プロレスリング・ソーシャリティ【社会・ニュース・歴史編】

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ヘリ墜落、ウクライナ内相ら全員死亡-「ヘリに固まって移動」は危なくないのか

 1月18日の朝、ウクライナの首都キーウ近郊のブロバルイでウクライナのヘリコプターが墜落し、デニス・モナスティルスキー内務大臣、内務省第1次官ら18人全員が死亡した。

 ごく単純に考えて、これには3つの可能性がある。

① 敵であるロシア軍の攻撃(ミサイル攻撃、電子戦など)

ウクライナの内紛(反対派による時限爆弾など)

③ 事故

 何の情報もない私としては、③を選ぶ。

 ①みたいなことができるならロシア軍はこんなに苦戦してないだろうし、②はちょっと裏読みし過ぎだと思うからである。

 それにしてもややオドロキなのは、内務省のトップ中のトップの人たちが「ヘリ」で「固まって」移動していることだ。

 首都キーウ周辺の防空に、ウクライナ側はそんなに自信があるのだろうか。

 私だったら、多少時間はかかっても陸路で(車で)行くことを選ぶ。

 そしてまた、内務大臣と内務第1次官(内務省ナンバー2なのだろう、たぶん)が一緒にヘリに乗ろうとも思わない。

 ヘリコプター操縦者やその関係者には申し訳ないが、私はヘリに乗るのが怖いのである。

 戦争中なら撃ち落されるのが怖いのはもちろんのこと、たとえ平時でも「いかにも事故で墜落しそう」に思ってしまうのである。

 これはもしかしたら、アメリカのアクション映画を見過ぎたせいかもしれない(そんなに見てないが)。

 アメリカのアクション映画のヘリというのは、墜落するために登場するようなものだからだ。

 しかしそれはそれとして、やっぱり

「組織ナンバー1とナンバー2が、戦時に一緒の乗り物に乗って移動する」

 というのは、明らかに間違ってないか。

 いや、わかるのである。

「わかっちゃいるけど、ついついやってしまう」

 ことがある、というのは……

 しかし仮にも、戦時なのだ。

 どうしてもヘリに乗らないといけないのなら、ナンバー1とナンバー2は別々のヘリで行く、というのを徹底させるべきではないか。

 ウクライナは今回の対露戦争で予想外の強さを見せつけたが、しかしやはり完全無欠の完全戦時対応モードというわけではないようだ。

 これでもし、ゼレンスキー大統領と副大統領、軍の首脳らが一緒に乗っていたヘリだったとしたら、どうなっていたことだろう……