10月8日のabemaTV『BAZOOKA!!! #17』で、水原希子が
「痴漢って日本独特の文化だよね。他の国はないから」
などと発言し、
“根拠なく(他の国でも痴漢はあるのに)日本を貶める反日言説”
みたいな批判をされているという。
(⇒ web女性自身 2022年11月1日記事:水原希子「痴漢は日本独特の文化」「日本は異常」発言が物議…「なんの根拠が」と異論噴出)
しかし私は、痴漢が日本文化の一つであるというのは正しいと思う。
別に日本「だけ」痴漢が大規模に蔓延している・日常生活に定着しているからそうだと言うのではなく、
痴漢というものが、明らかに日本の性文化の中の「大人気カテゴリー」になっているから、である。
きっと日本人男性の大部分は、知っているはずだ。
知らない人だって、エロビデオのサイトにアクセスしてみればすぐにわかる。
そこにおける「痴漢」ジャンルの作品数は、ものすごく多いことに……
明らかに痴漢というシチュエーションには人気があり、需要があり、エロビデオ界の一大勢力であるのは疑いようもない。
端的に言えば、「日本人(男性)は痴漢がお好き」なのである。
これはそれこそ水原発言のように、「日本独特の文化」ではなかろうか。
もちろん痴漢行為というのは、世界中どこでも行われているのだろう。
また私は、中東や南米・アフリカは言うに及ばず、欧米や中国・韓国なんかでさえもどんなジャンルのエロビデオが人気なのだか知識がない。
しかしそれでも思うのだが、およそ世界の中で日本ほど痴漢ジャンルが人気の国は(民族は)他にないのではないか。
あなたは見たことがあるだろうか――いや、容易に思い浮かぶだろうか、
欧米人や中東人・インド人が痴漢エロビデオを作成し、好んで視聴しているシーンというのを。
ちょっとそれは想像しにくいのではないか。「イメージにそぐわない」のではないか。
もしもあなたがそうなのなら、やっぱり痴漢というのは日本人独特の性嗜好・性文化であると、認めないわけにはいかないのではないか。
なお、痴漢と同じく日本独自であり日本だけ(?)で超人気の性的嗜好だと私が思うのは、「縄による緊縛SM」と「母子相姦」の二つである。
これもまた、エロビデオのサイトを見れば誰しも得心するのではないだろうか。
tairanaritoshi-2.hatenablog.com
しかし日本人(男性)が痴漢というシチュエーションを嗜好し、それが日本の性文化になっているというのは、正しい理解だと思う。
ついでに日本人(男性)には緊縛SMと母子相姦を嗜好する人間が多く、それもまた日本の性文化のかなり大きい一翼を担っているというのも、まずは正しいことだと思う。
特に縄による緊縛SMというのは、ともすれば「日本の誇る官能芸術」という取り上げ方をされていることもしばしばだ。
とはいえもちろん、何も日本だけに「独特の性文化・性嗜好」があるなどということはない。
私にそんな力量はないが、ぜひ誰か世界中を視野に入れた
「性嗜好の人類学・民族学」
というのを研究してほしいものである。
いったいアラブ人やスラブ人、アマゾン奥地の原住部族などは、どんな性的シチュエーションを好んでいるのか。
これは非常に興味深いことであるし、それこそ民族の魂とか特質みたいなものを探求する、有力な手掛かりになりそうではないか……