プロレスリング・ソーシャリティ【社会・ニュース・歴史編】

社会、ニュース、歴史、その他について日々思うことを書いていきます。【プロレス・格闘技編】はリンクからどうぞ。

儒教「受け売り冤罪」事件-これが少子化非婚化の原因となぜ思う

日本もそうだが、東アジア各国の出生率低下・少子化・非婚化は世界の中でも低い方と言われる。 そして、その原因として打てば響くように返ってくる答えが「儒教」という言葉である。 「儒教による家父長制」が強い地域ほど女性が抑圧されている(に決まって…

解釈改憲再び-高裁初判決「同性婚否認は違憲」じゃなく「同性婚容認に憲法が違反」じゃないの?

3月14日、札幌高裁は、同性婚を認めていない現行の民法や戸籍法の規定は違憲であると、高裁として初めて判決した。 ただし、国への賠償請求は認めなかった。 (⇒ ハフポスト日本版 2024年3月14日記事:【判決要旨全文】札幌高裁が「違憲」と判断した理由は?…

キリン、成田“集団自決”悠輔氏の広告起用取下げの怪

キリンは今月から、缶チューハイ「氷結無糖」のWEB広告に、あの成田悠輔 氏を起用していた。 ところがもちろん成田氏は、2021年に「高齢者は集団自決するしかない」と発言して話題になった人である。 当然ながらこの広告起用には批判が集まり、結局3月12日、…

鳥山明死去-「日本の画風」が世界に根付く

3月8日、マンガ家の鳥山明が3月1日に死去していたことをドラゴンボール公式Xが発表した。享年68歳。 1980年代に『Dr.スランプアラレちゃん』で大ヒットを飛ばした後、さらにそれを上回る――現在も続く――大ヒットを飛ばした『ドラゴンボール』を生み出し、つい…

「人新世」採用否決-ヒットワードに踊る世の中

3月6日、新たな地質年代の名称である「人新世」の採用を、国際地質科学連合(IUGS)小委員会が否決していたことが判明したと報じられた。 (⇒ 時事通信社 2024年3月6日記事:「人新世」提案を否決 人類の痕跡示す地質時代区分―国際学会) このニュース、やや…

ドイツ空軍、ロシアに通信傍受される-そして公表される意味

3月1日、ロシア国営テレビ「RT」は、ドイツ空軍トップ(空軍総監)の参加するオンライン会議の傍受音声(38分間)と、それを文字起こししたテキストをネット投稿した。 翌3月2日、ドイツ国防省はドイツ公共放送「ARD」に対し、その傍受内容は本物だと認めた…

出生数8年連続減少-「恋愛・結婚・子育てする人は変わり者」の時代

2月27日、厚生労働省は2023年の国内における出生数(速報値。日本生まれの外国人を含む)が、過去最少の75万8,631人(前年比5.1%減)だったと発表した。 この「過去最少」記録は、8年連続の更新となる。 また婚姻件数の方も前年比5.9%減の48万9,281組で、90…

東名あおり運転致死傷被告「俺が出るまで待っとけよ」-裁判官への復讐殺人はあったのか?

2月26日、東京高裁は、あの「東名高速道路あおり運転致死傷」男(32歳)に懲役18年の地裁判決を支持する判決を下した。 男は最後に、「俺が(刑務所を)出るまで待っとけよ」と裁判官に捨て台詞を吐いて退廷したそうである。 まあ、この男をクズ中のクズ、更…

ウクライナは敗戦するのか-「ゲームチェンジャー」の濫用について

ウクライナ戦争(露宇戦争)もいよいよ3年目に入ったが、ここ数日にわかに大量(と言っていいと思う)報道されだしたのが、 「ロシアの優勢・プーチン支持強固」と「ウクライナ苦戦・厭戦気分蔓延」という話題である。 個人的な印象では、これまでの報道では…

「百円の男」ダイソー創業者死す-日本を変えた100円業態

2月19日、百円ショップの草分けであり代名詞的存在の企業「ダイソー」創業者、矢野博丈(やの ひろたけ)氏が2月12日に心不全で死去していたことが同社から発表された。享年80歳。 「百円の男」矢野氏は、現代日本の経済界・企業界の巨人である。 百円均一の…

自治体職員の精神疾患休職10年で1.8倍…には特効薬がある?

