案の定というか、日本に在住するロシア人やロシア人経営店に対する嫌がらせや脅迫が、増えているようだ。
(⇒ テレビ大阪ニュース 2022年3月22日記事:ロシア料理店に殺害予告)
もちろん圧倒的大多数の日本人は、こんなことする人間はバカと思うはずである(と、信じたい)。
これを「無理もないこと」とか思う人は、第二次大戦中のアメリカが日系アメリカ人を収容所に送ったとかいう話についても、「無理もないこと、謝罪する必要もないこと」と思わなければならないだろう。
しかし私は、こういう脅迫・嫌がらせ・敵視・差別というのは、バカと言うよりはるかに有害な「国賊行為」だと思っている。
なぜならロシア人だからという理由で差別するなら、日本に味方するロシア人はいなくなるからである。
もちろんこれは、中国人や朝鮮半島人についても全く同じことが言える。
日本に味方する外国人を減らす・なくすというのは、明らかに日本を害する利敵行為である。
それは誰が考えたって(よほどの抜け作バカが考えたって)、当たり前すぎることではないか?
スターリンの圧政に苦しんでいたロシア人を味方に組み込むのは、そこまで難しいことではなかったはずだ。
もしそうなっていたら、本当にナチスはソ連を征服できていたかもしれない。
しかし、そうはならなかった。
ナチスは初めからロシア人(スラブ人)全般を敵視・差別し、奴隷化しようとしていたからである。
そんなことしてるから、勝てる(かもしれなかった)戦争でも勝てなかったのではないか。
(とはいえそれでも、ドイツに味方したロシア人は相当数いたが……)
ロシアが戦争を仕掛けたからって、在日ロシア人を差別・敵視して何になろう。
むろん、何にもなりはしない。
ウクライナのために屁の助けにもなりはしない。
それだけでもバカな話だが、それで彼ら彼女らが反日になってしまったら、バカでは済まない利敵行為に他ならない。
そんなことをするのは、日本を害する国賊のみである。