プロレスリング・ソーシャリティ【社会・ニュース・歴史編】

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「子どもの声がうるさい」クレームで公園廃止-殺人は未然防止された?

 長野県長野市青木島町大塚の「青木島遊園地」という名の公園が、「たった一人のクレームに屈して」廃止された、という実に小さな事件が、大きな反響を呼んでいる。

 「子どもの声がうるさい」というクレームをたった1軒――しかし18年間も――入れ続けてきたのは、昨年3月に某国立大学を退職した名誉教授だそうである。

(⇒ Smart FLASH 2022年12月6日記事:ひろゆきもフィフィも呆然、長野市の公園が「子供がうるさい」クレームで廃止も苦情は「たった1軒から」だった!)

(⇒ NEWSポストセブン 2022年12月6日記事:【公園廃止】「子供の声がうるさい」と意見したのは国立大学名誉教授 市役所は忖度か)


 私の意見はネット上の大方の意見とはやや異なり、この公園を廃止してよかったと思うものである。

 なぜならこれにより、子どもを標的とした殺人事件の発生が防がれたかもしれない、と思うからである。

 あなたはいったい、このたった1軒だけの名誉教授が、ある日ついに我慢の限界にきて――

 たまたまそのときこの公園で遊んでいた子どもたちを襲撃すうことはないと、なぜ確信できるだろう。

 今まで18年間もクレームを入れ続けてきたのに、まさかそんなことはしない……

 などと、どうして確信できるのか。

 19年目にとうとう我慢の限界にきて、刃物を手に公園に向かう。遊んでいる子どもに切りつける。
 
 18年間そんなことがなかったから、何と言っても大学教授だから、なんて理由でこの可能性を否定するのは、いささか甘ちゃんの考えではあるまいか。

 何と言っても、兆候・前兆は十分だと思うのである……

 現場写真を見ると、この公園の周りにある家は1軒や2軒ではない。

 それでも(建物の遊戯室の中で遊ぶ声さえ)我慢できないとクレームを入れてくるのは、この人ただ1軒である。

 しかもそれが、18年間も続いている。

 これは見方によっては、まさに「機は熟した」というところではないか?

 もし私がこの公園の担当者であれば、やはりこの公園は廃止すべきだ、子どもを近づかせるな、と判断する。

 公園どころか、隣接する児童センターさえ移転してもらうことを考える。

 もし「事件」が起こったら、それで子どもが死んでしまったら、これほどの「兆候」を経ていながらそれを阻止できなかったというのは、それこそネットで袋叩きにされると思うのだ。

 もちろん、簡単には行かないことは重々承知の上だが――

 この児童センターも、できるなら移転を考えるようお勧めする次第である。

(というか今回の報道で、この児童センターにわが子を行かせようとする親は激減したと思うが……)