2月17日、地方公務員安全衛生推進協会の調査結果が公表され、全国の自治体で精神疾患により休職1か月以上した人が10万人当たり換算で2,143人(2.1%)となったことがわかった。 これは、10年前の約1.8倍だという。それも20代と30代というまさに若手が平均以…

台東区資産家夫婦、実子虐待毒殺事件-児童相談所を「ハズレくじ職場」から救う法

2月14日、浅草で人気ホテルなどを経営する東京都台東区の「資産家」夫婦が、自らの次女(4歳)を殺害した容疑で逮捕された。 2人はこの次女に向精神薬ばかりか、車のエンジン冷却用の不凍液などを大量に与えて中毒死させたらしい。 4歳のわが子を、こういう…

「マルハラ」は精神病ではないか、と誰も言わない優しい時代

確か数年前から言われてきた、文末に句読点の「。」を付けると若者が「恐怖や威圧感を感じる」現象―― これが最近になって、マルによるハラスメントという意味で「マルハラ」という名称を付けられた。 また、これについては一度このブログでも記事を書いてい…

「悠仁さま東大進学」で皇室は国民からさらに遊離するだろう

数年前からず~っと言われ続けてきたのが、「秋篠宮悠仁さまの東京大学進学計画」である。 特に母親である紀子さまが、息子の東大進学に執着していると言われている。 2022年、悠仁さまは「超・進学校」とされる筑波大学付属高校へ進学した。これが東大進学…

カナダは性犯罪者を“去勢”する…について人権派は何を思う?

「世界的有名歌手」であるクリス(ウー・イーファン 33歳)が、中国の裁判所で強姦罪・集団わいせつ罪で懲役13年の有罪判決を受けた。 刑期を終えた後は国籍のあるカナダへ送還され、化学的方法で“去勢”が行われる見通しだという。 (⇒ FRIDAYデジタル 2024…

連続企業爆破犯・桐島聡、自白から4日で死亡-最後は本名で死にたい願望

先日の記事で書いたばかりだが―― 日本屈指の「指名手配有名人」、桐島聡が1月29日に死亡した。 入院して自らの名を明かしたのが1月25日だから、それから丸4日の命だったことになる。享年70歳。 なんでも彼は数十年前から「内田洋(うちだ ひろし)」の名で、…

「永遠の爽やか青年」指名手配・桐島聡、ついに逮捕-凶悪テロから歴史へ

名前はともかく顔だけは――ごく若い頃の顔だけは――日本人で知らぬ者もないほどの超有名人、桐島聡(70歳)容疑者がついに逮捕された。 なんでも偽名を使って神奈川県内の某病院へ末期癌のため入院していたが、突然自分から「本名を名乗る」と言い出して本当に…

京アニ放火大量殺人事件被告に死刑判決-日本人の死刑支持はますます強固に

1月25日、あの2019年7月の京都アニメーション放火大量殺人事件(36人死亡・32人重軽傷)の犯人(45歳)に対し、京都地裁は求刑どおりの死刑判決を下した。 (⇒ 京都新聞 2024年1月25日記事:京アニ放火殺人に死刑判決 青葉真司被告は最後におじぎ) もちろん…

「未来の超大国」インドは「地球の未来」イスラム勢力の防波堤・避雷針となるか

1月22日、インド北部の古都アヨディヤで、新しいヒンドゥー教寺院(ラム寺院)の建立式典が行われた。 それにはインド首相のモディ氏も出席し(というか主催者のようなもの)、実に盛大だったようである――もっとも建物は完成しているわけではなく、まだ建築…

障害者グループホーム(GH)開設が地元住民の反対で断念-ヒルズ・オフィス街にGHを!

横浜市金沢区で、民家を改装した障害者グループホーム(GH)を開設するプランがあった。 しかしそれが、近隣住民の反対を受けて断念されていたことが地元・神奈川新聞で報道された。 地元町内会の要望で開催されたGH運営会社の説明会では 「なぜ住民感情に配…

スゴい憲法-北朝鮮、南北統一をやめ韓国を第1敵国へ…と憲法に書くつもり?

