もう3年も引きずっている(例の)小室圭 氏との結婚問題について、再度延期する旨の文書をマスコミに発表した。
しかしその文書では、(自分と小室圭氏との)結婚は、自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です」とも書かれており――
これほどまでにこの結婚話が国民から絶不評でも、なお結婚への固い意志を示している。
もしかしたら我々は、ここに本物の愛を見るべきなのかもしれない……
それにしても私は今から5年前、「次の天皇(即ち現天皇)は、秋篠宮に対して強いコンプレックスを抱くことになるだろう」と記事に書いた。
もう思い出すのも難しいかもしれないが、5年前の2015年当時――
現天皇と秋篠宮殿下では、ほとんど圧倒的に後者の方が国民の人気を集めていたはずである。
現皇后の雅子さまは依然としてバッシング気味の扱いをされ、
対する秋篠宮人気の疑いなき一助となっていたのは、眞子さま・佳子さまという「秋篠宮家美人シスターズ」であった。
しかし2020年の今、私の書いた記事は全く的外れであったことになる。
現天皇と雅子さまの人気は(まるで人が違ったように)高く、あの雅子さまバッシングはいったい何だったのか、プロレスラー内藤哲也なら「世間の手のひら返し」と呼んだに違いないだろう。
そして逆に、秋篠宮人気は恐ろしいまでに下落した。
その最大の原因が「眞子さま結婚問題」であることに、誰が疑いを抱こうか。
私はこの「眞子さま結婚問題」は、「令和の人間宣言」だと言えると思う。
太平洋戦争の敗戦後、昭和天皇は自分は現人神でなく人間だという、「天皇の人間宣言」を行なった。
そして令和の今、皇族の眞子さまは、皇族もその家族も「ただの人間・そこらの人間だという宣言」を、国民に向けて何年も行なっているに等しい。
tairanaritoshi-2.hatenablog.com
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これは、皇室の将来に非常に暗雲を投げかけるものだ。
現天皇が存命中はいいとしても――
次かその次の天皇になるとわかっている悠仁さまは、言うまでもなく秋篠宮殿下の息子で、眞子さま佳子さま姉妹の弟である。
秋篠宮家の評判が激落している今、国民が「秋篠宮統」天皇の即位を、はたして祝福するものかどうか。
むろん悠仁さまの即位は何年も何十年も先ではあろうが――
しかし小室圭 氏が本当に眞子さまと結婚して弁護士にもなれたとして、
その弁護士になれたのが「ゲタを履かせてもらった」という裏口入学的な見方をされるのは確実なので、
これから何十年も日本国民は、そういう色眼鏡を外すことはないはずである。
そしてその行き着く先は、皇室の廃絶――
そこまで行かなくても、国民の間で廃絶議論が開始される、ということにもなりかねない。
まさか日本の皇室が、日本国民の多数から拒絶・否定される……
なんてことには絶対ならない、と思うなかれ。
現にタイ王国では、あれだけ国民の崇敬を集めているとされていたプミポン国王が死去して新国王になった途端、反王室感情が盛んになっているではないか。
大局的に見て、人類社会で君主制の旗色はますます悪くなっている、と言うべきである。
おそらくイギリスでも、エリザベス女王の死去と共に同じようになるだろう。
「愛が皇室を終わらせる」というのが、現実にならねば良いのだが……