プロレスリング・ソーシャリティ【社会・ニュース・歴史編】

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ミヤネ屋・路上生中継中にパンチャー男性乱入-「変な人リスク」で路上リポート中継ができなくなる時代

 6月15日、昼の情報番組「ミヤネ屋」で、新宿は歌舞伎町の路上からの生中継があったが――

 その女性リポーターが、一般男性に殴られそうになる?事件が放送されてしまった。

 女性リポーターの背後はスクランブル交差点だったが、

 「赤信号なのに」それを渡ってきた男性が彼女の横に来て、

 「何か言いながら」パンチを繰り出す仕草を開始。

 彼女はそれをよけながらリポートを続けたが、男性がパンチ仕草をやめなかったので中継打ち切りとなったという。

(⇒ デイリースポーツ 2020年6月15日記事:ミヤネ屋、歌舞伎町中継中に男性が乱入 女性リポーターにパンチ繰り出そうと…)

 
 彼は、本気で殴るつもりはなかっただろう。

(本気ならすぐ殴りつければいいのだし、そうしただろう。)


 そして私には、「テレビ局が街中の路上でリポート生中継をしているのを妨害する」のが犯罪になるのかどうかはっきりした知識がないし、

 正直言って調べる手間もかけようとは思わない。

 しかし仮に「営業妨害罪」みたいな罪には当たらないとしても、こんなことがあったら中継を続けるわけにいかないのはもちろんである。
 
 この「路上生中継中に、誰かが乱入する」という「事件」は、むろん今に始まったことではない。

 今から8年前の2012年にはNHKの番組で、突然カメラの前に現れて怒鳴り始めた老人男性もいたのである。

(⇒ J-CASTニュース 2012年2月22日記事:NHK生放送でいきなり老人がブチ切れ 「放送事故」なのか、それとも…)

 
 さて、ここで予言しよう。

 これらの「事件」は、実は普通の日本人を最も恐れさせる「変な人リスク」の氷山の一角である。

 そしてこの変な人リスクは、ますます日本全土に広がっていくだろう。

 やがてテレビ局がこの変な人リスクに耐えられなくなり、

 ついには「街角路上からの生中継を断念」する日が来ても、私は別に驚かない。

 

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 我々は今後も、テレビの街角生中継で

「意図的に怒鳴る」「近づいて殴る仕草をする」、

「リポーターや撮影スタッフの肩を叩く・背中を押す・話しかける」、

 というようなアクシデントを見ることになるだろう。

 そしてその頻度は、次第に増えていくと思われる。

 おそらく近未来の日本人は、

 「昔って、警備員も雇わずに路上から生中継してたの? 平和だねぇ~」

 なんて、普通に感じるのではなかろうか。


 「変な人リスク」――

 それは新型コロナウイルスと同様、日本に「新しい生活様式」「新しい放送様式」をもたらす可能性が、充分にある。