プロレスリング・ソーシャリティ【社会・ニュース・歴史編】

社会、ニュース、歴史、その他について日々思うことを書いていきます。【プロレス・格闘技編】はリンクからどうぞ。

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

丸川珠代「この愚か者めが」ヤジ-女性と女子アナへの幻想断つべし

1月31日の国会予算委員会で、立憲民主党の長妻政調会長が―― 民主党政権時代(2010年)の「子ども手当」採決時、自民党の丸川珠代参議院議員が飛ばしたヤジについて、岸田総理に反省を求めた。 その過去映像を見ると、丸川珠代議員、本当に 「愚か者めが。こ…

「育休中のリスキリングに支援」で批判殺到-「休み中に学べ」は虎の尾

1月27日の国会参議院代表質問において、岸田首相が「失言」答弁をした。 育児休業中のリスキリング支援を行う企業に対し、国が支援することを検討してはどうか―― という質問に対し、岸田首相は 「育児中など様々な状況にあっても、主体的に学び直しに取り組…

「日本企業病」-日本人は昔の中国人か

現今の半導体不足について日本企業が世界に“買い負け”している原因を探った記事が、ダイヤモンドオンラインに出ている。 (⇒ ダイヤモンドオンライン 2023年1月26日記事:「日本企業に半導体を売りたいか」“買い負け”真の敗因を関係者がこっそり吐露) 要約…

諸悪の根源?「昭和」と「儒教」(下)-非婚化・少子化は儒教のせいか

昭和の次に現代日本で諸悪の根源とされているのは、儒教である。 もっともこれは、比較的局所的な「諸悪」ではある。 具体的には、現代日本およびそれをも下回る合計特殊出生率を記録中の、韓国・中国(シンガポールとかも?)―― それら東アジア諸国での非婚…

諸悪の根源?「昭和」と「儒教」(上)-悪しきもの、汝の名は昭和なり

2023年現在の日本で、諸悪の根源とされているものが2つある。 「昭和」と「儒教」の2つである。 まず、昭和から行こう。 いまや「昭和」は、遅れた悪しき伝統や存在を指す代名詞となった。 現代社会にアップデートできない人間は、「昭和脳」と呼ばれる。 古…

落日の旭日-日本GDP、今年中にドイツに抜かれ4位陥落?

かつて日本は、「世界第2の経済大国」と呼ばれていた。(1968年から) それが2010年に中国に抜かれて3位に陥落して久しい。 そして今度は、今年2023年中にもドイツに抜かれて4位陥落する可能性があるという。 (⇒ 産経新聞 2023年1月22日記事:日本のGDP、今…

母子密着黙示録-母63歳が息子37歳のため女湯盗撮事件

日本人は、母子密着型の親子関係と言われる。 その極点とも思える事件が、最近起きた。 何ともはや、63歳の母親が「引きこもりがちの」息子37歳のために、女湯の盗撮を敢行して逮捕されたというのである。 息子の方は、その盗撮画像をネット販売しようと思っ…

母子密着黙示録-母63歳が息子37歳のため女湯盗撮事件

日本人は、母子密着型の親子関係と言われる。 その極点とも思える事件が、最近起きた。 何ともはや、63歳の母親が「引きこもりがちの」息子37歳のために、女湯の盗撮を敢行して逮捕されたというのである。 息子の方は、その盗撮画像をネット販売しようと思っ…

捨婚かオワ婚か-Z世代18歳「必ず結婚する」は2割未満

1月6日、日本財団が実施した「18歳意識調査」の結果が公表された。 「将来結婚したいと思うか」には男女とも4割超が「したい」、 「どちらかといえばしたい」を含めれば6割超、 「実際に将来、結婚すると思うか」には「必ずすると思う」が男2割、女1割。 と…

ヘリ墜落、ウクライナ内相ら全員死亡-「ヘリに固まって移動」は危なくないのか

1月18日の朝、ウクライナの首都キーウ近郊のブロバルイでウクライナのヘリコプターが墜落し、デニス・モナスティルスキー内務大臣、内務省第1次官ら18人全員が死亡した。 ごく単純に考えて、これには3つの可能性がある。 ① 敵であるロシア軍の攻撃(ミサイル…

ゲッベルスは「宣伝大臣」でなく「広報大臣」と呼んではーナチスと我々の近さ

1月20日、ナチス・ドイツがユダヤ人絶滅を決めたヴァンゼー会議(1942年1月20日)を描いた『ヒトラーのための虐殺会議』が日本公開される。 それに合わせたというわけではないが、私が昔からナチス・ドイツについて疑問に思っていたことが一つある。 それは…

「鳥取の大毒婦」死刑囚は窒息自然刑にールッキズムへの挑戦

1月14日、あの「鳥取連続男性不審死事件」により死刑囚となった上田美由紀(49歳)が、広島拘置所において死亡した。 食べ物を喉に詰まらせての窒息死だという。 彼女は2017年に死刑確定していたのだが、結局執行されないまま今回の死亡となった。 いわば、…

中国で新型コロナ9億人感染、1日2千人死亡? 悠久のコロナ時代

中国では昨年12月、新型コロナの感染を徹底的に封じ込めるための「ゼロコロナ政策」が終了した。(「破綻した」とも言われる。) その結果、北京大学の試算によると、何とそれから1か月で9億人(人口16億の過半数)が感染したと見られるらしい。 そして中国…

チコちゃんらが「なんで?」と問うのはバカでもできるー質問は易し、答えるのは難し

例のNHK人気番組『チコちゃんに叱られる!』について―― あのチコちゃんの「なんで?」という問いは最悪の愚問である、と愛知県立大学教授・亀井伸孝氏がツイートしたのが話題となっているという。 氏の専門である文化人類学の分野においては、 そういう問い…

「液体犯罪」は日本固有の犯罪か? 再び「性嗜好の人類学」

1月第2週は、成人式(二十歳の集い)の季節である。 1月8日に北九州市で行われた「二十歳の記念式典」において、女性参加者の振袖に墨汁をかけられるという事件が、5件発生したという。 私は統計を取ったわけではないが、この手の事件の被害者はほぼ100%女…

時短タイパで浮いた時間は何に使われているか?

現時点での社会のトレンド・キーワードと言えば、「時短」であり「タイムパフォーマンス(タイパ)」である。 それはもはや、「世の中タイパが全て」と言っても過言ではないほど勢いのある世間共通の「意識」となった。 その象徴がテレビ・動画の「倍速視聴…

「異次元の少子化対策」でなく未婚化対策でなければ効果はない

1月4日、岸田総理大臣は年頭会見で「異次元の少子化対策」を行うと宣言した。 児童手当の拡充(増額)が目玉になるようだが、その財源の手当はこれから検討するようだ。 まず、これは誰でも疑問に思うことだろうが―― 児童手当なり何なり、「子どもが(既に)…