プロレスリング・ソーシャリティ【社会・ニュース・歴史編】

社会、ニュース、歴史、その他について日々思うことを書いていきます。【プロレス・格闘技編】はリンクからどうぞ。

世界史

落日の旭日-日本GDP、今年中にドイツに抜かれ4位陥落?

かつて日本は、「世界第2の経済大国」と呼ばれていた。(1968年から) それが2010年に中国に抜かれて3位に陥落して久しい。 そして今度は、今年2023年中にもドイツに抜かれて4位陥落する可能性があるという。 (⇒ 産経新聞 2023年1月22日記事:日本のGDP、今…

中国で新型コロナ9億人感染、1日2千人死亡? 悠久のコロナ時代

中国では昨年12月、新型コロナの感染を徹底的に封じ込めるための「ゼロコロナ政策」が終了した。(「破綻した」とも言われる。) その結果、北京大学の試算によると、何とそれから1か月で9億人(人口16億の過半数)が感染したと見られるらしい。 そして中国…

日本「先進国陥落」間近は歴史の必然ではないか?

野口悠紀雄 氏と言えば、日本悲観論者の巨頭である。 あるいは、警鐘乱打者の巨頭と言った方がよいか。 その野口氏の新著タイトルは、まさに面目躍如と言うべきか集大成と言うべきか、『日本が先進国から脱落する日』(プレジデント社)というものである。 …

ロシア、ウクライナ軍「進攻」防御に転換か-クソの役にも立たぬ超兵器

11月9日、ウクライナに侵攻中のロシア軍は、補給問題などを理由にドニエプル川東岸への撤退を決めた。 これによりウクライナ南部のへルソン州の州都であるヘルソン市は、もう少しでウクライナ軍が完全奪還することになった。 そしてこのヘルソン市は、ウクラ…

日本の未来はポルトガル-世界史の中の一発屋として

日本人はどんどん貧しくなり、日本は衰退の道を歩んでいる。 いまや東南アジア諸国の方が、日本よりよっぽど景気がいい…… というのは、ちょっと前から日本の常識になり始めている。 幸か不幸か私はそれほどそういう風には実感していないのだが、しかし海外へ…

香港騒乱2019-中国共産党王朝は定番どおり民衆反乱で滅ぶ?

中華人民共和国(中国共産党王朝)の建国70周年記念日である2019年10月1日―― 香港では、かねてから言われていたように若者ら数万人がデモを起こし、警官隊との衝突が発生した。 北京での建国記念式典・軍事パレードで、習近平主席は「香港の一国二制度は堅持…

「大シスマ」再び-これは世界史教科書的大事件? キリスト教東方正教会が南北に分裂か

10月11日、キリスト教東方正教会の中心であるコンスタンティノープル総主教庁は、ウクライナ正教会のロシア正教会からの独立を承認する発表をした。 ロシア正教会はもちろんのことだが、「同じ東方正教会だから」とウクライナへの関与を正当化してきたロシア…

習近平国家主席、任期撤廃で終身支配か―「21世紀は中国の時代」と言う人がいない理由と、中国の滅亡カウントダウンへ

2月25日、中国の国営新華社通信は―― 最高指導者である国家主席の任期を「連続2期まで」と定めた憲法を改正する議案を、中国共産党中央委員会が全国人民代表大会(全人代)に提出した、と伝えた。 3月5日に始まる全人代で可決されれば(されるに決まっている…

地球の野生馬はすでに絶滅していたと判明-大繁栄の偶蹄類と大衰退の奇蹄類は、いったい何が違うのか?

この地球上に、すでに野生の馬は残っていないとのDNA研究結果が、2月22日に発表された。 www.afpbb.com こんなブログ記事を見つけて読むほどの人なら―― 地球最後の野生馬は、この中央アジアに生息するプルツワリスキー(プルジェワリスキー)馬とかいうもの…

「鎖国」と「聖徳太子」の復活-歴史学者の功名心について

「聖徳太子」と「鎖国」が新学習指導要領に復活する見込みとなった。 鎌倉幕府の成立年が1192年から1185年になったのと同様、聖徳太子と鎖国の用語をなくそうというのも、非常に疑わしい“新しい常識”のように思える。 なぜ従来の通説を否定する動きが歴史学…

アパホテルvs中国(1) 情報鎖国「中国共産党王朝」の残り寿命、及び「アノニマスは中国を攻撃しないのか?」

アパホテルと中国の「南京大虐殺本」をめぐる全面戦争。 その一方で中国はVPN回線を許可制とし、ますます「情報鎖国」に傾斜する。 中国の現統一王朝が滅亡するのはいつか? そしてハッカー集団アノニマスは、中国人民解放のため悪の帝国に宣戦布告しないの…

イギリス、EU離脱へ 「繋がりの時代」の終わり

6月24日、イギリスの国民投票でEU(ヨーロッパ連合)からの離脱派が勝利した。 投票率は77.2%、うち離脱賛成が51.9%を獲得した。 まず思うのは、この投票率は日本では想像も付かないほど高いものであることだ。 そして次に思うのは、得票率の半分をわずか1…