8月7日、文春オンラインは、KAT-TUN(つまり元ジャニーズ)の一員で多くのレギュラー番組を持つ中丸雄一(40歳)が現役女子大生とアパホテルで密会していたことを報じた。
そして即日、彼の所属するSTARTO ENTERTAINMENTは彼の活動自粛を発表、本人も謝罪文を掲載した。
なお、今年1月に(テレビ番組『シューイチ』で共演していた)結婚した元日本テレビ女子アナの笹崎里奈さんからは「しっかり自分と向き合って」と言われたそうで、どうやら許されたようである。
また、特にアパホテルが使われたのは、そのアパホテルがいわゆる「1秒チェックイン」でフロントの人と会わなくて済むからだということらしい。
(⇒ デイリースポーツ 2024年8月7日記事:中丸雄一 ホテル密会報道受け謹慎発表 1月結婚の新妻・笹崎里菜さんに「悲しい思いをさせてしまい」 妻からの言葉も明かす)
私はジャニーズアイドルに全く興味がなくテレビもほとんど見ず、中丸雄一という名前すら初めて聞いたような気がする。
が、ネットを見る限り、彼は元ジャニーズアイドルの中でも地味な方で、とても浮気(しかも結婚たった半年)するタイプには見えない――というのが一般的な世評のようだ。
しかし私が思う限り、結婚半年で――結婚した後で――初めて女子大生の彼女を見つけてスピード不倫に至るというよりも、こういう関係は結婚前から始まっていたのではないかと見る方が、より合理的ではあるまいか。
そしてまた、この「そんなことするような人には見えない」というのも、人類が腐るほど経験してきたのにまだ悟る人が少ない「見た目の過ち」である。
誰からも好かれる好青年が、実は児童ポルノの熱烈な愛好家であるというのは、別に珍しくはないだろう。
とてもそんな風には見えない人が、実は思いもよらない願望や思考を抱いているというのは、世の中に非常によくあることであり、むしろありふれたことだ。
そんなことは誰でもわかっているはずなのだが、しかしそれでも見た目の上っ面に「騙される人」の方がいまだに圧倒的優勢だというのは、これはもう人類の宿業みたいなものだろうか。
あるいは人は、思うだろうか――
天下の全国地上波女子アナと結婚し、自身も男性トップアイドル(の一角ではある)であり、金銭的な面はともかく男としては日本トップランクの幸せ者なのにも関わらず、それでもなおリスクが高いとわかりきっている浮気をするなんて、よほどのバカなんじゃなかろうかと。
しかしこれが、人間というものである。
人も羨む境遇にありながら、実は本人はそんな境遇だと感じていないというのは、これまたよくあることである。
人も羨む妻を持ちながら、やっぱピチピチの若い女子大生の方が(少なくとも性的には)いいやと思う男性というのは、世の中にゴマンといるのである(いや、そっちの方が多数派だろうか)。
はたして人類はいつの日か、人を見た目の印象で判断しなくなる日が来るのだろうか……