3月21日、イスラエルは2007年9月5日から6日にかけて、シリアで建設中の原子力施設を空爆で破壊したことを発表した。
その原子力施設は、よりにもよって北朝鮮の支援で建設されていたものだそうだ。
周知のとおりイスラエルは、1981年にもイランのオシラク原子力施設を空爆で破壊している。
こういうことはもう、イスラエルの独壇場かつお家芸と言っていいだろう。
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もちろんこれはイスラエル自身のためにやっているのだが、
そしてこんなことができるのは、周りや攻撃対象が後進国ばかりだからだが――
結果的には、よりにもよってイスラエルにノーベル平和賞を与えてもいいようなことになっている。
間違いなく、核拡散の防止に貢献しているのである。
これもまた周知のとおり、イスラエルとアメリカはずっと蜜月の関係にある。
いや、むしろアメリカの方がキ●タマを握られているかのような関係である。
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アメリカにしてみればイスラエルは、自らの代理として他国の核施設を潰してくれる、まことに得がたいパートナーには違いない。
そしてたぶんアメリカは、できるものならイスラエルがシリアに進攻してくれればいいのにとさえ思っているかもしれない。
少なくとも「核武装しようとしたらホントに攻撃してくれる同盟国がある」というのは、アメリカにとって無上の価値がある。
この点日本は、イスラエルとは比べようもなく価値の低い同盟国である。
アメリカとイスラエルの同盟は、きっと今後半世紀後も継続していると思われる。