プロレスリング・ソーシャリティ【社会・ニュース・歴史編】

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男性の精子量、世界で大減少-軟弱化する人類

 男性の精子の量が、世界中で急減しているという。

 なんでも現代男性の精子量は、祖父の世代(40~50年前)に比べて約半分になっているという。

 しかもその減少速度は、2000年より前は年間▲1.16%だったのに、2000年以後は年間▲2.64%というように加速化しているという。

 もっともこの「衝撃的」なニュースは今年初めて出てきたわけではなく、私の記憶では10年前にも同じようなニュースを聞いた気がする。

 その要因は、携帯電話の熱や電波など諸説芬々であるが、決定的な答えはいまだ出ていないようだ。

(⇒ 集英社オンライン 2024年6月18日記事:精子の数が現代男性は祖父世代の半分以下に…「日本はフィンランド男性の2/3」最新染色体研究でわかった衝撃の事実「なぜ精子数は減少しているのか?」)

(⇒ CNN 2023年11月2日記事:男性の精子の減少、携帯電話の使用と関係か 最新研究)


 しかし皆さんには、なぜ男性の精子がこうまで減少しているのか、今なお加速をつけて減少し続けているのか――

 科学的根拠はわからなくても、感覚的にはわかっているのではあるまいか。

 それは一言で言うと、現代人の軟弱化である。現代男性がヤワになったからである。

 これを読んでいるあなた自身、自分が「精液の増えるような」生活を日々営んでいるとはとても思えないだろう。

 ほとんどたいして体を使わず、椅子やソファに座って仕事し休憩し移動し、パソコン・スマホとにらめっこして暮らす。

 これは現代男性の標準的な暮らし方であり、それを精液が濃くなりそうな生活だと思う人は一人もいないはずである。

 いやはや、戦争のなかった江戸時代と比べても、現代男性の「体の使わなさ」は異常なくらいではなかろうか。

 現代は史上最も栄養の行き渡った時代であると同時に、史上最も体を使わない時代とも言えそうだ。

 もう一つ付け加えれば、「史上最も多くの情報に晒され、最も神経を使わされる時代」なのかもしれない。


 あまりにも単純すぎて恐縮だが、男性の精子量の激減の原因は、「体を使わないこと」に尽きるのではないか。

 体を使わず大量の情報に接し、昔の人が使うきっかけさえなかった神経をふんだんに使ってばかりいれば、それは確かに精子生産に影響を及ぼしそうではないか?

 おそらくは体を使うことは精子生産を増し、神経を使うことは精子生産に回るべき養分が他の部分へ回されることに繋がる。

 たぶん現代人の人体は、「精子なんて作ってる場合じゃない」のだろう。

 だとすれば、男性の精子量の減少はまだまだ止まるところを知らないはずだ。

 よほどのことがない限り、現代人の「体を使わない度」と「神経(ストレートに視神経とかも含まれる)を使う度」は増加する一方だと思われる。

 貴族化と都市化で軟弱化して外敵に滅ぼされる国、というのは今までも腐るほどあった。

 いまや人類全体が、その最後の例になろうとしているのだろうか……