プロレスリング・ソーシャリティ【社会・ニュース・歴史編】

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米国防総省、UFO調査を実施していた-21世紀のXファイル&プロジェクト・ブルーブック、及び「UFOは超常現象なのか?」

 さあ、男なら血湧き肉躍るXファイル案件である。

 こんなニュースの見出しが出れば、クリックせずにいられない人が日本だけで何百万人もいただろう。

www.yomiuri.co.jp

 

www.cnn.co.jp

 

www.newsweekjapan.jp

 

 こんな話を聞いて反射的に思い出す言葉と言えば、もちろん鉄板の「Xファイル」。

 もう一つは「プロジェクト・ブルーブック」という、1950年代~60年代にかけてアメリカ軍に実際に設置されたUFO現象調査期間の名称である。

(プロジェクト・サイン、グラッジ、ブルーブック、という連番名称を知らぬ者は、とても超常現象ファンとは言えない。)


http://www.theblackvault.com/

 
 “21世紀のプロジェクト・ブルーブック”は2007年に始まり2012年に打ち切りになったようだが、今でも調査は続けられているそうである。

 なるほど「UFOの調査に税金を投じる」と聞けば、大多数の人が「そんなことにカネを使うなんて」と表向きは言いそうだが――

 しかし実のところ、「ぜひ、もっとやってくれ」とか嬉しく思う人というのは、思うよりずっと大勢いるような気もする。

(むろんその大部分が男性であることは、言うまでもない。)


 ちょっと気になるのは読売新聞の書き方で――

民主党のハリー・リード前上院議員の要求で多額の予算が投じられ、ほとんどはリード氏の友人が経営する航空宇宙調査会社に流れた」

 なんて書いてあれば、オトモダチ利権というカネの流れが嫌でも想像されてしまう。

 しかし考えてみれば、こんな調査を知り合いもいないような会社に頼むのも気が引けるのは事実だろう。

 この点、「リード議員らは、本当にUFO現象に興味を持っていたのだ」と、やや善意に解釈してもよいかもしれない。


 さて私は、「宇宙人はいる」ものと思っている。

 これだけ宇宙が広くて、こんなにも多くの星があるのだから――

 その中で(「人型」かどうかは別として)知的生物が地球にしかいない、人類しかいない、というのがもし真実であれば、それは奇跡中の奇跡である。

 こんな大問題はこの世にないほど、深刻すぎる異常さである。


 ところで、UFOというのは必ず超常現象に分類されるものなのだが……

 もしUFOが一般にイメージされているように「宇宙人の乗り物」だとしたら、それは超常現象と呼べるのだろうか?

 宇宙人が実在するなら、それはきっと乗り物を持っているだろう。

 大宇宙を越えて地球に来るなら、やっぱり何らかの乗り物に乗ってくる――というのは、ごく自然である。

 もちろんUFOは「物質ではあり得ない」ような特徴をしばしば示すため、「ボルトとナット」の金属製ではなく、「心霊現象説」まであるのは周知のとおり……

 UFOのよく示す「通常の物質ではあり得ない特徴」は、次のようなものだろうか。


●現在の地球の飛行機では不可能な飛行をする。(直角ターン、木の葉のように揺れながら落ちていく航跡)

●テレポーテーションする。

●形を変える。

●まるで固体のように見えるビームを放つ。

●外から見ればそんなに大きくないのに、中に入ってみるとだだっ広い空間になっている。


 私はこれらのこと、全ていずれ地球人もできるようになると思う。

 あと5000年も地球人が存続すれば、ほとんど何だってできてしまうと思っている。

「宇宙人が地球に来るには、光の速さで来ても何万年もかかるはず。

 また、UFOが地球上で(言われるような)超スピードを出せるとしても、そんな加速度に肉体が耐えられるはずがない。」

 という話もよく聞くが、これだってもっと科学が進めば解決できることだろう。


 そうなると、宇宙人が超科学のUFOで地球に来ているというのは、「まあ、そりゃそういうこともあるんじゃないの」という程度の話である。

 だから私も、そういうことがあったとしても大したこととはあまり思えない。


(しかし、UFOには「まるでロケットのように炎を噴射して飛行していた」という目撃談もある。

 そして宇宙人の中には、「自分が人間に見られていることに気づくと、思いっきりビックリした様子でアタフタUFOに戻っていく」者もいる。

 こういう“原始的”な要素がどうしようもなく混在しているところが、UFO&宇宙人話の難しいところ/面白いところである。)


 さて、もし本当に宇宙人の存在が公になったとして――

 我々は宇宙人に対してどう思うべきだろうか?

 私は別に、卑屈になったり仰ぎ見たりする必要も理由もないと思う。

(と言うか、自分がそもそもそう思うことができないのだが。)


 たとえ宇宙人が地球人をはるかに超える超科学を持っていようと、精神的にもはるかに超越していようと――

 それは彼らが、地球人よりいくらか早く発生・進歩しただけである。

 たとえ資質や能力自体が地球人をぶっちぎるほど高かろうと、それは彼らが「たまたま」そういう種族に生まれついたというだけである。

 私は超大金持ちの家に生まれた人を「尊敬」したり「スゴイ」と思ったりすることはないし、それはあなたも同じだろう。

(ただし、もちろん「羨ましい」とは思うが。)

 
 もし宇宙人が本当に「精神的にも地球人よりはるかに高尚」であるならば、当然これらのことはよくわかっているはずだ。

 要するに宇宙人はただの生物の一種であり、UFOは自然法則の一環を利用しているだけということだ。