1月17日、北朝鮮の国営朝鮮中央通信は、金正恩(キム・ジョンウン)総書記が1月15日の最高人民会議で―― 韓国との統一はもはや不可能であり、北朝鮮憲法を改正して韓国を「第1の敵国」に定めるべきだと述べた、と報じた。 (⇒ BBC 2024年1月17日記事:金正恩…

ペルー宇宙人ミイラ、やっぱり偽物だった-宇宙人ファンは永遠に屈しない

1月14日、ペルー文化省は例の「宇宙人(地球外生命体)ミイラ」を偽物だったと発表した。 (⇒ AFP-BBニュース 2024年1月14日記事:「地球外生命体」のミイラは偽物 ペルー政府見解) (⇒ 2023年9月14日記事:メキシコ議会で「非人類の遺体」2体公開-人間型…

「松本人志事件」スピードワゴン小沢一敬も活動自粛-なぜ女と遊びたいのか、の根本問題

1月13日、芸能事務所ホリプロコム公式サイトは、所属お笑いコンビ「スピードワゴン」の小沢一敬(50歳)が当面芸能活動を自粛することを発表した。 これはもちろん例の「松本人志(性加害疑惑)事件」の一環で、スピードワゴン小沢はその(性行為を目的とし…

「重度高齢化社会」を大災害が襲うとき-能登半島地震は日本全体の前触れ

1月1日に発生した能登半島地震は、今のところ200名を超える死者を出している。 今回の地震は、能登半島においては数千年に1度の規模と言われている。 その1度が2024年1月1日だったのだから、これは不運としか言いようがない。 平地には大きな段差・隆起・陥…

田中角栄邸「線香の消し忘れ」で全焼-日本の線香は長すぎる

1月8日の午後、田中角栄邸(東京都文京区目白台1丁目)から出火して2階建て住宅(延べ約800㎡)が全焼し、南側の雑木林なども焼けた。 ここには田中角栄の長女で元外務大臣の田中真紀子 氏(79歳)とその夫の直範氏(79歳)が住んでいたが、2人は無事。 そし…

文春砲vs超大物芸能人-ダウンタウン松本人志の活動休止

1月8日、ダウンタウンの松本人志が、所属する吉本興業の公式サイトを通じ芸能活動休止を発表した。 折りしも彼は週刊文春により「9年前の性加害」を報じられているのだが、それを否定する(名誉棄損)訴訟に注力するためだという。 本人もX(旧ツイッター)…

羽田空港JAL・海保機衝突事故-AI航空管制は進まないのか

1月2日、羽田空港の滑走路上で日本航空(JAL)機と海上保安庁機が衝突、双方炎上した。 海保機はなぜか進入許可されていないのに滑走路上におり、そこにJAL機が下りてきて衝突した。 JAL機の方は炎上前に乗員乗客379人が全員無事脱出(ただし、貨物室にいた…

日本の1人当たりGDP&労働生産性、過去最低に-これは政治が悪いのか

12月22日、日本生産性本部は「労働生産性の国際比較2023」を公表した。 それによると、2022年の日本の時間当たり労働生産性(就業1時間当たり付加価値)はOECD加盟38カ国中30位。 これは世界ランキングで前年より2ランク下がり、1970年以降で最低の順位とな…

ダイハツ検査不正で全車種出荷停止-官も民も変わりなしという現実

12月20日、ダイハツ工業(株)は、車両検査不正についての調査委員会の調査結果を公表した。 そこで175の不正があったことが判明したことを受け、国内外で生産中の全ダイハツ開発車種の出荷をいったん停止するとのこと。 そしてこの種の不正は、なんと30年以上…

来秋、郵便料金大幅値上げ-これが「民間の経営感覚」である

12月18日、郵便行政を所管する総務省は、郵便料金の上限を大幅に値上げする省令案を発表した。 このまま行くと、2024年の秋には大幅値上げが実現する。 定形郵便物25グラム以下の封書は84円から110円に、25グラム超50グラム以下の封書もまた94円から110円に…