国有地
谷査恵子さんの引いた貧乏クジは、次はあなたが引く番かもしれない。 行きたくもないはずの「(私人であるはずの)首相夫人の秘書」に行かされ、陳情対応の仕事をしたあげく、首相には激怒され「自分で勝手にやったこと」とされる。 まさに「働いたら負け」…
森友学園が豊中市の国有地に4月開校を目指していた“瑞穂の國記念小學院”は、大阪府が不認可にした。 (そして、実際の入校予定者はたった5人だったようである――こんな騒動になってから入学辞退した人が多数に及ぶとしても、あんまりな人数だ。) 3月16日には…
近畿財務局は、本件国有地の返還(国による、契約条件不履行(不成立)に基づく買い戻し)を求める通知を森友学園に送っている。 時事通信3月10日付け記事によると―― 国有地の鑑定額9億5,600万円からゴミ撤去費用8億円強を差し引いた1億3,400万円が契約上の売…
籠池理事長の妻は、夫を凌ぐ「問題児」であるかのようだ。 教育勅語にはいいところもある、いいことが書いてある、というのは当たり前のこと。『毛沢東語録』にも他のどんな本にもイイコトが書いてあるし、世の中はそんな話で溢れている。
森友学園が政治家に口利きを依頼していたことが判明した。 しかし「何かあったら議員・政治家に頼め」というのは、日本人の常識というか平均的なメンタリティである。 それにしても共産党、どうやって自民党議員事務所のメモを入手したのだろうか……
幼稚園児に運動会で「安保法制国会通過よかったです」と言わせる- 世紀末的な光景だが、今は21世紀初頭である。 森友学園は街宣右翼と同じく、またしても国民の「愛国とか声高に唱える奴は、やっぱりヤバい」という通念を強化させることになった。
「森友学園との交渉・面会記録は、保存期間1年未満だからすでに廃棄した」というのは、到底信じがたいウソに違いない。 1年未満で文書を捨てるなどこの世のものとも思えない話であり、森友学園以外の案件でも同じようにしているなど全く信じられない。 やは…
どうも国(財務局)は、森友学園の「要望」に振り回されてウンザリしながら一連の流れに付き合わされていたように見える…
森友学園は「日本人のこころ」を大切にする教育方針のようだが、「安倍晋三記念小学校」という人名(しかもフルネーム)を学校名にしようとしていた、というのは、著しく日本人の感性に反していないか? それはむしろ、極めて欧米的な発想ではないのか?
安倍首相や森友学園が「財務局に圧力をかけた」と見なされるのは当然である。 しかし仮にそれがなかったとしても、財務局が勝手に「配慮しなければならない」と感じさせられたことはあり得る。 「自分は断じて他人の便宜の犠牲にならない」-この意志ほど大…
「ゴミの撤去費用を差し引く」というのは、土地の売買代金を安くしたいときの常套手段である。 もちろん、ただのゴミを撤去しなくても建物を建てるには支障ない。そして実際、ゴミの撤去はたいしてなされていない模様だ。 ただし、売買代金を10年分割払いす…
国有地を9割引で払い下げることには、まっとうな理由がないわけではない。 土地の値段には、いかようにも理由を付けて変えられるいい加減な側面が確かにある。 よって何らかの圧力を受けてしまえば、比較的簡単に安くすることができる。