プロレスリング・ソーシャリティ【社会・ニュース・歴史編】

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女性行方不明飛行士アメリア・イアハートの骨、発見か? その最後の日々の恐怖

 今に至るも世界で最も有名な女性飛行士、そして行方不明者であるアメリア・イアハートの骨が、(ほぼ間違いなく)発見されたという。

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 その場所は、キリバス共和国のニクマロロ島という無人

ニクマロロ島

 

 見てわかるように、ほぼ絶海の孤島である。

 しかし今回のこの研究成果、昨日や今日初めて着手したのではなく、過去記事を見ると2010年にはすでに骨や遺物が発見されていた。

 それから8年、我々の知らないところで地道に研究が続けられていたのだ。

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 イアハートは1937年7月2日、赤道を沿うことによる世界一周飛行の途中、太平洋上で消息を絶った。

 飛行機に乗っていたのは、男性ナビゲーターのフレッド・ヌーナンと彼女の二人きりだった。

 今回の研究が正しいとするなら、イアハート機はどうにかニクマロロ島に不時着できたようである。

 そしてどうやら、不時着後もどれくらいの期間かは生きていたようである。

 

 イアハートの行方不明と死については、当時の日本軍の関与説というのもあった。


 しかし現実はそれほど小説的ではなく、救助も来ない状況で無人島で死亡した、というのが真相なのだろう。

 とはいえそれは、日本軍による拉致なんかよりはるかに「小説的」とも言える。

 ヌーナンの骨はどうなったのかは上記引用記事には書いていないが――

 イアハートは女たった一人、あるいは男一人と二人きりで、人生の最後の何日間かを過ごしたことになる。

 そして救助も来ないまま、たぶん飢え死にしたのだろう。

 これは、想像するのも恐ろしい光景である。恐ろしい心理状態である。 

 ネットではよくこういうニュースがあると、「映画化決定」という合いの手が入るのだが――

 これを本当に映画化したら、感受性の強い人は映像を見ていられないほど嗚咽・慟哭するかもしれない。


 本研究によって、歴史のミステリーが一つ解明されたのかもしれないが……

 それは同時に、恐ろしい歴史の真実を明らかにしたとも言えそうである。