セクハラを告発する全世界的運動「#MeToo」について、やっぱりカウンター活動が起こっているようだ。
そりゃ何にだって反発・反動が起こるのは世の習いである。
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しかしまあ、上記ハーバー記事に引用された男性たちの “気勢” は、何と既視感のあるものではないか。
●「結婚なんて、世の中で一番ひどい詐欺だ。何の得もない。ただの形式でしかない。
……もし女たちが僕らを思いとどまらせないのなら、社会はその方向へ進んでいくと思う」
●「もし万が一、女性たちが僕をデートに誘ってくるようになったとしても、中年になった今の僕は、20代のときに女性に無視されたことを常に忘れていない。
そんな僕がなぜ今、あの当時、僕とデートすることなど考えもしなかった女性と、デートをしなければならないのか。
なぜ、自分が築き上げてきた生活のレベルを、20代だったときには見向きもしてくれず自分と一緒に築き上げようともしてくれなかった女性とシェアしなければならないのか。
世の中を公平に保つために、僕はMGTOWにならなければならない、と言っていいのではないか」
こんなことは日本ではもう何年も何年も前から言われてきたし、ネットに書かれてきたことである。
2018年の今になってこんなことが言われるのは、むしろ「遅れてる」と言っていいほどである。
日本は何かにつけてアメリカの後を追う、というのは日本人の中で常識・公式とされているが――
ことこの分野では、日本はアメリカのはるか先を走っているようである。
それが日本の生涯未婚率・童貞処女率の高さに、如実に表れている。
結婚や恋愛が高リスクでありカネと時間の無駄遣いだというのは、どうも日本の「新たな伝統」にさえなりそうな勢いである。
「MGTOW」に集う男性が言うように、先進国の未来は男女分離の方向に進むというのは、基本的には当たっていると思われる。
男女ともにますます結婚しなくなり、しかし「自分の遺伝子を残したい」という願望は強いので――
やがては子どもを、そしてパートナーを、企業に発注・カスタマイズして調達する時代が来ると思う。
そうなったらそうなったで、それが当たり前になるのである。
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