お菓子会社として有名な「ロッテ」が、韓国の会社であることも有名だが――
そのロッテがオンラインショッピングモールで、ブロックおもちゃ「伊藤博文暗殺劇セット」を販売しているという。
そしてそれに日本のTwitterユーザーは激怒、ロッテ不買の気勢を上げているともいう。
(⇒ ワウコリア 2021年3月2日記事:おもちゃのブロック「伊藤博文“暗殺劇”セット」に、日本列島「激怒」=韓国報道)
上記引用記事には「日本列島激怒」とあるが、私はこんなこと、この記事をネットで拾うまで全く知らなかった。
それは、ほぼ全ての日本人が同様ではあるまいか。
激怒するのはこの記事を読んだ(この記事が広まった)後の話だと思うが――
この記事を韓国語で読んだ韓国人は、やはり本当に「既に日本人は激怒している」と受け取ってしまうのだろうか……
さて、こういう記事を読んで「本当に韓国はどうしようもない」「やっぱ断交だ」と感じるのは、言いようによっては「月並みな反応」である。
しかし私は、次のようなことも思う……
どうせならブロック製のオモチャなどではなく、リアルなジオラマを製作・発売してくれれば良かったのに、と。
そういう「歴史的事件」ジオラマは、けっこう人気と需要があるのではあるまいか。
たとえば、
●「大化の改新(乙巳の変)」ジオラマ(※蘇我蝦夷の首チョンパ絵が有名)
などである。
こういうのをリアルに再現したプラモとかは、売っていたら買う人が多そうだと思うのだ。
家電量販店の中のオモチャコーナーには、よく「ドイツ兵」(の、機関銃小隊とか)のプラモが売っているが――
あれが売れるのなら、こういう歴史事件ジオラマも売れるんじゃないかと思うのである。
そしてまたそういうジオラマは、案外と歴史研究に資するところがあるのではないか。
少なくとも、歴史ファンを増やす役には立つのではないか。
たとえば、
なんて、陰謀論や第二第三の狙撃者説を考究するのに、研究の裾野を広げる効果はありそうである。
なのでロッテには、オモチャなんかじゃなくリアリティジオラマセットの発売を検討してもらいたいものだ。
その題材がやっぱり伊藤博文暗殺劇だとしても、それが韓国で売れそうなのなら仕方ない。
(しょせん、企業は商売である。)
というか日本の玩具会社にこそ、そんなジオラマを作ってほしいのだが……