プロレスリング・ソーシャリティ【社会・ニュース・歴史編】

社会、ニュース、歴史、その他について日々思うことを書いていきます。【プロレス・格闘技編】はリンクからどうぞ。

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

爆笑政治研究:政策は無意味で無礼?「何があっても自民党」

イグ・ノーベル賞に限らず、真面目にやっているのに笑ってしまうような、面白い研究というのが世の中にはある。 そしてまた一つ面白い研究が、面白いどころか爆笑ものの研究があった。 それが堀内勇作氏らによる「日本の有権者は、諸政党の政策をどう評価し…

「専門家コメント」と「スゴい人エラい人」権威主義の日本

安倍元首相の射殺事件の犯人について、「なんちゃって専門家」の「思いつき精神分析」が危惧されている、というネット記事があった。 www.bengo4.com もちろん何か凶悪事件のニュースがあれば、「にわか犯罪心理分析官」「素人コメンテーター」が湧いて出る…

ペンギン絶滅の危機-動物の進化速度と「普通が最強?」

誰でも知っている、そして人気動物の一角を占めているペンギンが、最近の急激な気候変動(温暖化)により、それに適応できず絶滅の危機を迎えているという。 その理由は、ペンギンが鳥類の中で最も進化速度が遅い(適応性が劣る)からだという。 (⇒ ナショ…

カイゼンからナカヌキへ-竹中平蔵氏パソナ会長を退任

7月19日、経済学者で元総務大臣の「あの」竹中平蔵氏が、パソナ会長を退任することが発表された。 正式には8月の株主総会と取締役会で退任するという。 (⇒ 産経WEST 2022年7月19日記事:竹中平蔵氏、パソナ会長退任へ 「10年やり区切り」) さて、先日の記…

人間みんなバカなのか-「中国、人口世界一陥落に危機感」

このたび国連の人口予測において、2023年(来年)にはインドが中国を抜いて世界一の人口大国になる見通しが示された。 2019年の人口予測ではそうなるのは2027年ごろとされていたが、アッという間に早まった格好だ。 そしてこれが、中国の経済成長を鈍化させ…

子どもたちの自発的マスク着用-日本「顔ブルカ文化」の発生

この暑い夏、いったいいつになったら日本人はマスクを外せるのか―― と思っている人は多いはずだが、しかし一方では「いつまでもマスクを外したくない」人も多いらしい。 中でも(意外なことに?)若年層、特に子どもたちが外したがっていない、というのはよ…

東電旧経営陣13兆円賠償判決の教訓-社会インフラを支える仕事には就くな

7月13日、東京地裁は、東日本大震災による福島第一原発事故について東電株主が起こした株主代表訴訟において―― 旧経営陣5人のうち4人に対し、計13兆3210億円を東電に賠償するよう命じる判決を出した。 単純に言って一人当たり3兆3,300億円以上の賠償義務…… …

故安倍晋三ファンの心の整理-死因が「韓国の新興宗教」だったこと

7月8日の安倍晋三元首相の白昼暗殺事件は、本当に鮮烈な事件であった。 何が鮮烈かと言って、あの(旧)統一教会が、突如として事件の原因として急浮上したからである。 私の記憶では、1980年代から90年代にかけて、統一教会というのはワイドショーの大スタ…

少子化・未婚化の解決策は「AI婚活」一択-従来型恋愛・結婚の終焉(下)

もちろん、「恋愛相手や結婚相手をマッチングアプリで探す、しかも政府がそれを後押しする」なんて世も末だ、情けない……なんていう感想を持つ人も多いだろう。 というか今は、そういう人の方がはるかに多いだろう。 しかし私は、これをいいことだと思うので…

少子化・未婚化の解決策は「AI婚活」一択-従来型恋愛・結婚の終焉(上)

2022年の参院選は、自民党の大勝に終わった。 これを「現状維持」と言うべきか「現状加速」と言うべきかわからないが、ともかくもこれが日本国民の選択であった。 それを後世の人はどう見るだろうか。 しかし、今の日本が直面する最大の課題が「人口減少」で…

参院選2022は自民大勝・小党脚光-「有名人民主制」の時代

7月10日に投開票の参議院選挙は、自民党が単独で議席の過半数を獲得する「大勝」で終わった。 これは安倍晋三・元首相の突然の暗殺死がなくても(弔い合戦という要素がなくても)、選挙戦前に予想されていたことではあった。 しかしそれよりも注目を集めたの…

安倍晋三暗殺犯の動機:個人的恨みか氷河期世代の復讐か

元総理大臣・安倍晋三 氏が撃たれて心肺停止―― この一報を聞いたとき、あなたは瞬間的に誰がやったと思っただろうか。 私が直感したのは、「氷河期世代の40代の男性」という犯人像であった。 こう直感した人は、他に何百万人もいるに違いない。 男性であるの…

安倍元首相の銃撃死-暗殺の技術的側面(下)

(5) では対策は? もちろん、街頭演説を止めることである。 街頭演説中の政治家を狙うことはたやすく、ほとんど誰でも(決意さえすれば)実行できる。 今回の自作銃は3~6ⅿ以内の至近距離からの銃撃であったが、近くのビルから猟銃を使うことももちろんでき…

安倍元首相の銃撃死-暗殺の技術的側面(中)

(2) 街頭演説中の政治家は、特に狙いやすいターゲットである たとえ鉄壁の警備に守られた現役の首相だろうと、非常に無防備になる時がある。 それが今回のような、街頭演説の最中である。 あなたもこれまで何度となく政治家の街頭演説を見たことがあるはずだ…

安倍元首相の銃撃死-暗殺の技術的側面(上)

7月8日の昼前、奈良市の大和西大寺駅前で参院選の応援演説をしていた安倍晋三・元首相(67歳)が、背後から自作銃で撃たれた。 そして午後5時ごろ、出血多量で死去。 現役の首相ではないとはいえ現役の国会議員、かつキングメーカーとも呼ばれる影響力を保持…

尼崎市USB紛失:ベンダー・ロックインは「解決不能問題」か?

尼崎市のIT業務の再々委託先社員が、市民全員の情報が入ったUSBを紛失した問題で―― 元委託業者たるビプロジー社(旧日本ユニシス)が、30年以上前に市の住民情報を管理するシステムを開発して以来、ずっとその関連業務を受託していることが報道された。 この…

「au大障害でクレーム客殺到」と「労働意欲・愛国心の喪失」は関係ある

7月2日未明から、au(KDDI)の回線が全国的に通信障害に陥った。 そうなると案の定と言うべきか、各地のauショップに大勢の客が詰めかけたらしい。 もちろんその中には、「通信障害はいつ終わるの? 謝って済むレベルじゃねえだろ」とか店員に詰め寄る客もい…