感するのではないか。

 昔に比べれば「仕事以外の時間」は増え、「家事負担」もまた各段にラクになっているはずなのだが……

 なぜかこう感じるのが普通で当然だという風に、現代社会は変貌した。

 おそらく日本や東アジアの未婚率が50%を切るのは、そう遠い未来のことではないだろう。

 人間の半分は結婚して半分はしない、それが当たり前の社会になるのは近い。

 そうなっても我々は、「ま、そんな割合が妥当じゃないの?」と普通に感じるようになっていると思うのである。